蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

静嘉堂文庫 世田谷区岡本

2011-07-31 23:37:24 | 古民家、庭園
世田谷区の外れの方にこんもりとした一山が、三菱の岩崎家の霊廟として丸々残されている。




それらしい門をくぐれば、不思議なほどに整えられた道路が文庫へと通じる。
その周囲には、見事な自然が残されている。


岩崎家の廟は、明治末年にジョサイア コンドルの設計で造られた。


その周辺は、なぜか自然に近い状態をで保存されている。




静嘉堂文庫は、日本および中国の歴史的文書を保存する目的で、大正13年にこの土地に移設された。
岩崎家の力で集めた貴重な文章が多数集められており、今日でも学芸員の手を必要とする。


展示室の脇をぬけると庭園に至る。しかし、作庭好きな岩崎家がここでは庭園を残していない。
非常に手厚く管理されてはいるが、写真程度の傾斜地の柴庭しか残していない。
なぜ、岩崎家は清嘉堂に庭を造らなかったのか。これだけでも、相当に重いテーマになりそうだ。


アンズちゃん

2011-07-30 21:49:50 | Weblog
我が家のアンズちゃんは、どうやら、夏場に弱いようだ。


洗濯したてのタオルを敷いてもらうと、一日中そこでぼんやりとして過ごす。


近づくと、多少は興味を示すのだが、すぐ眠くなってしまうようだ。
まったく・・・


一之江名主屋敷 江戸川区

2011-07-29 22:07:12 | 古民家、庭園
江戸の初期に、一之江地域の新田開発をした田島家の住居である。


周囲に濠をめぐらし、入口は長屋門。それなりの防衛設備が必要だった時代からの古民家は、お江戸では珍しい。




門をくぐれば、見事な松の姿が目に入る。
曲がり屋の部分が増築されたのは、18世紀だという。


母屋の囲炉裏では、訪れた日も火がくべられていた。害虫駆除のために、一年中囲炉裏に火を入れる必要があるようだ。




江戸末か、明治初期に造られた池庭は、それなりの姿に造り込まれている。




その庭園を逍遥し、ふと後ろを振り向く時に最高の邸宅の姿を見る事ができる。


これだけ昔のままの姿が残されているとは、思ってもいなかった。


本格インド料理 ビスミラー

2011-07-27 23:05:09 | エスニック料理
気圧配置のお蔭で、少し前までの灼熱は収まったが、それでもある程度の時間、屋外に居ればよく冷えた何かが欠かせない。


それをどこで補給するかは、二次的な問題になる。
大切なのは、これまでの我慢を埋め合わせてくれるように、キリキリに冷えていてくれる事。
本来は、キリキリの冷え方は好まないのだが、昨夏からそれどころではない物を感じている。


実に勝手な注文で、生おかわりにサモサ。
揚げものはインド人の得意とするジャンルで、悪くなかった。


かいこのうち  須坂市

2011-07-24 21:27:25 | 古民家、庭園
長野市近く千曲川の東側でも西側でも、その昔絹織物で賑わった街の様子を感じ取れる場所がある。


こちらは、明治30年代に建てられた蚕産農家の自宅を、開放されている。
規模は大きくないが、街中の庭としてしっかり根付いた感じが素晴らしい。


どうやら奥の蔵までこのお宅の所有のようだ。
このような、母屋から蔵までの中規模な庭も、坪庭の兄貴分の独特な存在として、認めてもらってもよいような感じがする。






庭には、細かく手が入れられている。
個人の邸宅の内部ではあるが、こういうものこそ文化を真に支えていると思う。


大変な暑さが迫る日で、家屋の中におじゃますれば涼しいのだが、事情があり早々に失礼してしまった。
季節がよくなったら、ゆっくりと出かけたい場所の一つである。


泰眞  須坂市

2011-07-23 17:52:50 | 蕎麦
蕎麦は信濃町の農家と契約して栽培された物を使い、それを自家製粉する。
オヤマボクチをつなぎに使い、平打ちに仕上げる。


須坂の中心からはやや外れた場所にあり、観光客はあまり入りそうにもないが、休日の昼ともなるとお店の前の駐車場は一杯になる。
天ざるを注文した。おもしろい事に、海苔は蕎麦にかけてなく、別に出てくる。


蕎麦はオヤマボクチつなぎにしては、柔らかい口触り。昔の蕎麦のスタイルを伝えるのではないかと、想像してしまう。


天麩羅の揚がり具合も実によい。
当然、天汁は蕎麦汁とは別に付く。
もり蕎麦にミニ天丼のお得ランチがメニューにあるので、このお店は天麩羅にも自信があると見た。


おつまみも、種類は少ないがちゃんと用意されていて、よく冷えたビールに合わせたら、実に幸せなひと時をすごせそうに思われる。
ご馳走様でした。


百合満開 月岡公園  堀之内

2011-07-22 22:58:23 | 自然
魚沼盆地は、周りを山に囲まれていて、流れ込む水は最高なのだが規模は限られている。


恐ろしくなるほどに日差しが強い午後に、この公園を訪れた。
全体のスケールが飛びぬけて大きく、百合は、奥の段にひっそりと植えられているように感じた。


それでも、実に華やかな姿を見る事ができた。


カラスアゲハが、一羽迷いこんで来た。
黒みがかった七色の姿が見事だった。


百合の花の豊かさが、ごく自然に感じられた、


鯵(2)

2011-07-21 23:03:05 | 男の料理
三枚におろした身を全部たたきに使ってしまうのも、脳が無い。


一晩、昆布で締めて刺身にしたら、昆布の味が入ってより複雑な味わいが楽しめた。


調子に乗って、にぎりも試みたが、酢飯の扱いが難しく、上手くまとまらない。
口の中でハラッとくずれるのではなく、箸でつまむだけでくずれる出来上がりとなった。


鯵(1)

2011-07-20 21:32:14 | 男の料理
新鮮な鯵を一尾100円で売っていたので、ついつい購入してしまった。


新鮮ではあるが、一切手をかけていないので、身をおろすところからしなくてはいけない。
胸鰭の脇に包丁を入れて、頭を切り落とす。


腹にを切り落として、わたを出す。


背骨に沿って包丁を入れて、一枚目のをおろす。


新鮮なので、ぜいごなども皮ごと取れてしまう。


やりなれないので、骨の周りに沢山身が残る大名おろし。




身はたたきに切り、大葉と合わせれば、我ながらなかなかの味わいだった。
骨の周りは、ささっと煮たてて、船場汁にした。