蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

九頭龍蕎麦  神楽坂

2016-11-30 23:43:07 | 蕎麦
小浜藩ゆかりの地である神楽坂では、毎年「ドーンと福井 in 神楽坂」なる催しが行われ、福井の物産を売る臨時の店舗が出る。


この九頭龍蕎麦さんは、福井のぶっかけ蕎麦を神楽坂で食べさせるお店だが、そのイベントに毎年参加している。


普段は700いくらするぶっかけ蕎麦が、このイベントの期間に限り500円ちょうどで食べられる。


久しぶりに食べるおろし蕎麦。実に美味であった。
辛味大根おろしは、本当に蕎麦によく合う。


温泉の宿  千曲市

2016-11-29 21:41:56 | 古民家、庭園
戸倉温泉は、近年に掘られた温泉のようだが、その温泉街の中でも老舗のようなお店が形成されている。


主となる池庭は、ロビーに隣接していてそれなりの見応えがある。






温泉はこの宿の敷地内から湧いているそうで、水の豊かな土地柄である。


ロビーに対面して回廊が作られている。
その回廊を歩き池をめでながら、庭を一回りできるのも開放的で良い。




回廊のさらに奥には、昔に作られた離れがあり、回廊との間はもう一つ別の庭で遮られている。


離れは、それぞれが個室になっており、その部屋の泊まり客以外はここまでしか入ることはできない。


離れは移築されたもので、現在の庭にぴったりと合わせられたものではないようだ。
主室よりも、次の間からの庭の眺めが様になった。


つる見  神楽坂

2016-11-28 23:09:03 | 中華料理
神楽坂の中央を通る早稲田通りから、少し入った所にあるお店である。
無機質な3階建てのコンクリートの建物の入り口近くに「木曜日ランチ始めました」という、手書きの看板がぶら下がっていて、それがともかく気になって入ってみた。


お店に入れば宴席が盛り上がる最中、しかも昼の席はご主人一人で対応されるようである。
しかし、程なく驚くべき前菜三品が登場。






見事にアレンジされたザーツァイに、油揚げ、そしてレバー(フォアグラ)。


どれも、深みのある味わいで、当然のごとく紹興酒へと突入。




メインの酢豚と花巻が、またとてつもない。


ゆっくりと蒸したスープをいただいて、大満足のランチとなりました。

そば処 江川  小諸市

2016-11-24 22:19:14 | 蕎麦
古民家を移築して、そこで手打ち蕎麦を出すお店である。




その、姿勢はあくまでも純。美味いものを食わせたい迫力が漂う。








お品書きは、蕎麦と前菜の一種類だけ。前菜の殆どは、ご主人が地元で摘んでこられたようである。
どれも、味が深い。ただ、ボリュームが結構あって、いつ蕎麦に至るの、こちらの胃が限りがあるので少しだけ心配になった。


古民家の中は、随分洒落たディスプレイがなされている。


それで思い出したのだが、約10年前の雑誌「KURA」で、再建中の古民家として取り上げられたのがこちらだ。
手打ち、十割のお店として開業されていた。これは、本当に素晴らしい。




手打ち蕎麦、なんとも言いようがない美味さでした。
細部にまで神経が入っている蕎麦でした。


なんと、コーヒーにデザートまで付きます。



御殿山庭園  東京都品川区

2016-11-22 23:04:48 | 古民家、庭園
品川から大崎にかけての大規模開発が行われたのはいつかは判らない。おそらく、大きなホテルやマンションを建築する条件として都市公園を造ることが求められたのではないかと想像する。


この公園は、ホテルやマンションに隣接しているのだが、そこを考慮して公園の中の人影が極めて少ない。




品川という、新幹線が停車する副都心のような駅から歩いて15分。公園の園路を歩く内に、このような山深い佇まいになってしまったら、多くの人はそこで引き返しそうである。




