蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

たねや  さいたま市

2014-11-28 23:45:49 | 蕎麦
さいたま市の東側、市街を外れた田園風景の中にあるお店である。


入り口は料亭のような立派な造り。
門をくぐって階段を登れば、見事に手入れされた庭園が広がる。


11時半からの営業であるが、35分に行ったら座敷の席は満員で、廊下の机に案内された。
それが幸いして、蕎麦が出てくるのを待ちながら、じっくりと庭を眺めることができた。






辛味おろし蕎麦を注文した。紫色のおろしが鮮やかだが、辛味もなかなかのもの。
ふわっとした感じの味の蕎麦を、よく強調する。
汁は辛めで、全体に都会的な蕎麦だが、なかなか充実感があった。


お店の奥にある坪庭も、よく手入れされている。


ご馳走様でした。
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たねやの庭園  さいたま市

2014-11-27 23:41:48 | 古民家、庭園
この庭園はあくまでも蕎麦屋さんのお庭である。しかし、その完成度は驚くべきレベルで「さいたま景観賞」を受賞している。


お店はさいたま市の頭部にあり、元々の敷地が相当に大きな規模であることはすぐに見て取れる。
お店に入るにも、立派な門をくぐる必要があり、それにたじろいで帰ってしまうお客もおられるそうだ。




実に立派な門をくぐり、階段を登ると母屋の前の主庭の景観が広がる。その演出は見事であった。




庭木の手入れ、石の配置、どれも本当に手をかけていることが伺える。
この庭を展開されているのは、伝統ある庭園の維持か、それともお店の外装としての贅沢なしつらえなのか、門からお店の入り口までの数十秒の間では判断がつかなかった。


お店の入り口を境として、蕎麦を味わうことに神経を集中させることとした。
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Brasserie Gus  神楽坂

2014-11-26 23:33:23 | 洋食
今月もいろいろあったな、と思う日の晩にフレンチで締めることにした。
ギンガムチェックが似合う実質的なお店である。


オーブンに入れて、フランスパンの表面に焦げ目を入れたグラチネの味の決め手は、実は玉ねぎの焦がし方にある。玉ねぎが色づいてきてから
、丹念にヘラで混ぜて、飴色になるまで(本当に茶色までやると味が違います)火を入れる。
一方で、ちゃんとしたフォンを取り、それを使う。その結果がこのような深い味を呼ぶ。


ふた皿目の肉料理は牛のタン。じっくり煮込んだ上からハーブのソースを合わせてある。
牛肉を美味しく食べさせる店は多いが、フレンチ風のタンとなると、東京でも限られるように思う。


デザートはソルベにした、酸味のきいた大人の味である。


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生島足島神社  上田市

2014-11-25 23:54:19 | 古民家、庭園
上田の街の西の外れ、塩田平の入り口のような場所にある神社である。


起源は多くの神社と同様に歴史以前に遡るようではっきりしない。
文献上に登場するのは、平安時代になってからのようだ。




本社は池の中の島に位置する。様式としては、ずいぶん古い形を受け継いだもののようだ。




磐座・磐石と書いて「いわざ・いわさか」と呼ぶようだ。
古代からの信仰を集める石。
いったいいつからこの場所に置かれたのか、記録は無いようだが、日本の石をあしらった庭の原点のような、強い存在感を感じた。
この石を目の前にして、確かに貴重な存在として崇める気持ちが自然に興った。
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吉祥亭  直江津

2014-11-20 22:44:22 | 寿司
直江津の駅から港までは数百メートルしかない。しかし、その間に料亭があり、寿司屋があり、蟹専門店がある。その昔は、おそらく遊廓もあったのだろう。


昔からのお店が軒を連ねる一画、すれ違いはできるがギリギリくらいの横丁にあるお店だ。
ビールを頼めば、バイ貝の煮たのが突き出しに出てくる。


まずは、あん肝。鮮度も、旨味も(おそらく鮮度抜群なものを蒸して、それを調度よく保存したのだろう)見事。
この一皿だけで、ここまで来るのに要した疲れが吹き飛んでしまう。






このお店の握りは、ちょっと他に比べるものがない。なにしろ、日本海の白身が惜しげもなく出てくる。
ヒラメの縁側、金目鯛、バイ貝、ボタンエビ、真イカ、ホウボウ、キジハタ
他にも、いただいた(ヒラメ、松ガレイ、カンパチ)のだがあまりに興奮してガッツいたのだろう、写真が残っていない。
どれもピカイチ。微塵のごまかしもない。


まずは、お寿司を注文したのは今でも正解だったと思っている。それで、シャリによりお腹が少し重くなったところから一品料理へと移行した。
新潟近海のドロエビの塩焼き。なぜ、こんな泥臭い名前をつけるのか分からないほどに海老の味は濃い。焼けば、味が凝縮してびっくりするほどである。


