蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

たかさご  新宿区中町

2015-07-30 18:06:08 | 蕎麦
こちらの蕎麦は、数年前から全て十割に変わった。


お品書きも絞り込んで、冷たい蕎麦はせいろの他には、天婦羅と鴨汁しかない。
天婦羅を野菜のみにするか、海のものも入れるかの選択は可能だが。




十割蕎麦は、見た目に派手なところはないが、よく香り、よく繋がっている。


野菜天婦羅は、さっぱりと揚がっていて、それでいて持つべきボリューム感がある。


平凡の中の非凡。
ご馳走様でした。
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といちや  上越市黒井

2015-07-28 23:05:19 | 寿司
旧北国街道をなぞる国道18号線をどこまでも北上すると、国道8号線との交差点で18号線は消滅し、その先を行けば佐渡汽船の乗り場に行き着く。そこを右折というか東方向に進み、直江津から一駅離れた黒井の駅にほど近いところにあるお店である。


割と地味な海沿いの住宅が並ぶ中に、一軒だけ食べ物屋さんがある。


このお店のお昼の売りは、13種類の具を乗せた海鮮丼である。
しかし、お昼から飲める最高の機会だったので、泥エビの塩焼きに生ビールから始めた。
泥エビ、甘さも風味も素晴らしい。養殖されて輸入される東南アジアからのエビとは比べものにならない。


続いて、上握り。巻物などにも神経が行き届いているのだが、驚くほど安い値段で提供されている。


魚の良さは、一目見ればご理解頂けるかと思う。


泥エビの軍艦巻き。甘さがすごく効いているエビだが、臭みはかけらもない。
パッと口の中に飛び込んでくる旨さ。


バイ貝も手の込んだ仕事がされて、味わいが深く感じられた。
直江津で昼から寿司を食べようと思えば、名店富寿司がお勧めかもしれない。しかし、このお店のご主人の感性の素晴らしさ。
原則、お一人でご主人が切り盛りするお店なので、定番の海鮮丼以外のものを注文すると待たされる傾向にある。しかし、このお店なら、ゆっくり待つだけのことはあると思う。

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青龍山 吉祥寺  群馬県川場村

2015-07-27 22:50:10 | 古民家、庭園
地図で見る限り、沼田から水上にかけての山奥には数多くの寺院かみられる。深奥篤い地域なのであろう。
その中でも、今日において庭造りに大変なエネルギーを出しておられるのが、川場村の吉祥寺さんである。


山門の手前の丈六の滝。なんと、巨大な岩の上から滝が流れ落ちる。後ろに、急傾斜の裏山を控えるわけではないのに、この不自然さ。
もしかして、こちらのお寺の作庭のテーマなのだろうか。


19世紀前半に建立された山門。雪深い川場の地で、少しのゆるぎも見せない姿。


山門をくぐると、左手に18世紀後半に建てられた釈迦堂が控えている。
茅葺の屋根が、実に柔らかな印象を与える。よくぞ、この土地に残っていたものである。




寺の一番奥の本堂南面には石庭が造られており、それが釈迦堂を借景とするといい味わいを出している。


石を配置するに、使われた精神的なエネルギーはどれほどかは分からない。
ただただ、この雪深い川場の地で、これ程の庭園を展開する力に驚いた。




本堂の西面に配置された昇龍の滝。驚いたことに、天然を活かしたであろう石組みの頂上近くから滝が迸る。
滝のさらに上に、山があるからできるのだろうが、本堂からの視線では、まるで石組みの頂上から水が流れ出ているように見える。


本堂の北面は、たっぷりとした水に石を立てた池泉の庭。


ここでも中心となる滝は、岩の頂点から池に迸り落ちる。
しかし、中心となる滝の右上方に、もう一条の滝をご覧いただけるだろうか。
この寺のテーマ、やはり最初の考えに当たったようである。

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グラン メール スエヒロ  旧豊田村

2015-07-23 21:14:16 | 洋食
旧豊田村は、替佐駅の駅前。しゃれたフレンチを期待するには、あまりに無理があるロケーションだが、ガイドブックを信じて訪ねてみた。


予想は、実に良い意味で裏切られた。レストランはそれなりの規模があるのだが、地元客に大人気のようで一杯だった。なかなかセンスを感じさせる待ち合いスペースでしばし、席が空くのを待つ。


なんとかカウンターの席に収まって、出てきたサラダは当然野菜の味が濃い。ドレッシングはたっぷりかかっているように見えるが、味付けが濃すぎず、主張の強い野菜に合わせて丁度いい。


ハンバーグを注文したのだが、ソースはトマトとデミグラから選べ、それなりにお値段がちがってくる。当然、デミグラソースを選択した。
驚いたのは付け合わせの野菜。まさしく、シェフが修行したという帝国ホテルの味がする。


ご馳走様でした。
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清水園  新発田市

2015-07-22 22:56:46 | 古民家、庭園
庭園が広々としているので全体に平地に築かれた庭という印象を与えるが、実は池庭の奥の方は意外に起伏がある。


州浜から奥の石橋を望む風景の左手には、築山へと登る姿が見られる。


築山に足を踏み込めば、丹念に世話をされた苔の姿がまず目に入る。




その奥にある石組みから、この庭の池を潤す流れが迸る。
流れのごく上流に架けられた薄い石橋。その下流にある石組み。どちらも、寓意を表すように見える。


池の中に建てられた石組みと、それを写す翠。
梅雨入り前半の時期に、短い晴れ間をぬって撮影ができた。
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蕎麦処 和太奈部  群馬県川場村

