ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

大河・かこがわ(41) 古墳時代(9) ヤマト・タケル物語(5)、オトタチバナヒメ

2019-09-09 09:05:57 | 大河・かこがわ

         古墳時代(9) ヤマト・タケル物語(5)、オトタチバナヒメ

 相模で敵をたおしたタケルは、さらに東へ進み、走水(はしりみず)に着き、対岸の上総(かずさ・今の千葉県の南部)に渡ろうとしました。

 が、海は大荒れになりました。

 舟は木の葉のように揺れ、今にもしずみそうになりました。

 その時です。

 タケルに従っていた弟橘姫(オトタチバナヒメ)が、「・・・これはきっと海神のたたりです。

 私がタケル様の身代わりになって、海神の怒りを鎮めましょう。

 どうか、帝の命令を成し遂げられ、無事に大和にお帰りください・・・」と海に菅(すげ)の畳を八枚、皮の畳八枚、それに絹の畳八枚を重ねて海面に敷き、それに飛び乗りました。

 大波は、美しい姫をたちまちにのみ込んでしまいました。

 海は、嘘のように静まり、タケルは上総に向かって進むことができました。

 タケルが上総に上陸して七日目でした。

 海岸にオトタチバナヒメの櫛が流れ着きました。

 上総では、大和に従わない者どもを征服しました。

 この大任をはたしたタケルは、懐かしい大和へ帰ろうとしました。

 だが・・・・(no4761)

 

コメント
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