蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

井波の街並みと瑞泉寺  富山県南砺市

2018-07-30 18:40:10 | 古民家、庭園
井波は井波別院瑞泉寺の門前町である。


山門へ続く一本道の両側には、昔からの町家が立ち並ぶ。瑞泉寺は山を背景に建てられている。
琵琶湖東岸の大木本の町にとても近いものを感じた。


国登録有形文化財の「齋賀家」では活用プロジェクトが行われ、内部が公開されていた。


瑞泉寺の本堂(手前)に太子堂。本堂は明治の火事で焼け、同18年の再建。
太子堂は大正7年の再建。
歴史の厚みはないが、規模が大きく清々しい姿である。


中央は19世紀初頭に建てられた山門。広々とした、規模の大きな寺である。

蕎麦会席 松屋  富山県南砺市井波

2018-07-26 23:26:17 | 蕎麦
井波は瑞泉寺の門前町である。割と小さな町で、駐車場から瑞泉寺まで、片道10分で往復すれば町の様子は大体把握できそうである。


しかし、その規模のお店に蕎麦の名店が複数あるというのが、いかにも門前町らしい。


天ざるを注文したのだが、味の柔らかい天汁が、蕎麦汁とは別に付いてくるのがとてもありがたい。


蕎麦は野性味を感じさせるやや太め。口触りが、鬼胡桃を感じさせる。


色鮮やかな春の山菜。
北陸の蕎麦も本当に悪くない。

苔の園  石川県小松市日用町

2018-07-23 21:49:44 | 古民家、庭園
裏山から流れてくる澄んだ小川が敷地を横切る。


敷地内には、苔のための木陰を作るためだろう、適度な密度で立木と竹が配してある。


瑞々しい苔の緑は、土壁や木造の館の色とよく合う。




見事な苔の姿を眺めながら、園内を回遊するのも気持ちがよい。


杉苔が、とても勢いがよい。


夕方の光に鮮やかに照らされていた。


福寿庵  湯沢駅前

2018-07-19 22:34:32 | 蕎麦
越後湯沢から関東方面に帰る時に、緑豊かな地域からコンクリートの世界に戻るような感覚を覚える方も多いかと思う。


緑豊かな地域でしか展開できない蕎麦もあるようだ。それが必然にはならないかもしれないが、コンクリートの世界では実現できないものも多い。




蕎麦の味わいを本当に活かす平打ちのような感じの柔らかい蕎麦。味わいは深く強く、蕎麦を汁にどっぷりとつけた方が蕎麦の香りを感じやすくらいである。


とろろ芋にも素晴らしい香りがあると思うが、それは蕎麦の香りほど強くはない。
うずら卵の滋味がよく感じられた。

松任城址公園  石川県

2018-07-17 21:35:27 | 古民家、庭園
松任の駅から直ぐ場所に、城址公園がある。松任の駅は珍しく町の中心地にあるという訳だ。


城は平城で、大した大きさもない。攻められたらあっという間に落城してしまいそうである。
それとも昔は、周囲に堀なども構えていたのだろうか。


昔の姿を知るであろう年輪を重ねた樹が残されていた。

草庵  鶴来町 石川県

2018-07-11 21:48:01 | 蕎麦
北陸鉄道石川線の最終駅からさらに山に向かって入ったところに、水の流れが豊かな蕎麦屋さんがある。


かなり不便な場所にあると思うのだが、駐車場は日本各地からの車で一杯。しばらく待つことになった。
入店しても、前室で相当に待つ。
やっと蕎麦が出てきたのは、この地での約束時間ギリギリ。


それでも、手をかけたトロロ芋の口触りを楽しむ時間はあった。




蕎麦の切れ味は、また凄い。
ただし、日常的に楽しめる「いつもの蕎麦」とは、少し異なるハレの食になっている。
日常的な範囲で実に旨いお店も、この周辺に多数存在するようだ。


ご馳走様でした。

松任ふるさと館  白山市 石川県

2018-07-10 21:13:28 | 古民家、庭園
もともとは吉田茂平の館として、山島村に建築されたと推定されている。


その後、明治末年に松任駅近くのこの場所に移築された。
その際に、玄関周りが建築されたという。その時点で、相当に昔のバランスは無かったようである。




表玄関直ぐが囲炉裏の間。ツヤツヤ光る板敷きは本当に無神経。昔の囲炉裏の味わいを殺して憚らない。


母屋の移築後の大正年間に、庭園「紫雲園」は金沢の庭師等により作庭された。




水の流れの良い池と、そこに貼り出した松を巧みに使い、見ごたえのある庭園となっている。






平凡な灯籠や石とも見られそうな姿だが、もう少し由来がありそうだ。


一二三  湯沢町西口

2018-07-04 20:55:41 | 日本料理
シーズンが終わり、気楽にカウンターに座れるようになると、やはりこのお店が出す料理の味わいが光る。シーズン中は、予約なしでは全く入れないお店なのだが。




早春の事になるが、ちょっと珍しい鯵のヌタが抜群の美味しさであった。






ヌタまではスムーズであったが、それ以降は勝手なお客の注文でそれなりに混乱していた様子。
そういう時には、あまりこちらの勝手を言わないほうがよさそうだ。
それで、見事なマグロも出てきたし。