蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

尾高惇忠 生家  深谷市

2015-11-30 21:59:02 | 古民家、庭園
深谷は近代日本の最高の実業家、渋沢栄一の出身地である。
それで、彼にちなんだ史跡が数多く残されている印象がある。


栄一の年上の従兄であり、栄一に学問を教えた尾高惇忠の生まれた家である。


中に入れば、それなりの豊かな館である事は、明らかだった。
明治維新直前には、このような豊かに家に生まれ、その時代の最高の教育を受けながらも、ギリギリの判断を迫られそれが必ずしも成功したとは限らない多数の地侍がいたようである。それこそ、突然に遭遇した行きにくい世の中であろう。
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関西土産

2015-11-26 22:45:14 | 日本料理
9月も上旬、まだまだ暑い時期で、その季節にふさわしい土産を京都駅で探した。


やはり、この季節は鱧。


東京の家へ戻って広げても、なかなかである。
即座に売り切れた。


今回、祇園での昼食にいささか誘発されていて、それらしい折り詰めを買い求めた。








家に持ち帰っても、艶やかな姿を保つのが弁当。
その務めを見事に果たしてくれたと思う。
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吟  信州中野

2015-11-25 22:41:11 | 日本料理
京都の「菊乃井」で修行したご主人が、信州中野の郊外に純粋な京懐石を食べさせるお店を出した。


昼の懐石弁当は、予約なしでも食べられる。
期待値が非常に高まったので、ノンアルコールビールを合わせる事にした。


蓋を開ければ、この姿。








出汁がよく効いて、一口ごとに感激がある。
京都の味を忠実に再現したお店である。


ご馳走様でした。

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昔の観光ホテル  志賀高原

2015-11-24 23:34:38 | 古民家、庭園
昭和10年を過ぎて、外貨獲得のために国際観光ホテルという基準で、何軒かのホテルが開業した。この志賀高原丸池にあったホテルもその内だったかと記憶している。


秋も近い季節だったので、薪が大量に用意されていた。
冬場はオープンしていない施設でも、秋のためにはこれくらいの薪は必要なのだろう。


このホテルの1階のロビーに設置された暖炉は、その昔からの姿をそのまま伝えるような気がする。
焚口が大きな、石炭用ではなく、木材を燃やすための暖炉である。


階段途中の窓である。
木材の淵、塗装、見事に昔のまま保存されている。


ホテルの北側の窓のステンドグラス。これだけの色合いを、おそらくはオリジナルで残した価値は高い。




丸池から一沼まで降りたところで、一瞬なのだが風が凪いだ。
秋も、ほんの入り口という時期ではあったが、朱色の深さはなかなかに感じられた。

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そば 遊歩  深谷市

2015-11-20 22:16:29 | 蕎麦
自家製粉の粗挽きを食べさせる、お店である。


開店は11時半からなので、隣のスーパーの駐車場に車を入れて、待つことにした。
しかし、どういう訳かお店の目の前が庭付きの結婚式場となっていて、テンション高めを装った女性アナウンサーの声が響き渡る。
ケーキカットの儀式の中継は、蕎麦屋さんにはそぐわない。
かなり、げんなりして開店時刻丁度にお店の駐車場に入った。と、驚いたことにほぼ満杯ではないか。
雰囲気をお店の方で読んで、時刻前に開店されたのだろう。しかし、それでは、前のスーパーで待っていた意味はゼロである。
もしも常連さんへの配慮でというなら、不条理さは倍加する。




相席で20分くらい待ち、粗挽きを食べた。
味は、本当に良いと思う。

それでも、1回転近く待つことになった不条理は、誰にも訴えることはできないのだろう。



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生谷家住宅  京都

2015-11-19 22:46:21 | 古民家、庭園
生谷家は室町時代からの御家人であったそうだが、この辺りを広く所有した問屋であった。


この住宅は、烏丸通がメインの大通りとなる前には京都の南北方向への主要な道路であった室町通に面している。
今日ではそう広くは見えない室町通だが、歴史における意義は大きいようだ。


