蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

十の庭 本法寺  京都

2018-05-30 21:36:17 | 京都の建物、庭園
十の庭と書いて、つなしの庭と読ませる。


石組みも刈り込みも近年の作だそうで、確かにキリッとした角が(良い意味で)立つ、モダンな造りである。


よく整備された作庭で、整理整頓が行き届く印象がある。


妙顯寺の隣にあるのだが、寺全体に静けさが感じられた。


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本法寺 巴の庭  京都

2018-05-23 23:42:31 | 京都の建物、庭園
18世紀後期の大火により伽藍は燃え尽きてしまったようだが、この庭は室町の姿を伝えると言われている。


作庭当初から、鍵型であった庭と記述されているが、最も凄みを感じさせるのが渡り廊下に囲まれたこの部分である。
確かな視線が、通っているように感じられた。




この凝縮したエリアから渡り廊下を越えると、一つ緊張感が失われる印象がある。




枯瀧も蓮池もありながら、坪庭のような最初の緊張感を維持できないのはなぜなのだろう。
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妙顯寺(光琳曲水の庭)  京都

2018-05-17 23:36:41 | 京都の建物、庭園
尾形光琳の絵図になぞらえた庭だそうである。


白砂の水が曲水を描く。


飛び石も流れるようなカーブである。




松の枝はどのようにして、この形になったのだろうか。
確かな技術とそれなりの年月が必要に思われる。

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妙顯寺(孟宗竹の坪庭)  京都

2018-05-14 18:41:26 | 京都の建物、庭園
大客殿から奥書院への廊下に沿って、孟宗竹の坪庭がある。


坪庭に竹を使うのは珍しい。竹の地下茎が坪庭から建物の下までに伸びて、筍が出てきたら、大変な事になりそうだ。
おそらくは坪庭の淵を深く石などで固めてあるのだろう。


苔と青竹という地味な取り合わせだが、お寺にはよく合うと思う。


春の冷たい雨が降る日に訪れた。



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妙顯寺(四海唱道の庭)  京都

2018-05-07 21:39:57 | 京都の建物、庭園
14世紀前半に後醍醐天皇より寺領を賜り、京都最古の日蓮宗のお寺が建立された。




御所にほど近い場所にあり、貴人を迎えた勅使門を持つ。
その内側に広がる白砂の庭は、確かな見応えが感じられる。


白砂の庭の一画に、苔の見事な築山が控える。


読み解けば、曲水の庭である。




うす緑の若葉が香る、見事な寺であった。
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山鉾巡行 祇園祭  京都

2017-07-18 21:23:01 | 京都の建物、庭園
祇園祭を見に行ってきました。


京都全体が人出で大変ななか、陣取ったのは新町通りの一画。伝統的な町家が並ぶ道筋です。




道の両側は見物客であふれていて、鉾の高いところしか見えません。


特別のお計らいにより、二階から見物させていただきました。


ここなら鉾に乗っている人々の表情も手に取るようにわかります。


綾傘鉾の前を、お稚児さんも歩きます。




「綾傘棒振り囃子」なる魔除けの舞踏が目の前で展開されました。


綾傘鉾自体は、比較的小型。






船鉾は、まさしく船の形をしています。

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祇園の路地  京都市東山区

2012-05-02 20:56:55 | 京都の建物、庭園
雨の中を高台寺へと急いだ途中の風景である。


もう少し、工夫すれば余計な物も写らないのに、というアングルに思える。
ただ、敷石の光具合がそういう事を救っているようにも思う。




しっかりと立ち止まる余裕もなく、撮影したおかげでボケボケである。




この辺りの街は、夜になるとどういうことになるのか、想像もつかない。
歴史的建造物ではないが、不思議な雰囲気が漂う街並みである。

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等持院  京都市北区

2012-04-25 22:04:20 | 京都の建物、庭園
14世紀半ばの建立。当時の時の人、足利尊氏と夢窓疎石が関わった寺である。


南面の庭は、特別な物は見られない。




方丈の東に位置する霊光殿を回り込むと、西側の心字ヶ池を中心とする庭が目に飛び込んでくる。
その西側の庭の東半分は沢山の石が組まれて、とても饒舌な庭である。
山梨の庭も思い返され、夢窓疎石の作庭意図が脈々と残されているように感じた。


西側の庭自体は、池泉回遊式庭園。北面の庭園の西奥には茶室が立てられている。
これから見ても、西側の庭は江戸も相当後になってからの手が入っている事が感じられる。少なくとも、禅寺の瞑想の庭の視線に入る場所に、いかにも人為的な建物を持っては来ないだろう。






作庭年代がどうで、その後手がどうと言っても、この西側の庭はなかなか華やかで魅力的である。
据えられた石も、ちゃんとした力を持っている。


東側の庭はより古い様式を伝えると言うが、それを読み解くのはなかなか難しかった。


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高台寺    東山区

2012-04-18 21:38:26 | 京都の建物、庭園
祇園から目と鼻の先にあるのだが、お寺自体は周囲から切り離された高雅な世界として完成している。


ありがちなことだが、その足元まで敷石を伴う俗世間が迫ってくる。


しかし境内に入ってしまえば、山科との境の山を背景とする別世界が広がる。


小堀遠州作と伝えられる庭。桃山の庭の迫力を残した石組に見える。
戦国の世を生きた人には、これくらいの迫力は当たり前の事だったのだろう。


方丈門前の庭では、しだれ桜が満開だった。


開山堂と霊屋を結ぶ廊下は、中国趣味で造られている。


伏見から移築された茶室。
天守閣を模ったような時雨亭は実に珍しい様式というが、戦国大名の趣味と、目前に迫った戦への備えへの覚悟が感じられ、趣味云々の域を超えているように見えた。

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興臨院  大徳寺 北区

2012-01-01 22:14:20 | 京都の建物、庭園
興臨院は大徳寺の塔頭。建立は16世紀前半だが、庭園は方丈の復元工事(昭和50年より)に伴い、復元されたようである。






短い京都旅行の最後の夕陽を惜しむ瞬間であった。




茶室の涵虚亭。
晩秋から初冬にかけての季節が供えられていた。

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