蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

中野邸美術館  新津市

2009-07-30 22:56:45 | 古民家、庭園
中野家はこの地で代々の庄屋を務めていたという。それが明治の半ばまで散々苦労を重ねて商業規模の油田を掘り当て、その後は石油王と言われたそうだ。


今でも新津の町の南側に、壮大な規模の館および外庭(もみじ園)が残る。


旧中野邸に入れば、入口近くから中の様子を期待させる庭が出迎える。


邸宅や庭園は明治30年代から40年の長きを使って造られたという。邸宅は規模が大きい。写真は客用玄関。


挨拶の何のという面倒な儀式をショートカットしたい客のための門はこちら。




こちらのお庭も現状ではちょっと荒れた感じになってしまっているが、石油を当てて後の二代目は日本を代表する数寄者だったと言われるほどで、それは見事な庭が維持されていたものと思われる。なにしろ、こちらの敷地内の「新館」は、かの岡星茶寮へと移築されたのだ。




昔の庭園の姿は多くは残されていないが、石には何とも言えない迫力を感じる。




美術館内部の撮影は原則として禁止なのだが、邸宅を説明して下さった方の確認下だったので、屋内から庭を写してみた。

コメント (2)

この取り合わせは、無理があります

2009-07-29 20:17:01 | Weblog
近所に新しくできた蕎麦屋さんへ、お昼に行ってみました。なかなかモダンな建物で、インテリアも清潔感があって悪くないのですが、ランチは蕎麦+カレーの一種類(正確には冷たい蕎麦か、温かい蕎麦かを選択できるので二種類)しかできませんと言われました。随分変わったお店だと思ったのですが、蕎麦屋さんにはこだわり派が多く、それぞれの最高峰を出されるようなお店も無いわけではないので、試してみることにしました。


出てきたのは、確かに蕎麦にカレーです。サービスは悪くありません。
しかし、まず蕎麦を啜ろうとするとカレーの匂いが押し寄せてきます。カレーのお皿をお盆から外して、やっとなんとかです。蕎麦の姿はなかなかですが、汁が甘すぎてちょっと厳しいです。下町流の蕎麦の先をちょこっとだけ漬けるやり方で食べ終わりました。
カレーは取り立てて、コメントするほどの事はありませんでした。
ちょっと悲しかったのは、汁が甘すぎて蕎麦湯を使えず、蕎麦を食べた後だというのにカレーの匂いのゲップが出てくることでした。
コメント

大寿司  湯沢町

2009-07-28 20:33:44 | 寿司
新潟県の湯沢町は、魚野川沿いにある観光地だ。温泉客は一年中みられるが、冬場はスキー客で賑わう。


まずは生ビール。お通しについてくる枝豆は冷凍物などが多くてガッカリすることが多いのだが、シーズン初めのほのかな甘みが感じられるなかなかのものだった。


この時期にしか味わえない、魚野川の鮎の塩焼。しっかりと時間をかけて焼いてあり、内臓も新鮮そのもの。化粧塩が効いたひれもパリパリ食べられます。こういうものは、沢山は入らないので、二人で1尾でちょうどでした。


続いてお寿司へ行く。こちらは荒磯にぎり。




左手前の赤貝と右上にちょこっと見える鯛、そしてコハダが際立っていたという。




こちらは越佐にぎり。顔ぶれは確かに豪華なのだが、荒磯の迫力にちょっと負けているかもしれない。


思ったよりも敷居が高くないお店だった。

コメント (2)

長谷川邸  長岡市

2009-07-27 22:00:57 | 古民家、庭園
町村合併で長岡市が広くなってしまい、この屋敷の住所もそう表示されるが旧長岡市街からは信濃川を渡り17号国道を挟んだ小千谷の町のさらに西側にある。


母屋は18世紀前半の建築で、周囲には堀がめぐらされている。下越でも特に古い姿を残す屋敷は、昔の規模の堀で囲まれている。




見事な杉の木の脇にある表門。
その先に大庄屋格の長谷川邸が構えている。


18世紀前半の建築の母屋は基本的に農家の延長であり、内部の採光はほとんど存在しない。台所回りなど、全く薄暗いままの世界である。かろうじて18世紀後半の建築の新座敷(主に来客用に使われた)の廊下に、日の光りの気配を感じることができた。しかし、谷崎潤一郎の愛した暗闇の世界とは程遠い。


勿論、母屋にも上段の間など存在するのだが、天候のせいもあるのか、庭との距離が離れてしまっているように感じられた。




豪雪地帯の屋敷なので、軒の出は深く桁は見事な一本で通してある。その面白さはあるのだが、この庭はもうちょっと手を入れれば素晴らしい姿になるような気がして、そこが残念である。




18世紀後半の新座敷にも、小規模な庭がある。その昔は相当に洗練された庭であったのかもしれない。少なくとも、茅葺屋根のいくつかのカーブが出会う様だけでも絵になるように思う。


この屋敷のある辺りは中越大地震の震源地に近く、その際にはこの屋敷もそれなりの被害を受けたのではと思う。しかし、それも乗り越え、向って右奥の母屋も瓦葺から茅葺に戻して公開する余裕に、拍手を送りたい気分である。

コメント (2)