2015-07-21 21:45:28 | 蕎麦
沼田の町から緩やかな登り坂を登りつめ、もう少しでスキー場というところにある蕎麦屋さんである。


お店は田圃の中の川沿いに一軒だけ立っている。




お店の玄関までは、湿原の中の木道のようなウッドデッキを歩く。
なかなか素晴らしい庭も作られているのだが、人気店なので少なくとも休みの日は真っ直ぐにお店に入ることをお勧めする。庭を愛でるのは、帰り際でも大丈夫だ。


蕎麦は十割の田舎と、二八のせいろの相盛りを注文した。
田舎が十割になることは割と少ないが、まさしく私の好みである。


合わせる蕎麦汁は、三昧を選んだ。
普通の蕎麦汁に辛味おろし、キノコの出汁、それにクルミだれ。




クルミだれに、特製のラー油を落とせば、まるで担々麺のような味わいになる。




クルミだれは、主に二八蕎麦で楽しんだ。
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保坂邸  高田市

2015-07-14 21:43:51 | 古民家、庭園
高田の町の東側の郊外、戸野目の保坂家といえば、高田では知らない人はないほどの家柄であったそうだ。
その邸宅や庭園が年に一度だけ公開される。この数年、その機会を逃すことないように訪れている。


立派な玄関を持つ保坂邸の母屋だが、今年は公開される範囲には入らなかった。
着物の展示が行われた昨年の姿が、実に貴重に思われてくる。


玄関の前の、ちょっとした植え込みでさえ、これだけ立派な姿を見せるのだ。




今回、公開されたのは母屋の後ろにある、離れの建物とそれを取り巻く庭園である。
苔を丹精した庭も、限られた空間の中でよい味を見せるのだが、実はこの家の庭園ははるかに大きなスケールで造られていた。




現在の庭園部分の外側に広々とした池があり、それを取り囲む規模の作庭がなされたのだろうと想像する。
保坂一族は上越の政治の表立ったところに顔を出さないのだが、実は明治以降の近代化事業の大パトロン。
その上、歴史上の貴重な資料を集めていたようだ。それが、戦後の財産税の問題で雲散霧消したと、ものの本に書かれていた。

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頚城牛  ステーキ

2015-07-13 22:02:36 | 男の料理
新潟県の上越市を中心とした平野を、頚城平野と言う。新潟県は米所として有名だが、大きな川を中心とした平野を遮る山地が南北に走り、十日町の文化圏とこの頚城の文化圏は、なんとなく違う事が肌身に感じられる。


頚城牛を食べるのに、一番わかりやすいのはステーキだろうと推察した。問題は、どこへ行けばそれが手に入るのかである。
いろいろ試した結果、豊富な消費地の近くの、高田駅近くのスーパーが一番のようだ。


肉は、ゆっくりと中心部が室温になるまで、冷蔵庫から取り出しておいてなじませる。
ステーキを焼く前に、3種類のソースを用意した。左から、大根おろしに醤油、ケッパー、トマト玉ねぎソースである。


肉は、表面を焦がし、内部はゆっくり温まるようにフライパンに蓋をして休ませた。




私としては、カリカリにレアで焼き上がり、満足の仕上がり。
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ハヌマーンズ9  神楽坂

2015-07-09 22:05:39 | エスニック料理
少し前にできたタイ料理屋さんである。タイ料理なので、ハヌマーンが店名になるのは納得なのだが、「9」に関しては依然謎である。


入り口の姿は、それなりに金ピカしていて、多少の疑問を持たれる方も多いかとは思うが、だいたいエスニック系統のお店では、店構えから味を推察するのは無理がある。古くから栄えた大都市で、伝統的な料理を出す店なら伝統の厚みを感じさせない門構えはあり得ないが、世の中 そんなに条件が揃う方が珍しい。
良い意味での、予想が外れた経験を積むうちに、こだわるべき要素は別にあるような気がしてきた。


この日は、タイソーセージ入りチャーハンの一皿の夕食。もちろん、ビールの一瓶は注文したが。
タイソーセージは、香辛料のパンチがあり、さらにいろいろな肉の部位を使っている感じで非常に美味である。
十分な満足感を感じた夕食となった。
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オープンガーデン  上越市高田地区

2015-07-08 22:56:10 | 古民家、庭園
新潟県ではオープンガーデンへの熱意が非常に強いように感じられる。なぜなる、オープンガーデンの企画が県の中で、一地域に限られず手広く行われているように感じるからである。


最初に見に行った庭園は三階建ての、空中庭園。


実に多種類の花々が植えられていて、とても詳細情報までは付き合えない。


高田地区にも、料亭や個人の邸宅など、驚くほどに奥まって広い庭園があることは、この2-3年でよく認識できた。
そのように広々とした庭ではなくとも、家の内外から、ゆっくり庭を眺めて楽しめそうな何軒かの庭が、今回のオープンガーデンへとエントリーされていた、


町家には坪庭があるのが標準だが、それもない事もあるだろう。
そうなると、街道に面した家の前で季節の移り変わりを楽しむしか、風流に染まる手段はない。






上越市のローズガーデンでは、最も印象的な庭を見る事ができた。

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