蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

宇木の古代桜(4) 源平しだれ桜、区民会館前の桜  山ノ内町

2015-04-30 23:20:27 | 自然
昔の尼寺、大日庵の境内には紅白のシダレザクラがあったという。




平家の赤を代表する桜は枯れてしまい、白のシダレザクラのみがが残されている。
自然条件が厳しい土地だけあって、源氏の白も無傷ではない。


それでも大日庵よりは桜の古木の方が長持ちするもので、庵の跡は古木の後ろにある赤い屋根の小屋を残すのみのようだ。立派な仏が納められているが、これではいささか情けない姿に感じられる。




幹が空洞化した古木でも今年の花を付け、大日如来の古仏は小屋へ押し込められる。人の世の移ろいは、自然よりも激しいのだろう。


この地域で最後に見たのが、区民会館前の桜。
樹齢は400年。この地区の方々の心のよりどころになっているのではと、想像した。

世に桜の名所は実に多数ある。桜という樹、手入れが不足すると簡単に枯れてしまうこともあり、江戸時代からも桜の名所は色々と移り変わった。しかし、古木はおいそれと新名所を造るわけにもいかない。その年その年の、花の姿をレポートする意義もそこにあるような気がしている。
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手打百藝 おお西 別所支店  上田市別所温泉

2015-04-28 23:53:01 | 蕎麦
信州別所温泉は、名のある観光地である。上田平という散歩に絶好の盆地の奥に有名な温泉があれば訪れてみようと思うのも、無理はない。


常楽寺までは大変な賑わいなのだが、そこから更に上に登る急坂は人気がない。たった、数百メートル登るだけなのだが、登る途中で心配になるような山道である。
しかし、しかるべき距離を登り切れば看板は大きく、蕎麦の魅力を一瞬で感じさせる。
さらに、お店としているのは相当に格の高い農家のようだ。




屋根の形を見るに、明治の初期に生糸(絹織物)で、相当な資産を稼いだ家を蕎麦屋さんとして解放しているのだろう。
玄関までの間、母屋との間に堀を設けるというほどではなかったようだが、母屋の壁にごく小さな窓しか設けられていないのは、余所者を警戒してののことだろう。


お店に上がり、一息つく。そう、別所温泉入口から回り込んだお店で、一時間半以上待ちますと言われて、いささか切れた感じでこちらへと移動したのだ。あきらめた店は、席を待つ客をお店の中にも入れず順番待ちの番号札を用意もしない。そうなると、隙をついて逆転入店組もあり得るので、お店の入り口で行列を作りひたすら待つしかない。そういう、混雑は日常的に経験されていないかもしれないが、北信地区の有名店でそれをやらないのははっきり、落ち度だと感じた。
それに比べ、このお店のリラックスできること、なんともたとえ難し。




蕎麦は大西流の発芽蕎麦。もう少し、主張が強いかと思っていたのだが、実にさっぱりとしている。確かに、豆類も、もやしとして発芽させてしまえば、栄養たっぷりの硬い実よりはさっぱりした感じになる。それを蕎麦に挽くのだから方向としては、雑味の少ない方へ向く。
おお西の創業者は、相当にアクの強い姿でお店におられるのだが、どうやら更科的な口当たりのよい蕎麦へと探究心を伸ばしているようだ。

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宇木の古代桜(3) 千歳桜  山ノ内町

2015-04-27 23:24:48 | 自然
長野県上高井郡山ノ内町宇木地区。ここは、高社山の麓である。


桜の背景には、未だに雪に覆われた志賀の山々が見える。
この桜、千歳というのはそれ程大きな誇張ではなく、樹齢は850年と推定される。


幹の太さは、大変なもの。
長野県でも一、二を争う古木の根元へ近づけるのは、普段からの手入れが良好だからなのだろう。


この日は、まさに見頃であった。

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郷土食堂  信州中野

2015-04-23 22:59:12 | 蕎麦
郷土と書いて「ごうど」と読むようだ。生粋の富倉地区の蕎麦を出す。


蕎麦が出てくる前に、サービスの大恩の煮物が出てくる。これが温かくて、味がよく入っていて、絶品なのだ。


今回は、山菜てんぷら付きざる蕎麦を注文した。
季節の山菜がさっと並ぶ。採れたてのものが多い感じだが、てんぷらは300円代の値付け。ともかく、お得だと思う。




蕎麦は富倉流の平打ち。当然、つなぎはオヤマボクチだろう。
ボッチに盛る伝統を伝えるが、これだと蕎麦が乾きやすいという。
この土地に昔から伝わる薄めの汁に、蕎麦をどっぷりとつけて食べる快感をたっぷりと味わった。
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宇木の古代桜(2) 大久保の桜  山ノ内町

