ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

謎の女性像…蓮ダム

2022-03-14 06:59:54 | 三重(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は三重県松阪市飯高町森(まつさかしいいたかちょうもり)にある櫛田川(くしだがわ)水系の蓮(はちす)ダムを訪れます。アクセスは国道166号から県道569号に入って行くと到着します。

上のリンク先にもありますが、ダム建設の経緯は次の通り。1959年に発生した伊勢湾台風をきっかけに1962年から予備調査を開始。そして青田川、蓮川、布引谷川が合流した下流地点にダムを建設することが決まります。1974年から工事に着手し、1991年9月30日に竣工となりました。ダム建設によって66戸が水没し、192戸が移転。青田川と蓮川流域には青田、清瀬、蓮という3つの集落がかつてあり、ダム名はこの蓮集落から取られたものと思われます。

まずはダム下から撮った「ご尊顔」をご覧ください。



これはダム下にある平瀬橋という吊橋から撮ったもので、







そこから蓮川の下流を見ると、こんな感じ。



ダム下には副ダム(減勢工)があって文字通り流れの勢いを減らす役割をするのですが、副ダムの下流にももうひとつの減勢工のようなものが設置されています。それはご覧の通り平瀬橋の下流側にまで延びており、床固工(とこがためこう)のようなもので水を堰き止めています。



県道569号に戻り、ダム横に向かいます。

ダム横には「蓮ダム管理所」があります。





近くには「蓮ダム周遊散策マップ」。これを見ると、蓮ダムは洪水調節、水道水の供給、流水の正常な機能維持、水力発電という4つの目的を持つ多目的ダムであるのがわかりますね。





そこからダムを見ると、こんな感じ。うん、これもなかなか良いアングルです!



左岸、貯水側の県道沿いには「奥香肌湖(おくかはだこ)」と書かれた石碑。ここのダム湖名なんですね。湖名は近くにある奥香肌峡に由来するもののようです。



その裏側に嵌め込まれたプレート。それによるとこの石はここの湖底から採掘されたものらしい。



管理所の横には展望台があるので登ってみましょう。



階段を登りきったところには、こんな女性像が…。その題名も作者名もわからず。管理所の人に聞いてみようと管理所入口にある内線電話をかけるも繋がらず…。う〜む、モヤモヤ。



でも、展望台からの眺めは最高!まさに一望できますよ。



では、いよいよダム上を歩いてみることにしましょう。左岸、ダム湖側には「おくかはだ湖」と刻まれた石碑。



これがダム上です。



ダム上、中央から見た奥香肌湖の様子。



一方、ダムの真下は、こんな感じ。



そして、下流側の遠景。写真中央付近に見えるのが先ほど見た平瀬橋です。



右岸の山肌には「蓮ダム」の看板が。



対岸(右岸)に来ました。振り返ると、こんな感じ。



1991年3月竣工だそうで。



「はちすダム」と刻まれたもの。



「蓮ダム 建設の碑」



右岸、下流側から見たダムの様子。



右岸には1988年10月に完成したという「布引トンネル」があります。





トンネルを抜けると、こんな景色。ちなみにトンネル名はこの先でダムへ流れ込む布引谷川に由来するものと思われます。



トンネルを抜けたところからダム方向を見ると、こんな感じ。



バブル景気(1986-1991)の終焉とともに完成した蓮ダム。それにしても、展望台の女性像がなんなのか気になります。
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