締めは、特製の卵焼き。出汁が十分に効いたよい味わいだった。
5803
ご馳走様でした。

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晴山堂茶寮  岡谷市

2014-11-18 21:41:50 | お菓子
岡谷市の繁華街の横丁を入った場所に、大正14年創業の甘味どころが店を構える。


店の造りは思い切りクラシック。しかし、今のご主人は、様々な趣味をお店の中でも生かしてきた様子だ。




そこそこの距離をこれから走る予定なので、抹茶と季節の甘味のセットで勢いをつける。
ちょうどカリンの季節であった。
この一服があれば、数百キロは走り続けられそうだ。
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長興寺  塩尻市

2014-11-17 22:52:20 | 古民家、庭園
長興寺は塩尻市の中でもかなり西の方にある。今回は松本市から南下したが、奈良井川を渡るので、かなり手こずってしまった。


そういった予測が難しい障害もあり、お寺に着いたころには日が暮れかけていた。




山門を上がった直ぐの境内にも、凝った松の刈り込みがみられる。


しかし、本堂の北側の庭園にこそ、この寺の本当の価値があると感じた。
渡り廊下の下をくぐり抜けると、裏手に山を背負う禅宗の庭がぱっと開ける。


しかも調度紅葉のピークの時期であった。
昼頃の日の光に照らされれば、紅葉がキラリと輝いた瞬間もあったかもしれないが、日暮れどきの姿も(時にはカメラに助けられながらも)十分に楽しめた。




禅宗にしては珍しく、刈り込んだ庭木が景観の主たる位置を占める。




北面の裏山の中腹には茶を喫するための庵がある。
そこから、庭を振り返れば深山幽谷の趣きがある。


刈り込んだ植木が主体といっても、裏山からの清流は池へと流れ込む。


急斜面を縫うような小道さえも、立ち入りが可能である。
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スングルカレー  ヒマラヤの詩

2014-11-12 22:39:23 | エスニック料理
ヒマラヤの詩は、戸隠スキー場に近いカレー屋さん。インド・ネパールのオリジナルの味を伝えるお店である。


スングルはネパールのカレーでご飯によく合う。




トマトを使わない、きりっとした味わいである。フェネグリークを始めとする、独特の香辛料が少し酸味の利いた味わいを演出する。
このカレーの材料なら、相当に標高の高い夜には寒いくらいの場所でも育てられるのではないだろうか。


テーブルには近くの野の花がさりげなく飾られていた。


深まり行く秋を、昼食とともにゆっくり味わうのには最適なお店である。

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本陣 等々力家  安曇野市穂高

2014-11-11 22:54:38 | 古民家、庭園
等々力と書いて「とどりき」と読む。元々は武田氏に仕えた地方武士であり、江戸期には帰農した。


この近くには松本藩の狩猟場があり、等々力家は野行きの際の休息所として使われた。








藩主は籠で庭の中にある式台まで入り、そこから家へ上がったという。
屋敷の脇にある庭園の門は、庭園の内部に植えられている松が横方向に大きく伸びて、すっかり覆われるような状態である。


松の先には、百日紅の古木。枝と枝が繋がってしまっている。


奥座敷の前には見事な枝振りの松。これは、小振りにまとめられている。
それらの格の高い庭木の足下に池が細長く配置されている。






屋敷も庭も、町家のように間口が比較的狭く、奥行きが深い。そのため、一目で庭全体を把握できるようなポイントは用意されていない。しかし、奥へと移動しながら次々と変化する庭の様相を楽しむ事ができる。








この庭園は18世紀後半の作庭とされる。奥手に長く、間口方向が比較的狭いのは、この地域の庭園に共通する造りのようである。


表の長屋門の柱には、明治初期の米騒動の時の刀傷が今も残されている。しかし、この館はこの傷だけで済んで幸運だったと言える。北信地区の館は、その騒動により全て消失してしまったのだから。

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ハヤシライス  キッチンアオキ

2014-11-10 23:42:26 | 洋食
飯田橋の西口をでて直ぐ。未だに、再開発の手が及ばない路地裏がある。


キッチンアオキは、その路地に踏み込んでたった数歩の場所にあるのだが、表通り沿いの店とは明らかに空気が違う。




比較的ナチュラルな味付けのポテトサラダも、継ぎ足し継ぎ足しで味を引き継いできたであろうハヤシライスも、町の昔ながらの洋食屋さんの味で、素晴らしく切れが良い。
あまりの美味しさに、ビールをお代わりしてしてしまった。


御馳走様でした。
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