蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

焼肉 一龍  軽井沢町

2014-08-28 22:43:10 | エスニック料理
お盆休みの前後は晴れれば気温も高く、どこへ出かけても人込みが凄い。そのため、タネが切れてしまい、いつでも新鮮なネタのある食べ物話が多くなるのは、皆様のご理解を得られることかと期待する。


国道18号線、かつての軽井沢バイパス沿いにある韓国料理を出すお店である。




こちらはお店の横に一龍庭なる、それなりの広さのある庭園がある。特に凝った造りではないが、夕暮れ時に辺りが涼しくなれば、しばらくの時間をつぶすのに最適だろう。
このお店は昼間は割と空いているが、ハイシーズンの夕食時ともなると修羅場のごとく混み合う。全ての席が予約で一杯で、しばらく待たされる事もある。そういうお客を待たせる場合に、持ってこいの空間に思われる。




訪れたのは昼過ぎで、お盆休みの直後だというのに店内にお客は殆どいなかった。
落ち着いてユッケジャンを味わうことが出来た。
スープの味に深みがあり、気持ちよく食べられた。

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ぎょうざ PAIRON  新小川町

2014-08-27 23:15:39 | 中華料理
神田川(昔は江戸川と呼んだ)に沿って、JR等の飯田橋駅の北側はその昔は三業地として栄えたようだ。神田川の水運の荷揚げ場も近く、神楽坂とは別な盛り場であったようだ。


それを今に伝えるものは、殆ど残されていない。ただ、この辺りの商店街の食べ物屋はどうも魅力的なお店が多い、という無形の伝承が残されているだけのような気がする。PAIRONさんは出来て間もないお店のようだが、味の方はなかなか確かだと感じた。


こちらはぎょうざを始めとして、雑駁な中華を構えずに食べさせるお店である。
カウンターに座り生ビールを注文すれば、突き出しは生のキャベツ。博多のラーメン屋さんのようである。しかし、少しだけかけられたドレッシングは、少し期待させる味を感じさせる。


まずは冷菜盛り合わせ。ピータン系の卵はコレステロール実に高そうだが、ここで引っ込む訳にもいかない。鶏の爪は、ゆっくりしゃぶると旨味がどんどん出て来る。


空腹だったので、続いて揚げ春巻き。カサッという春巻きの皮と、炒めてあんを絡めた具との幸せな出会い。これは、生ビールがすすむ。


そして、シュウマイ。具の味付けにひと味何かが効いている。他のお店では食べた事の無い味が口に広がる。


酔っぱらい鶏は、実に肉が柔らかく、しかも旨味がのっている。


PAIRONぎょうざをスープで。香り豊かだった。


ここまで食べても、少しだけお腹に余裕があったので、食べるラー油かけ卵ご飯で締めた。

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大滝荘  上越市上小沢

2014-08-26 22:12:54 | 蕎麦
この辺りは荒井の街から最寄りの温泉場のようだ。


耕して山頂に至るような棚田の脇をどんどん登って、登り詰めたところにあるわずかな平地に建てられた湯治場である。


そんな山深い場所でありながら、蕎麦の繊細さはなかなかなものであった。


蕎麦の香りは濃い。それに合わせる蕎麦汁は、江戸風の甘辛味が強いものではなく、出汁はよく効いているがすっきりとした味わい。田舎蕎麦をどっぷりと汁に付けても味わいを損なわない。
しかし、天婦羅の油が汁に浮くのはさけたいのだろう。山菜の天婦羅は抹茶塩が付けられてくる。これは、山菜の元気な味を引き出すのに悪くない。




いろいろと繊細な細打ちもあるのは承知だが、蕎麦としてもっとも魅力があるのは、こういう田舎の太めの蕎麦ではないだろうか。
もちろん、好みは人によるのだが、蕎麦の草っぽい香りを味わうには優れた打ち方だと思う。
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稲泉寺  木島平村

