蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

三国  福井県

2007-12-07 21:02:13 | 古民家、庭園
北陸のガイドブックを見ると、三国町は高見 順をはじめとした日本の近代文学に縁の深い人材を輩出した町であると、記述されている。それは、この町が昔から湊として栄え、独特な文化を持っていたから、可能な事だったのではないかと想像する。


こちらは、有名な森田銀行の本店。森田銀行は明治の中ごろに、廻船業の森田家によって設立された地元資本の銀行である。この建物は、福井県でもっとも古い鉄筋コンクリート造りの建物である。当時の廻船業者の資産が相当なものだったことが、見て取れる。


こちらの町屋造りの家は、旧岸名家。材木商で、間口はこれだけだが、奥行きは30間もあり、後ろの九頭竜川まで、通っていたという。建てられて180年になるという。


町屋の造りなので、奥に向かって左手は土間になっている。こちらの竈は、なぜか板の上にある。


右手は帳場など、なかなか小奇麗な空間になっている。


さらに右手には、坪庭もしつらえられて、よい味をだしている。




座敷の奥、倉庫の手前は別の庭になっている。こちらも紅葉が綺麗だった。


こちらの先祖には、俳句の世界で相当名のある方もおられたらしい。このお宅の二階は、商売や日常生活の行われた一階とは趣を変えた世界になっており、俳諧の会なども行われたらしい。



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