蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

北方文化博物館新潟分館  新潟市

2010-10-25 22:48:43 | 古民家、庭園
元々は長岡の清水家別邸として明治28年に建てられたのだが、その後伊藤家の新潟別邸となる。


新潟の湊近く昔から御屋敷が立ち並んだ地区と思われる。選び抜かれた材を使い、複雑な屋根の処理をこなしながら、主張しすぎない佇まいをみせる。




玄関を上がれば、表向きの座敷までは一直線になり、襖を明け放てば格式のある部屋でも見通しが効く。




玄関正面の座敷から鍵の手に曲がると、別の座敷に達する。この座敷は洗練の度合いでは、おそらくこの屋敷屈指のものに思われる。




二階の座敷からは、その昔は随分眺めがよかったのだろう。残念ながら、現在では廻りを取り囲まれてしまっている。
視線をぐっと下げて庭を見れば、昔に変らない姿である。




街中の限られた敷地に造られた庭だが、その条件があるからこその親しみを感じさせる。また、京都の町屋の庭のように技巧に走りすぎない、伸びやかなところがなんともすがすがしい。






園内には茶室の清行庵が建てられている。秋艸同人 会津八一によって、名付けられたという。


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2 コメント

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Unknown (j-garden)
2010-10-27 07:02:08
ここはチェックしていながら、
まだ未訪問の庭園です。
しっかり造り込まれています。
意外と庭自体の敷地は狭いんですね。
またまた、
先を越されてしまいました。
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Unknown (kikouchi)
2010-10-28 22:05:06
>j-gardenさん
どうか、私などを相手に先を越すとか、おっしゃらないで下さい。
基本知識が、あまりにもちがいます。
同じものを見ても、感じる深さがまるで違うのだと思います。
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