都市の洗練とは関係のないヘビイデューティの靴を履いて、足元が確かならば、自然に近い苔の中の園路も楽しめる。


建築物は上の層と下に分かれ、下の層の前では、ライトのカウフマン邸を想わせる瀧が重々しい水音を奏でる。




苔庭の管理も申し分ない。






上の層では、下とは別の独特の瀧を中心とする流れ姿が披露されていた。

久しぶりの蕎麦打ち

2016-11-21 23:31:38 | 男の料理
ずっと怠けて蕎麦を打たなかったので、蕎麦粉が冷蔵庫の中で乾燥しすぎてしまい、水の量がわかりにくい。


頑張ってやっているつもりなのだが、なかなかスムーズにいかない。
水回しをそれなりに終えて、いざまとめようとしても上手くいかない。それで急遽水を足せば、なんだかベトベトして、折りたたんだ蕎麦がくっついて仕舞う。


定期的にやっていないと、ダメなんでしょうね。

肉寿司  神楽坂

2016-11-17 23:38:33 | 寿司
生の肉を握るお店である。ただし、肉と言っても馬肉である。
馬刺しを食べる文化は歴史があり、それだけ問題も起こらないようだ。






左から、赤身、カルビ、中トロ。そして巻物。
馬刺しの聖地、九州の醤油を使っていていささか甘めではあるが、馬肉事態はすっきりとした味わいだから気持ち良く楽しめる。


ご馳走様でした。

kakiya Bar 神楽坂

2016-11-16 22:32:54 | おつまみ
生牡蠣を食べられる季節になった。Barを名乗るお店にうかがった。


入って直ぐに、豪勢に生牡蠣が展示されている。
それ程、高い種類の牡蠣を食べるつもりはないのだけれど、管理がちゃんとしていることは一目瞭然。


3種類の牡蠣を、ピカピカの生で、泡もつけていただいた。
特別なチケットの時期で、それで900円。ちょっと驚いた。


これはまた、ご馳走様でございました。



トラットリア タルタルギーナ  江戸川橋

2016-11-15 22:06:44 | 洋食
昔、神田川のことを江戸川と呼んだ。江戸の真ん中を流れる川だからであろう。
江戸川に掛かる橋だから江戸川橋。これは江戸時代からの地名で、地下鉄有楽町線の駅名として残った。
江戸川橋から護国寺へは、江戸時代の絵図にも参道が描かれている。おそらく江戸の昔から江戸川橋はグルメスポットであったのだろう。


入り口には明るいタイル画がかけられ、柔らかくお客を迎える。


前菜の一皿は、サラミやハムの味わいが冴える。




ウニのパスタも、とても美味しく仕上がっていた。
ウニは味がしっかりしているので、炭水化物に合わせると持ち味を発揮する。


エスプレッソも、本当に一口だが香りが口中に広がる。


ご馳走様でした。



秋山郷  新潟県側

2016-11-14 22:56:22 | 自然
津南の町から南下して、秋山郷を訪れた。
中津川の谷あいに細い道をつけた造りはその昔の鈴木牧之の時代とルートとしては変わらないような感じがする。


深い谷を片手に見て、行き違いも難しい道であり、緊張感を伴う行程である。




人工的な堰によって造られた滝なのだが、迫力は見事に迫ってくる。
素晴らしく清らかな水の流れを見ると、なぜか飛び込んでしまいたくなる願望が湧いてくる。ちょっと怖い。




道から川までは断崖絶壁。よくも、この先まで至る道を付けたものだと思う。当然、曲がり角で向かうからくる車を見て、更に踏み出すかを判断する道のりであった。


見玉の集落ではこの日がお祭りで、天然物のキノコを使ったキノコ汁が無料で振る舞われていた。
汁に入っているキノコは天然物で姿が大きく、驚くほど風味が良かった。こんな凄いものを無料で出す。今の時代でも、秋山郷では貨幣経済とは異なる経済観念がごく普通に通用しているようだ。まさしく、尋ねるべき秘境だと感じ入った。


切明温泉を過ぎて、大滝の手前で名もない滝をみかけた。
清流の鮮烈な迸り、名もない滝ながら一見に価する。