蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

霧下蕎麦  若月

2008-01-31 23:08:31 | 蕎麦
若月一子さんは、長野の信濃町でも蕎麦打ち名人として評判が高く、全国に蕎麦打ちの技を教えて歩いた後に、こちらのお店を開かれたと聞いている。JRの駅からちょっと歩いたところに、こじんまりとしたお店がある。


この日は、訪れた時には他にお客さんもなく、なんとも長閑な雰囲気だった。それが、連休とか、お盆のころとかとなると、2時間近く待ちの修羅場と化すから恐ろしい。
でも、本質は黒姫の山なども見渡せる、呑気な田舎の蕎麦屋さんなのだろうと思う。


蕎麦を注文する前に、野沢菜の炒めと紫蘇が効いた大根の漬物が出てくる。それにお茶で、しばらくは間が持つ。




もり蕎麦は、まず粉が非常に純な感じがする。どこまでも、蕎麦だけの味で勝負という感じだ。
ただ、蕎麦は茹でがちょっと固すぎると思う。蕎麦の肌がもう少し、つやつやしていてくれると、さらに嬉しくなるのだが。盛は非常によい。これで普通もりとは、信じられない。
やはり、名産地の蕎麦一本のお店という印象をもった。

コーンビーフの日

2008-01-30 23:13:55 | 男の料理
コーンビーフの缶詰、よくありますよね。でも、必ず缶詰にしないと成立しない食べ物では無いのです。先日、実にレアな作りたてのコーンビーフを見て、そうか!と分りました。


コーンビーフ、ちょっと大胆に茹でたジャガイモと合わせます。それならと、今日のメインはステーキになりました。


残りのシチューにキノコを足せば、それはそれで、味わいある一品になりました。

松よし  大崎集落

2008-01-29 23:29:57 | 蕎麦
関東と越の国の境、関越トンネルを抜ければ湯沢の雪景色が広がる。そこから、さらに20キロ程北、六日町を過ぎて国道17号線を外れて、国道291号線に入る。この道は、かつての清水峠越えの中心ルートではなかったかと、数年前からにらんでいるのだ。
六日町市街を外れて八海山の麓に大崎の集落がある。この集落には八海山尊神社もあれば、どうも由緒のありそうな龍谷寺もある、どうやらこの近隣の文化の中心であったらしい。なにしろ、大崎集落には新潟県の中でもこれは、という蕎麦屋さんが2軒、相当だなという寿司屋さんが1軒ある。集落の人口を考えたら、大変なことだ。


大崎の松よしさんが、昨年の秋にお店を新装オープンされたという。この数年、人気は高まっていたので、いい折なのだろう。私は、そんなこともまるで知らずに寄ってみたのだが。


まず、突き出しが出てくる。大根の煮物がちょっと甘めで、変わらないいつもの味だ。せいろと、野菜天ぷらを注文した。


蕎麦は、地元塩沢産の色黒で力強いもの。以前に較べると、太めに感じられるのも心強い。そして、つややかな姿には、そそられるものがある。新装して、蕎麦がより純に、素朴に近くなった感じがした。


揚げ切りのよい野菜天ぷらは、まさしくこのお店の味。これを、大判揚げにして、かけ蕎麦の具とする大名メニューも、以前からのこのお店のスペシャリテだ。


藍を使わない暖簾にも、雪景色が映える。

福井県 越前と若狭の観光展  新宿京王百貨店

2008-01-27 23:27:07 | 蕎麦
お江戸の新宿に、越前の衆が大挙してやってきたような感じがする。場所は京王百貨店7階の大催物場。この時代としては、いささかクラシカルなる横断幕などもかかり、催物場の中は福井一色。土曜日の寝坊の頭もはっきりとしない内に、家を飛び出したのだがお目当ての茶屋コーナーは、午前11時というのに、大変な行列。ここが列の最後と、看板を担ぐ男衆まで出る始末。


まずは、越前おろし蕎麦。これは、大人気の品ゆえに、蕎麦を茹でる先からはけてしまう。それで、客と先を争うばかりの勢いで、はしから茹でる。それを、つっと出す。お客が多いせいで、茹でたてが食べられる(本当です)。蕎麦の香りは、すこしはとんだようにもみえても、越前おろし蕎麦、流石の味わい。出汁は毎回感動するが、本当に悪甘いような気配はみじんも無い。そこへ、今回は大分辛みの大根がきいた。やはり、おろし蕎麦は非常に上手な蕎麦の食べ方だと感じる。