炙り牛のトマトソース添え

2009-07-24 22:19:45 | おつまみ
明治になっての肉食解禁以来、百年どころではない年月が経つというのに、日本人は肉の塊を食べるのが苦手らしい。レストランではともかく、家庭料理として肉の塊の料理が採用されるのは、未だに多くはないように感じられる。


しかし、ゴロリとした塊肉が見られないスーパーでも、薄切り肉は必ず常備している。これは、線の細い日本人が肉の塊という存在に未だに付き合えていないという事もあるのだろうが、もうひとつ、薄切り肉に関しては独特の何とも洗練された文化を確立してしまった、という事も関係しているのだろう。
それで、スーパーに行ったら、それなりの質のお肉が50%オフ!さっと炙って酢醤油におろしを添えればさぞ旨いだろう。しかし、今日はよこメシの予定。


発想を転換し、大根おろしの代わりにトマトソース。
箸でちぎれるお肉には、トマトソースも、そして赤ワインもよく合います。
コメント (2)

森の花

2009-07-23 21:56:15 | 自然
夜半過ぎから早朝にかけて大分降ったようだが、朝も遅めの時間になってから、抜けるような青空が広がった。


こんもり茂った木立を通して、日の光がうっすらと差し込む。雨露が宝石のようだ。




アジサイなども原種に近い姿なのだろう、庭先で見かけるようなこんもりとした大きさにはならず、色も深みはあるが地味な印象だ。


森の花はとても控え目な存在なのだ。
コメント (4)

山の実  竜王スキー場内

2009-07-22 22:56:03 | 蕎麦
石臼挽き蕎麦香房「山の実」さんは、北志賀高原の竜王スキー場を相当に登ったところにある。


お店の向こう側に見える別のスキー場と比べても、相当に標高の高いところにある事がわかる。


このお店が得意とするのは、手打ち蕎麦に石窯焼きピッツァ。そういえば、いずれも粉をこねて作る食べ物だ。
その真打が出てくる前に、お漬け物。何故かは分からないが、醤油の使い方にはっとさせられた。それくらいに、素材に馴染む味わいだ。




蕎麦は下界から離れた不思議な洗練の極。北志賀高原の奥まで来れば、柔らかめで太めの昔風な蕎麦を思うのだが、こちらは見事にそろった細打ち。それでも勢いがある。田舎らしくちょっと薄めの汁にたっぷりひたしても蕎麦は負けていない。こういうのは、非常に嬉しい。大らかに味わえるのは、せこせこしなくて気分がよい。




同時に頼んだ「ベーコンとたまごのピッツァ」。
この卵は実に味わい深い。きっととても健康な鶏が産んだ卵なのだろう。生地が薄めなのも、南イタリア風で私の好み。
行くのに時間はかかるけど、桃源郷のようなお店です。なお、冬場は、スキー場の仕事があるせいか、蕎麦は食べられません。
コメント (2)

デリカテッセン  旧軽井沢

2009-07-21 21:36:39 | おつまみ
軽井沢は宿場町で、碓氷峠から下ってくる旧道の両側にはお店が立ち並ぶが、少し脇へ入ると緑が豊かになる。旧道からちょっと入ったところにあるデリカテッセンさんは、結構な歴史のあるハム屋さんだ。


お店はモダンな造りで都会的に見えるが、隣の蕎麦屋さんの先は緑が豊かになる。




今回は、ローストビーフ(手前)を試してみた。なかなか好ましい焼き具合だ。
他は、時計回りにソフトサラミにチキンパイにカスラー。いずれもしっかりと勲煙を当てている味がする。
ビールのお供にも、最高だ。

コメント (2)

かつ善  神楽坂

2009-07-18 10:29:29 | 神楽坂よい処
揚げ物の定食が主流のお店ですが、この日はおつまみからやりました。


甘エビのから揚げです。生ビールによく合います。


とても美味しかったので、馬刺しまで頼んでしまいました。ニンニクが効いてます。


ヒレかつや、ロースかつやら、いろいろ心を惹かれるのですが、おつまみが結構なボリュームだったので、締めは海老フライ定食にしました。大きめの海老の歯ごたえもよく、鮮度良好で、大満足でした。
コメント (2)

豊年屋  上山田温泉

2009-07-17 22:26:41 | 蕎麦
上山田温泉は歴史のある温泉町で、いろいろとイベントまで企画して頑張っているのだが、やはりどこかのんびりとした所が残っているのが心地よい。


メインストリートでも、タイミングを見計らえばゆっくりカメラを構える時間があるのだ。よくよく見ると画面左手は蕎麦屋さんのようだ。


こちらは、この地域では辛み大根の「おしぼりそば」の導入が最も早かった豊年屋さん。蕎麦屋さんとしての歴史も大変なもので、なにしろ大正時代からのお店だという。


ブツブツと泡立つ大根のおしぼりに、味噌を溶き入れて、蕎麦を頂く。
おしぼりを注文しても、別にそば汁が出てくることが多いのですが、こちらはそのような不純なものは出さず「おしぼり」一本。
「おしぼりそば」は、なぜかお品書きでは冷たい蕎麦のカテゴリーではなく、季節の蕎麦として登場する。その理由を女将さんに尋ねると「冬場の鼠大根が最も辛くて、おしぼりにはあうのだけれど、夏場は辛い夏大根を使って出してます。」との事だった。
「おしぼり」が食べられない季節は無さそうだが、これはもう一度冬場に尋ねてみたい。
コメント (4)