蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

清水園  新発田市

2008-10-25 16:58:17 | 古民家、庭園
新発田は小さいながら独立した藩であり、溝口家三代目藩主宣直は17世紀中頃に、この清水園の場所に下屋敷を築いた。


四代目の重雄の時代には遠州流の茶人であった縣宗知を招いて、造園が始まり完成したのは元禄年間だという。


この辺りは清水谷と呼ばれ、確かに庭園に隣接して新発田川が流れている。そのためか、この庭園は非常に苔が見事で、石組にとても柔らかい印象を与えている。


明治以降に荒廃していたこの庭を、見事に再興したのが柏崎生まれの庭師の田中泰阿弥。銀閣寺の石組の再発見などで、有名である。


園内には五つの茶室が点在するが、中でも小ぶりな夕佳亭。


州浜には灯篭が立つ。


この庭の中核とも言える、石組。蓬莱山を表すように見える。


石橋の向こうには、腰掛待合が見える。








この庭の苔は種類も豊富で、素晴らしい味わいを与えていると思う。


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