それにしても、おろし蕎麦一杯では、もたない。ついでに、鯖の棒寿司もいただく。やはり、越前はこれかなー。
この他にも、焼き鯖寿司とか、へしことか、酒飲みに向いたものが、いろいろあります。百貨店内の特設の茶屋でしたが、越前の蕎麦の味は、実に現地に迫っていると思います。少なくとも、東京で標榜されている幾つかのお店よりは、福井らしく辛口でした。

雪の上の足跡

2008-01-26 17:50:13 | 自然
雪の森の中を散歩していると、いろいろな足跡を見かけます。


これはウサギですね。よく、スキー場のリフトなどから、見えますよね。


ウサギよりも、ずっと小ぶりなこれは、なんの足跡なのでしょう?きっと体もウサギよりも小さく、結構なジャンプ力があるようですね。リスかなにか、げっ歯類でしょうか。



ベーコン、ニンニクのスパゲッティ

2008-01-25 22:01:20 | 男の料理
作るたびに思うのだが、このソースはカリカリのニンニクが決め手になる。それならば、オリーブオイルを多めにしてニンニクの薄切り炒めに力を注ぐのも一方。それでも、脂臭くならないバランスを極めるのが更に高度な術。


結論から言えば、高度な術は永遠の課題として残りそうです。今回も、ニンニクはご機嫌の火の通し方ですが・・・。


タマネギ、ニンジン、セロリなどと合わせて、ふた皿目はビーフシチューでした。

たかさわ  信濃町

2008-01-24 23:25:08 | 蕎麦
「たかさわ」さんは、信濃町のたかさわ地区の蕎麦生産者組合が出されているお店です。
黒姫山麓でも、飛び切りのお水がいただける場所で、地元産の粉で食べさせてくれる、お店です。


お店に上がれば、美味しいお茶と茸の煮物がいただけて、それだけでも相当に和みます。そして、このお茶がいかにも「また、お出でになりましたか」という感じに出迎えてくれるお茶なのです。そこで、お品書きをよくよく眺め、蕎麦の他に何を注文するか、沈思黙考です。


ワカサギのフライは、ワカサギの味が濃く、季節がら逃せませんね。でも、これに茸の天麩羅まで付けると、やりすぎになってしまいます。


悩んだ末の注文が、茸のバター炒め。これなら、そんなにお腹にこたえないです。


締めは、数量限定の十割蕎麦。蕎麦の旨さは、本当に流石です。汁も、ちょっと甘めですが、ひところほどではないように感じました。
わざわざ、時間を割いて訪れるのに値すると思います。

そばの花  真田町

2008-01-23 23:14:40 | 蕎麦
長野道の上田インターから、菅平方面に北上すれば、すぐに急斜面が続くと思い込んでいたが、真田町は盆地のような地形で結構な平地が続く。
特徴のある十字路を左折するまでは非常に分り易いのだが、お店の近く数百メートルの所で見落さないのがポイント。


辿りつけば、お店は雅味あふれ、外の道からでも大概分るだろう。


まずは供される漬物(蕎麦の実入り)のカチッとしている姿に心引かれる。


蕎麦は、徹底した細打ち。それでも、つやつやとした姿が最後まで楽しませてくれる。技ありですね。


蕎麦に勢いを感じます。そして、高度の洗練もあるのです。
よいのですが、細打ちは毎度汁とのバランスが難しく、ちょうどよい付け方を知りたいと思うほど。
繊細な感覚を、生かしているお店と思いました。

鶏レバーソースのフェットチーネ

2008-01-21 21:19:56 | 男の料理
新鮮な鳥レバーがあったので、ひとつやってみよう、という気になった。
レバーは必要なら血ぬきなどの処理をしておく(ちなみに、私は冷水で洗うだけ)。タマネギ、セロリはみじん切りにしてじっくり炒める。そこへベーコンを加え、さらに炒める。ベーコンの味が廻ったら、1cm程度の角切りにしたレバーを加えてさっと炒め、トマトに赤ワインを加える。それから、ちょっと煮込んでソースは完成。


パスタは、やはりフェットチーネがよく合う。多目の湯で、麺同士がくっつかないように茹でる。これにはコッテリ系のソースが最高。


おろしたパルメザンチーズを多めに降りかけて、熱いうちに。