2014-08-25 21:45:49 | 神社仏閣
高社山を中心に持つ木島平村には、自然の持つ力強さがその土地固有のものとして感じられる。


稲泉寺は高社山を本尊とする訳でもない飯山の寺を起源とする寺なのだが、やはり自然環境そのものに恵まれているのだろう。




寺の田圃を減反する事になり、田圃の後に蓮を植え始めたのが今から約20年前。
現在は、五反部の蓮田が広がる。


わずかの時間に、このお寺は蓮の咲く寺として有名になった。


お寺の飼い猫だろうか、まるまると太って人馴れたネコが昼寝をしていた。


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郷土食堂  信州中野

2014-08-22 20:45:21 | 蕎麦
郷土食堂と書いて、ゴウドショクドウと読む。
富倉地区の蕎麦をそのまま持って来た感じの蕎麦を出すお店である。
本来、富倉の蕎麦を里で出すなら飯山の街が一番近そうなのだが、信州中野でお店が大繁盛しているのもおもしろい。


富倉地区の蕎麦は、オヤマボクチのつなぎで有名である。つなぎの繊維が非常に固く、蕎麦を重ねて切る事が出来ず、広げたままの姿で、一本一本切るという。
こちらの蕎麦姿は富倉地区、そのものである。


蕎麦を切るのにはかなりの技術が必要になりそうだ。
少しでも切り易いように、裏側のものが透けて見える程に薄く伸ばして、平打ちに切るようだ。


蕎麦の合間に合わせるのに、茸の天婦羅はぴったりである。
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焼きトウモロコシ

2014-08-21 23:36:55 | 男の料理
醤油を付け焼きにした焼きトウモロコシは信州の観光地の名物として広く知られている。
私としても好物なのだが、近年はいささか問題を感じている。
トウモロコシが糖度の高い品種へとどんどん変わってしまい、近年は生食できる品種が幅を利かせている。しかし、それでは甘みがきつ過ぎてお菓子を食べているように感じるのだ。

私がずっとあこがれているのは、昭和40年頃まで存在したもち・うるちという品種であるが、おそらく絶滅寸前であろう。
1973年頃からハニーバンタムという品種が主流となったが、その当時は甘過ぎると感じた。その後、それどころではない糖度の高い品種が主流になったのはご存知の通りである。

トウモロコシの食べ方も、いろいろと工夫がなされたようだが、その工夫はなぜか糖度を高くする事を目的とした工夫で、焼く前に水にひたすとか、最後の一皮はむかずに蒸らすように焼くとか、あったが実はどれもピントこなかった。炭火で焼くのも、ムードとしていかにも良さそうなのだが手間が大変な割に、特別な焼き具合には至らなかったように思う。


いささか逆説めくが、私の経験では魚焼きグリルを使って、普通にガス火で焼くのが、手間がかからず、しかも凝りに凝った焼き方と比較しても遜色無くいけるようだ。
醤油を刷毛で塗りながら焼くのはいい香りを出すが、あれはお店がお客をつるのに必要な仕掛けではないだろうか。新鮮な醤油を使えば、あえて焦がしたりしない方が味は深いように思われる。
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輪王寺  仙台市青葉区

2014-08-20 20:47:19 | 古民家、庭園
仙台市内の庭園は全て空襲で燃え尽きたかと思っていたが、大学病院の先に昔からの姿を残すお寺が並ぶエリアがあるようだ。


輪王寺もそのひとつ。門前までバスで行けて、ささっと参道を歩む事が出来る。




池和は元々は大正期のものだそうで、それ程古い歴史がある訳ではない。




住職の気質が発展的なのか、州浜や三重塔など次々と新たなる庭園要素が導入されているように見える。




池沿いには、沢山の松が植えられて、しかもその刈り込みもきちんと行われている。
この日の仙台はよく晴れて、日向の暑さは耐え難かったが、日陰には、驚く程の涼しさがただよっていた。
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ハヌマーンズナイン  神楽坂

2014-08-19 23:13:42 | エスニック料理
台風の余波で湿度が高く、気象条件としてはタイ本国と変わらない厳しさではないかと思われる日本の夏である。いくら冷房が効いていても、懐石料理など食べたいとは全く思わない。
タイの中でも、屋台などの気取らない味を目指した感じが、一服の清涼感を与えてくれる。