町家にしても庭を持ち、間口の広い豊かな家で、通り庭から入口から見て右方向に玄関がある。
その玄関から一区閣奥に入れば、庭に面した次の間にあたる。


次の間の前の縁側から庭を望む。
9月も前半という時期に訪れたので、素晴らしい御簾使いを見ることができた。


奥の八畳。名のある書家の作品を見ることができるが、この家のオーナーはなんとも寛大にも書家の作品を撮影することさえも許している。


奥の八畳の床の間。筆の勢いだけは、書道を知らない私にも感じ取れる。






奥の八畳の更に奥にある縁側のガラス戸を無理を言って開けていただき、乗り出すようにして庭石を撮影させていただいた。


二階の座敷も、格の高さは見事であった。


御簾となるのは細く切った竹。竹には節があり、それにより御簾という完成品にも模様が残る。
その模様を計算して竹を切れる職人は、今や数える程だそうである。


この屋敷の細部には、驚くべき贅沢が具現化されているようである。

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花咲 祇園  京都

2015-11-17 22:44:18 | 日本料理
せっかく京都まで来たので、お昼は祇園の京料理を選んだ。


お店は路地の奥にあるのだが、看板はもう少し太い通りにも出ていて、お品書きもあり、お店にいざ入る時の心理的な壁は大分低くなるように工夫されている。


お昼の二段重ねの弁当を注文したら、まずは海老と豆のゼリー寄せのようなものが出てきた。このゼリーの出汁がすごく効いている。海老の赤と、豆の緑の取り合わせもきれいだった。この時点で、アルコールありのお昼となった。


お昼の二段重ね弁当には、二種類がある。
一段目は、どちらも変わり衣の天婦羅に、つくねの葛かけ。である。


違いは二段目にある。安い方は、じゃこ飯なのだが、注文したのは鮮魚と漬物の握り八カンである。








小ぶりで、するっと口に入る握りが八カン。それも、半分は漬物を種としていて、胃にも財布にも負担が少ない。


黒蜜のかかったデザートまで、堪能した。


ご馳走様でした。
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南禅寺大寧軒  京都

2015-11-16 23:10:59 | 古民家、庭園
江戸時代までは南禅寺周辺にも広大な塔頭が広がっていたようなのだが、廃仏毀釈で失われ、大寧軒は一時は茶道の家元に使われていたそうである。




入り口も、高価で重量は軽そうな茶味がかった造りである。それを一歩庭に踏み出せば・・・


前日までの雨が用意した、苔に生気の溢れる庭である。


主屋の前の見どころから庭を眺めれば、三柱鳥居や五重塔が一望できる。


しかし、この庭の一番の見どころは苔だと思う。前日までの雨が、それを見事に演出した感じもした。


石と苔と鳥居と流れ。これは、どれも文句のつけようもなく美しい。
茶道の目は、ただ者ではなかったのだろうか。




宗教性は見られないという点で、世俗的な庭なのかもしれないが、精神的なものを大事にする点では全く劣るようなものは何一つ感じられなかった。ただ、琵琶湖疏水の水が自在に使えるようで、いきなり立ち上がった石から水が流れ出す姿にはいささか不自然な印象を持った。


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糺の森  京都

2015-11-13 22:36:04 | 自然
糺の森  京都

下加茂神社の境内に広がる森。


大都市の中にあるとは思えない、自然を保つ森が広がる。
戸隠のような杉並木一色ではなく、年代を経た様々な樹々が構成する奥深い森である。


森を抜ければ、歴史ある神社に到達する。
一瞬だが、源氏物語の世界を身近に感じた。
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日本海の魚 一二三  湯沢町

2015-11-12 23:19:00 | 日本料理

湯沢町の西口温泉街にあるお店の中でも、割と好みの居酒屋さんである。




まずは晩菊にあん肝。
どちらも、味が深くて捨てがたい。


続いてサンマの刺身。新鮮な脂が、独特な甘味を感じさせる。
これは、これはの逸品であった。




そして熱々のカキフライ。カキの揚げ姿が実に手際良い。
ここまでを、鶴齢の冷で合わせた。

さて、締めはどの店にいこうかな。

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