2015-04-22 23:46:51 | 自然
隆谷寺から約1200mなのだが、結構のぼりくだりがきつい。


古木を遠方から見れば、高社山の中腹にあることがはっきりと見て取れる。


まさしく、この日が花の盛りであったように感じられる。
古木の足元は、多くの場合墓地になっている。いつまでも忘れられない場所だし、花見ついでに墓参りに来てもらえそうだ。しかし、人によってはそういうロケーションを気にする。気軽にお花見という感じにならないのだ。




それが、なるべく気にならないようなアングルを探してみたが、古木の良さを伝えるにはちょっと厳しいかもしれない。
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宇木の古代桜(1) 隆谷寺の桜  山ノ内町

2015-04-21 22:54:29 | 自然
長野県には、数多くの桜の古木が残されている。
北信の山ノ内町の宇木地区には、5本ほどの古代桜があり、毎年花の時期には駐車場とパンフレットが無料で準備される。


隆谷寺の古代桜。
樹齢は推定400年。シダレザクラの原種とされる。


背景の山には、わずかに雪が残る。




このシダレザクラ、少し花に勢いがないような感じがした。


これだけの古木がありながら、この日は境内を独り占めすることができた。
サービスの桜茶を花を眺めながら、楽しんだ。
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天吉  関内

2015-04-20 18:41:39 | 日本料理
天吉さんは、横浜では珍しい100年の歴史を持つ天婦羅屋さんである。


この日は混み合っていたが、ご主人の対応がしっかりとしているので、気長に待つことにした。
天婦羅定食にしようと思っていたのだが、カウンターの席から天婦羅を揚げる職人の姿をみると、もう一つ凝ったものを注文する気になった。
それで、季節の天婦羅盛り合わせに、生ビールという展開になった。




甘みの強いホタテ、さっと揚がったワカサギ、熱々のレンコン、それぞれ美味しかった。


ご馳走様でした。
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アメリカ山  海の見える公園 横浜

2015-04-15 23:45:01 | 古民家、庭園
この公園がきっちりと整備されたのはごく近年のことだそうだ。


しかし、北米で使われる芝生やレンガ、そしてベンチの配色は、およそ100年前からほとんど変わらず使い続けられたような印象がある。


不思議なのだが、芝生がなくてもきっちり北米(およびイングランド風)を感じさせる庭作りをするのはそれほど困難なことではないようだ。


ただ、日本の横浜においては、数多くの文化大使ともいうべき方々の1世紀を超える歴史が大きく寄与したのかもしれない。

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東渕江庭園  足立区

2015-04-14 22:08:32 | 古民家、庭園
足立区郷土博物館に付属して造られた庭である。


作庭は小形研三。博物館のテラスから庭を眺めると、庭園の全景が見て取れる。この地域は、マンション開発が庭園周辺にまで広がらず余分なものが写真に写りこまないのがありがたい。




臨渕亭を眺めれば、樹々の芽吹きの前の季節でありながら豊かな自然を味わうことができる。


腰掛け待合の窓ひとつ撮っても、春の息吹の力強さが感じられる。


現在、待合からみて池の向こうで建物を建築中のようだ。屋根の色はそう派手ではない良識的な範囲なのかもしれないが、工事のための目隠しシートが取り払われると視線の上部の持って行きどころがなくなるのではと思う。




この庭には凝った流れの装置が設置されている。人工の動力に依存しないと作れない流れなのだが、不思議にその機械的な動作が鑑賞の妨げにならなかった。




今回初めて訪れた臨渕亭の入口。禅寺のようなしつらえがなされていて、驚いた。


庭園の中には桜は見当たらなかったが、塀の外側の桜が満開であった。

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食彩 一番  神楽坂

2015-04-13 21:19:05 | 日本料理
神楽坂から少し入った、出来て新しいお店である。ご主人はイタリアンのシェフからの転身。


最初に出てくるサラダは、イタリアンそのもの。ドレッシングの味わいは、なかなか。野菜はたっぷりと盛られている。


煮魚を選択したら、新鮮なカレイがたっぷりと。


これは、ご飯がすすみますね。
甘辛な汁で煮ているのですが、変な甘さがないのが素晴らしい。


ご馳走様でした。
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