蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

天ぷら 若杉  高田

2018-11-28 22:28:58 | 日本料理
高田の天ぷらやさんの老舗である。


この日、早めの時刻を狙い、予約をしていなくてもカウンターの一角に座ることに成功した。


お品書きをよく見て、注文したのは比較的安めのランチコースである。
しかし、手抜きはなく、ハフハフの海老や、白身魚を気持ち良く楽しめる。




ししとうや、茄子の揚げ姿素晴らしい。


次は小海老のかき揚げ天丼、というタイミングでストップをかけて、メゴチを注文しました。
香りが素晴らしく、味わい深い一品です。


オプションの一品を挟むと、天丼を食べるときの達成感が非常に増します。
お試しください。


真田十万石まつり  長野県旧松代市

2018-11-27 21:33:32 | 古民家、庭園
秋の始まりに真田藩にちなんだパレードが行われるようだ。
それを狙って行った訳では無いのだが、ほぼ全容を収めることができた。


殿様を補佐する重鎮たち。年齢的にもぴったりな方々が演じられて、日本システムのルーツのようなものを感じることができた。


歴史ある館を前に、奴の足踏み。
割と気軽に演技されているが、歴史的な価値はどんどん高まるように思う。


藩主の登場。堂に入った姿と感じた。


そして姫君。

福寿庵  湯沢駅前

2018-11-26 23:09:27 | 蕎麦
ペコペコという程ではないのだが、いつもの蕎麦を味わって締めるのでは物足らない腹具合である。


蕎麦の脇に親子丼を乗せてもらった。どちらも出汁が勝負なので、それ程の違和感はない。


いつもの蕎麦。いつ食べても旨い。
食べる順序としては、蕎麦からになる。


トロトロの親子丼。これは堪らない。蕎麦を食べる横で、目一杯雑念を送ってくる。
確かに旨かったです。


長谷川邸  長岡市

2018-11-21 23:41:50 | 古民家、庭園
晩春の晴れた日に、長谷川邸を訪れた。


堅固な堀に守られた姿は、富の偏在を連想させる。


長屋門の規模、そして見通される母屋の姿、全て越後の豪農の文法にかなう造りである。


茅葺の屋根がなんとも美しい。前庭には特別なしつらえは無いが、庶民用の玄関の先に奥庭が見通す事ができるのが嬉しい。


建物に入って直ぐの土間。天井が高い。




奥座敷から見渡す庭の姿。なかなかである。


この家は家の奥にも庭がある。
多くの邸では、味噌蔵や米倉の間にある空間であり、バックヤード的な位置づけなのだが、実に隙を見せない姿が素晴らしい。




冨美家鍋  京都市錦市場

2018-11-14 21:58:15 | 日本料理
錦市場の中を、昼前に歩いてみた。中はごった返していて、築地市場の場外のようである。
食べ物といえば、外人観光客を目当ての歩き食べの串物が主流のように見える。


しかし、その一画に京都の人々からもしっかりと支持されるお店がある。
お店に入ったのは11時少し過ぎで、その日の入店第一号。他に人が入らないので、不人気になってしまったかと心配していたら、11時半頃から大変な勢いで入客があり、12時前に私がお店を出た時には、行列が出来ていた。


グツグツ煮えるお鍋の出汁は本当に丁寧に取られている。天婦羅の海老はお世辞にも大きとは言えないが、それよりは出汁の味わいが大事。この鍋焼きうどんの出汁は本当にただ者ではない。深みが凄い。万人を喜ばせるように、やや甘めの味付けにしているが、出汁の味わい深さはしばらく忘れられないように思う。


ご馳走様でした。


圓徳院北庭  京都市東山区

2018-11-12 23:00:56 | 古民家、庭園
この庭に置かれている石は特別である。


なにしろ伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したものだという。






寺院の庭では考えられない迫力ある巨石大石が、線の細い寺院の庭先にあるのも、その説明を知れば納得である。
桃山の迫力ある造形美が大好きなkikouchiには、智積院に続く大ヒット。これは凄いの連発でした。




これだけの力のある石を集める事も、その価値を相応に評価する事も桃山の大名でなければできなかったのではと、思わせる。

千ひろ  祇園

2018-11-06 21:21:57 | 日本料理
四条通からとても細い路地に入る。


ぼんやりと明かりが見えれば、それがお店の入り口。


前菜七種。まずはビールから始めたが、すぐに冷酒へと移行した。


一番上から時計回りに、鯛の身の干物。


黒豆の枝豆。


鯛のキモのゼリー寄せ。


銀杏。


百合根。


バイ貝。これが実に旨い。


ジャコと松茸の軸。


秋刀魚の煮物。魚の香りも、器も素晴らしい。




お造りに塩昆布。このお店の伝統のようだ。鯛の後ろは鰆。


貝柱しんじょと松茸。今年は豊作のようである。


穴子寿司。ふっくらとした味わい。


鯛の脂蒸し。
骨に付いた身を出すのもこの店の伝統のようだ。まるで蟹の身をほじるように時間がかかるが、それだけのことはある。香りも素晴らしい。
この後に口直しのマスカットが出たのだが、それは撮影を怠ってしまった。


焼き茄子にに豆腐、玉蜀黍の唐揚げ。


エビ芋もネギの白味噌仕立て。芋のつなぎ目に見事な味のアクセントが。


ご飯に味噌汁、香の物。


仕上げのオレンジとリンゴのジュース。こちらも、このお店の伝統の一品だという。




智積院  京都市東山区

2018-11-05 18:37:21 | 古民家、庭園
拝観料を払うと直ぐに、長谷川等伯の国宝障壁画を見るコースになっている。桃山の絵画の迫力は圧倒的だが、当然ながら写真は撮れない。




庭園は利休好みの庭と伝えられるが、少しイメージが違うような感じもする。




確かに、石組に迫力は感じられる。ただ、利休というともっとミニマムな世界に凝集した好みに思われるのだが。




小雨が降った直後で、石の表面がしっとりと濡れた状態であった。