この館が公開されるようになったのは、割と近年のことである。それまでは、この広大な庭園は、限られた人を除いて、ひっそりとその門を閉じていたのだろうか。
砂丘に建てられたこの館は、他に並ぶもののない二階を誇ったのだが、一階の座敷から見る庭の姿は実にしっくりと感じさせるものがある。
庭を回遊して眺めれば、松も紅葉も、より迫力のある姿を見せる。
どっしりとした屋根を載せながら、夏向きを意識した別邸の姿。
いささか威圧的に見えてしまうのは、こちらの僻みだろうか。
庭園内には、江戸の大名屋敷で使われた石造物などが多数配置されているという。
確かに、一朝一夕ではこの庭は作庭できない。
せいせいと開け広げた二階の座敷からの眺めは、とても開放的であった。
この座敷で名月をめでたら、それはさぞや素晴らしいものであったろう。
砂丘に建てられたこの館は、他に並ぶもののない二階を誇ったのだが、一階の座敷から見る庭の姿は実にしっくりと感じさせるものがある。
庭を回遊して眺めれば、松も紅葉も、より迫力のある姿を見せる。
どっしりとした屋根を載せながら、夏向きを意識した別邸の姿。
いささか威圧的に見えてしまうのは、こちらの僻みだろうか。
庭園内には、江戸の大名屋敷で使われた石造物などが多数配置されているという。
確かに、一朝一夕ではこの庭は作庭できない。
せいせいと開け広げた二階の座敷からの眺めは、とても開放的であった。
この座敷で名月をめでたら、それはさぞや素晴らしいものであったろう。
庭自体の造作も見事ですが、
二階から眺められる庭園というのは、
非常に貴重です。
行きたい庭園のリストが増えるばかりです。
実に見事
池の造作やら
背後の築山やら
紅葉の季節には
さぞやの景色だったでしょうね
明治以降、それも海運の伝統のある新潟の富が集積した時代の作庭と感じられます。
規模が大きく、二階から眺めることを前提とした庭作り、江戸以前のものとはちょっと視点が違い戸惑う感じもありました。
ちょっとこれ見よがしな風にも見えました。
新潟の庭園の多くは実に真面目で、針葉樹が数多く植えられ一年中緑が絶えません。雪の下でも、ダークグリーンが映える感じがあります。
この庭の紅葉の季節は、ちょうど撮影した時期か、あるいは一週間前でしょう。
ただ、深く雲がたれ込める天気で、紅葉が陽光にキラキラ映える姿は見ることができませんでした。