蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

千成  上越市

2011-09-30 23:16:55 | 日本料理
こちらのお店は釜飯が一番の得意のようですが、リクエストがあれば何でも器用にこなす技をお持ちのお店です。


上越市まで足を運ぶ場合は、寿司を食べる事が多いのですが、直前に海が荒れていて、寿司よりも天麩羅に走りました。


ネタが薄く切られているのは、原価を押えるのが目的ではなく、とても食べ易い天麩羅を提供するためなのだろうと感じられました。


手のかかった茄子の仕上がりも見事なのですが、海老の鮮度、香りが素晴らしかったです。


ミョウガの味噌汁が、また実にさっぱりして気持ちよくいただけました。

コメント (2)

百済寺  滋賀県

2011-09-29 23:14:04 | 京都の建物、庭園
名前から想像できるように、建立は7世紀に遡るようだ、


当然ながら、その当時の姿は、全く残されていない。
お寺の拝顔コース推奨としては、最も高い位置にある本堂へお参りしてから、お庭を見学して下さい、という。
その、石段が実に手強い。
巨大なわらじが吊るされている山門に辿り着いても、まだ先が有る。




なんとか本堂まで辿り着くことができた。石段などの整備も実に行き届き、人の手がかかっている事が感じられた。


昭和15年に、この庭は拡張改造された。

その時に多数の巨大な庭石が運び込まれたのではないかと想像する。
まるで、当時の国家の威信を誇るような感覚が感じられてしまう。




端正な石組とも見えるのだが、迫力が失われている。
池の周りに大きな石を置けばいい訳でも無かろうと、ブツブツまで湧いてきそうだ。


滝の廻りの石段は、構える事など一つもない姿で、この庭の最も魅力的な場所に思われた。


コメント (4)

志じみ茶屋 湖舟  石山寺門前

2011-09-28 21:35:14 | 日本料理
圓満院門跡でゆっくりとし過ぎて、恥ずかしいことに石山寺はパス。門前の茶屋が昼しまいする前に駆け込んだ。


湖舟と書いて「こしゅう」と読ませる。得意は、琵琶湖のしじみを使った志じみめし。一人分ずつ、釜で炊くので少し時間がかかる。




胡麻豆腐に、
しじみと、川えびとクルミの佃煮と、味噌汁が付く。この他にも、何をつけるか、様々な選択肢があったように記憶している。
琵琶湖を前にして食す志じみめしは、格別な味に感じられた。


一瞬だけ覗いた、石山寺の塔頭。
見事な松が、印象的だった。

コメント (2)

圓満院門跡 宸殿  大津市

2011-09-26 21:59:19 | 古民家、庭園
圓満院の創立は10世紀まで遡るようだが、このお寺の見どころは、後水尾天皇の御所を移築した宸殿とその南側の庭園である。


宸殿は元は御所だけあり、実に優雅な造りである。


作庭は江戸初期と伝えられる。


もう少し、枝を刈り込んだ方がよい感じがするが、江戸初期らしい迫力は感じられる。




庭園は密度が濃く造りこまれ、わずかな視点の移動で、別な光景が展開する。




庭の東側の石橋。実はこの庭の中で、一番力強さを感じた。


寺院建築群の一画に宸殿が移築されてしまったので、御殿らしく開けた柴庭に済々と立つ姿は見られない。少し残念に感じられた。
この近くには格の高い素晴らしい庭が存在するようなのだが、往復はがき等で事前の申し込みが必要な所が多く、今回はこちらのお庭だけで引き返すこととなった。
ただ、これだけの素晴らしい庭で30分近くも一人占めできたのは、非常に運が良かったのだろうと思う。


コメント (4)

ひさご寿し 近江八幡

2011-09-25 21:37:45 | 日本料理
観光地となっている近江堀近くのお店情報を得るのは簡単なのだが、そこから数キロ離れた駅近くのホテル周辺のお店についての情報を探すのは難しかった。


日もどんどん暮れて来て、駅前を起点にカンを頼りに歩いてお店を探す羽目となった。
駅を背にして数分、「ひさご寿し」の看板が見えて来た時は嬉しかった。
まずは湯葉の刺身。柔らかい味わいがそれらしさを醸している。


続いて、近江八幡名物の赤こんにゃく。
こちらのお店のこんにゃくは柔らかめ(噛んだ感触が切れやすい感じ)でありながら、歯ごたえはきちんとしていて、気持ちよく食べられた。


ちょっと冒険の、鮎の握り。
味は絶品。リスクもあるようだが、これを食べずに済ます訳にはいかないと思った。


豪華ついでに、近江牛のたたき。
写真では結構ボリュームがありそうに見えるが、1枚が一口で、あっという間に平らげる。
肉質もよく、味も深い。




いよいよ、寿しに。鮪にハモ。
クルマ海老も、ウニも絶品だった。やはり、このお店は寿し屋さんを名乗るだけある。

このお店のように、寿し屋さんではあるが、それ以外のジャンルもご要望に応じて、というお店は非常に便利にさせてもらえる。
蕎麦屋を食べ歩きながら、拘りすぎ無い一食。結果として非常に印象に濃く残っている。