前菜は、毎度おなじみの生春巻きから。このお店の生春巻きは日本人向きにマイルドにアレンジされている感じが強い。もっとバクチーを効かせ、香辛料自体も生の姿を見せてくれるとありがたい。


タイ風ソーセージの盛り合わせ。
フランスの植民地となったベトナムには、いかにも熱帯という条件をクリアしたフランス人が好みそうなソーセージや、フランンスパンの文化があるのだが、それがタイ領土にも入り込んでいるのだろう。サラミ風のソーセージは、生のものと、炒めたものの2種類があるのだが、どちらも味が深い。


締めは、カオ ソーイ。
カレー味の出汁の利いたスープにラーメンが入っているのだが、さらにトッピングにラーメンを揚げたカリカリのメンが載せられている。




メンの入る丼は、よく火の入ったスープにメンだけだが、別皿には新鮮野菜やら漬け物やらが盛られていて、当然それをトッピングする方が美味しい。
このカレースープに関しては、日本人向けアレンジはほとんど感じられず、好みでもっと唐辛子を利かせるのも不思議ではない感じであった。
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泉橋庵  岩手県平泉町

2014-08-18 22:48:39 | 日本料理
毛越寺には、仙台発6時45分の東北線で出かけ、境内を2時間程かけて見て回った。
多少の空腹を覚えて、昼前には驚くべき庭園を後にした。


平泉の駅前から旧4号線を南に行けば、それなりの蕎麦の名店があるようだ。しかし、そこまで歩いていこうとするといささか距離がありすぎる。
道の途中でこのような看板を見つけ、方針変更となる。なにしろ、ホテルで見たガイドブックに寄れば宮城県北部から岩手県にかけては、地物の鰻が捕れるらしい。


それもあるが、暑さで参っている体が強く生ビールを欲していた。
比較的手ごろなお値段でいただける鰻丼に、生ビールはかなりに意思の強い人でもフラフラーと寄せられてしまうもの。


それに肝焼きが付けば、まずは無敵となる。
後で知ったのだが、こちらは創業明治25年の老舗中の老舗である。


鰻の垂れは、味の塊のようなもの。
これで丼軽めに一杯は丁度良い。


御馳走様でした。
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毛越寺  岩手県平泉町

2014-08-11 23:49:09 | 古民家、庭園
毛越寺は日本では唯一とも言える、平安朝の雄大な庭園の姿を伝える庭である。


寺院の規模は雄大でも、その構造は比較的単純に造られ力強い。
北に山を背負う金堂(写真中央にその基礎の盛り土が見える)を中心として、その左右(というか東西)対称的に常行堂や鐘楼が配される。鐘楼のさらに南側には大泉ヶ池が位置する。
写真は池の南側のその昔には朱雀門が設けられていた場所から、金堂を向けて撮影したもの。伽藍の配置は左右対称ながら、西洋的古典的なシンメトリーを嫌う作庭記のものの見方が根深く宿る事が感じられる。


大泉ヶ池の岸は、荒磯として石が敷き詰められている所でも、池の汀の穏やかさが保たれている。しかし、例外的に2カ所に地球の中心から真直ぐに立ち上る「気」を現すような、厳しい石が立てられている。それはいずれも鐘楼の真南に当たる。
これは西側の石立てで、作庭記の「山をつき野筋を措く」の実例とされるようだ。


この石立ての直ぐ先には、舟を泊めるに丁度良い芝地の斜面が続く。




東野鐘楼の南には、出島と池中立石。
大海原の荒波に対す石と見るのも納得できる。
驚くばかりのエネルギーを感じさせて止まない。


金堂の裏山よりの流れをお堂の北東に集め、遣り水と呼ばれる小川を池に流す。
遣り水は、土と水より流れ形造るものなので、その昔から風水の思想の影響を強く受けた庭園構造物である。


岩によって流れを受け、水の泡立ちや渦を造り出して流れの勢いを表現する。


遣り水は最後まで勢いよく流れるが、どっしりとした池の水に取り込まれる。


この日の午前2時間をこの庭で過ごした。
実に贅沢なひと時であったと思う。
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