蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

高田の雁木

2008-07-11 21:36:16 | 古民家、庭園
高田は、海まで数キロの平地にありながら、年によっては2メートル以上の積雪があるそうだ。


昔は、山陰から東北までみられた雁木が町中に残っているのも、この町くらいのようだ。今後とも、保存・活用する方針だそうだ。




数は少ないながら、昔からの格子戸のある町屋造りの建物も残っている。


この辺りが、高田でも最も古い雁木が残されているそうだ。


敷石が残されていると、雁木の中の空間は親しみをグッと増す。足触りも、非常に優しくなる。重い石を運んだ昔の人の苦労がしのばれる。


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6 コメント

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残したいですね♪ (シャレード)
2008-07-12 15:30:36
雁木、雪の多さがこの設備を、格子の町屋の雁木、
張り出した二階が雁木の役割を果たしていつ家もありますね。
この部分は私有地ではないかと想像しています。

雁木から二階の屋根に上がるハシゴの有る家も見受けられ、
大屋根の雪下ろしの為かと?雪国の人達のご苦労が偲ばれます。
素敵な、貴重な写真拝見できました、ありがとうございました♪
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雁木 (にひぷこ)
2008-07-12 17:20:49
糸魚川市にもこの雁木が残っています。趣ありますねぇ・・・ 
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Unknown (kikouchi)
2008-07-12 22:00:17
>シャレードさん
上越市製作のパンフレットを見ながらの、にわか知識ですが、
・初期の雁木は軒先を延長しただけのものであった
・その後(江戸末?)雁木の通路上部を物置などに利用する造り込み式雁木が発生した
・明治以降は本二階建ての町屋が増え、母屋採光確保のため、平屋の雁木を付け足す落し式雁木が主流になった
とあります。
土地所有権などおおらかで、間口の広さで課税していた江戸の世には、作り込み式が可能であった、のでしょうか。

実際に町を歩いてみると、雁木の中は非常にこじんまりとした空間で、家の中と外の中間の場所のようです。
各家の醸す空気が濃厚に漂い、そこを早足で歩くことさえ、憚られるように感じました。
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Unknown (kikouchi)
2008-07-12 22:06:22
>にひぶこさん

糸魚川では昨年の秋に、これはもう最高と思われる白身ずくしのお寿司をいただきました。非常に感激したことを、覚えております。
その糸魚川にも雁木があるのですか。やはり、歴史のある町なのでしょうね。
その時は、お寿司屋さんしか寄りませんでしたが、これは街歩きを含めて、再訪しなければ。
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Unknown (sobaマン)
2008-07-18 22:25:58
確か新潟県の吉田町にもこの雁木造りの商店街が残ってますね。今では積雪が全くありませんが、当時は余程降ったのだろうなと想像できます。
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Unknown (kikouchi)
2008-07-18 23:18:45
>sobaマンさん
吉田町というと、燕市のお隣、信仰心深まる弥彦のおひざ元でしょうか。
十年近く前に伺った印象では(なにしろ運転しながらですので)赤茶けた昔からの道並みと、海に近いのに珍しく消雪パイプの走る道でした。

雁木は言われてみれば、いかにも残っていそうです。これは、貴重な情報をいただき、本当にありがとうございました。
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