コメント (2)

西川家  近江八幡

2011-09-22 22:33:52 | 古民家、庭園
西川家は近江八幡新町通にあり、昔の姿に復元されて公開されている。周囲の屋並みもほぼ同様な姿なので、通りから見る限り格別なものは感じられない。


新町通りの多くの建物同様、町屋造りである。
私の記憶では、通り庭(建物の奥まで通る土間)は、家に向かって左側に造られる事が多いのだが、この家では右側を走る。


通り庭の奥の庭は、意外なほどに広い。奥庭は、坪庭に毛の生えた程度のものが多いと思うのだが、流石の広がりを見せる。




奥座敷の書院は、格の高い造り。おそらく、相当に程度の高い町人文化が栄えたのだろう。
縁側は、月見台を備える。こじんまりとしているが、ここにお銚子やら、つまみの皿やら持ち出して月の出を待てば、庭は極楽浄土と化すようにも思われる。


来客に備えた奥座敷だけでなく、普段使いの居間からの庭園の眺めもちゃんと演出されている。


茶室の障子は、和紙だけではなく、薄く剥された材までもが、日の光を反映する。

コメント (4)

近江八幡の街並み  滋賀県

2011-09-21 21:51:15 | 古民家、庭園
豊臣秀次は八幡山に城を築くとともに、山下町として職人や商人が住む街造りを進めた、というのがこの街の主流な成り立ちになるようだ。


八幡山(写真奥にかろうじて一部が入ってますね)は、山下町からはおおよそ北方向にあたり、その間を八幡堀が走る。琵琶湖の開けた湖水から、山下町を守るような位置にある。
それもあって、このような碁盤状の街が造られたのかもしれない。
都市の防御のための「鍵の手」上のクランクも無いし、道筋に緑を添える松は各家々の敷地内に植えられ、道幅一杯まで道路として利用できる。いかにも、商人の合理性を感じる。


新町通りには、大商人たちの屋敷が軒を連ねる。
森五郎兵衛邸。
こちらの主を始祖とする企業は、現在も現役で活躍中だという。


西川庄六邸。
木造の建築に違和感を感じさせるような要素は極力除かれている。


この街の水運の主力となったと思われる近江堀。
この日は、人も少なく長閑な姿を見る事ができた。


コメント (6)

手打百藝 おお西  上田市

2011-09-20 21:07:33 | 蕎麦
上田の柳町は、昔からの建物を上手に利用して、込み合うようなことは無いが、活気ある商店街が形成されている。


その街づくりの仕掛け人とも言うべき大西さんのお店である。


蕎麦猪口は、塗りの質の高いもの。手に持てば意外なほどに軽いが、味わいを感じさせる。
汁は、見事に出汁の効いたもの。


この日は「田舎」を注文。相当に細打ちなのだが、蕎麦の実の外側まで挽きこんだ味が実に濃い。太打ちの田舎スタイルというのではなく、蕎麦粉に「田舎」を使っている、という蕎麦である。その神経が行きわたる蕎麦は、見事である。
熟成した「実」というのは、ほっこりとしたでんぷん質の味わいだけでなく、独特のえぐみを持つ。それが、そのまま活かされているような感じだ。


お店の直ぐ横では、今でも湧水が流れ出している。

コメント (4)

玄宮園  彦根城

2011-09-19 22:44:02 | 古民家、庭園
伊井家の城、彦根城の足元に造られた下屋敷の庭である。


園の背景として、華やかな姿の城が見える。


その昔の、八景亭でのもてなしは、さぞや洗練されたものだったのだろう。


石組の迫力は、桃山時代の作風を伝えるという。


豊かな緑、柔らかい築地の起伏を背景にして、切り立つ峰を思わせる石組が、いくつも配されている。
いかにも大名庭園の力強さと納得できる。


実に見事に作庭され、庭中に見るべきポイントが溢れている感じだが、この日は前に揚げた2つの石組に圧倒されてしまった。

コメント (4)

彦根城(2)

2011-09-18 23:08:45 | 古民家、庭園
彦根城は平山城の形式で、1603年に建築が始められたという。


天守閣は見事な石垣の上に築かあれているのだが、


この天守閣を見るだけでも、かなり厳しい石段を登らなくてはならない。


細部を見れば、いかにも大名の居城にふさわしく、めでたい姿に造られている。


天守閣の最上層から琵琶湖を望む。
窓には網がかけられ、特殊なフィルターがかけられたような姿である。
それでも、ここまで登れば琵琶湖西岸の様子が、よくわかる。


橋の右手に、築城当時の「牛蒡積み」なる、石積みが残されているという。

コメント (6)