蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

渡邉邸 関川村  平成の大修理2

2011-05-29 18:00:18 | 古民家、庭園
渡邉邸の座敷の奥には、見事な庭園が広がる。




江戸時代中期に、京都から遠州流の庭師を招き、作庭したものだそうだ。




庭石の多くは、紀州、小豆島、京都鞍馬などのものが使われている。


廻遊式庭園であるが、全開訪れた時には庭に降りる事は許されていなかった。
今回は、工事中の公開という点を配慮したのか、庭園の廻遊が許されていた。
建物の整った様子が見られない事を、補って余りある。






石橋を渡り、母屋の方を振り返ったしながら、ゆっくりと庭をめぐる事ができた。石もよいのだが、石に生える苔の姿も見事だと思う。




池の奥側から、母屋前の庭を眺める。随所に、これはと思う石が使われている。




池の奥の最初の築山を超えると、芝を張った橋が現れる。素晴らしい姿だが、あまり多くの人が訪れると芝がいたんでしまいそうだ。


その先へ向かえば、井戸があり、ちょっと裏庭的な表情を見せる。




池を一周して、座敷の隣の茶室の前辺りまで戻ってきた。

今回は、大修理と聞いてかなりガッカリしたのだが、それどころではない大収穫であった。


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4 コメント

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Unknown (雪だるま)
2011-05-30 11:48:30
遠州風
確かに、石組みやら木々の配列
石橋の組具合などにそれらしい雰囲気がありますね

修繕中だと結構ガッカリさせられますが
普段回遊できない庭を巡れたのなら最高ですね
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Unknown (j-garden)
2011-05-31 11:45:28
見事な庭園です。
江戸中期の作庭ですか。
落ち着きがあって、
寂び具合がいいですね。
改修が終われば、庭内へは入れないんですか。
今がチャンスですね。
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Unknown (kikouchi)
2011-06-01 22:48:18
>雪だるまさん
渡邉家の庭園はなかなか、回遊できるものではなかったと思います。
それが、修理中の配慮で普段入れない所を撮影できたようです。
何とも、ありがたかったです。
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Unknown (kikouchi)
2011-06-01 22:54:11
>j-gardenさん
北陸とか、能登とか、日本の中でも泣きたくなるほどに、人に知られぬ素晴らしい庭園がいくつもあるようです。
この渡邉家は母屋の建築が一流で、その分庭園も有名だろうと考えていましたが、私の前の団体客は、説明のない庭園には無関心でした。
残念、至極。しかし、写真は撮り易かったです。
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