ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ロシア正教会の音楽

2006-04-04 14:26:29 | CD/DVD
何かとリーズナブルなディスクを提供してくれる「ブリリアント・クラシックス」。ここからリリースされるCDは、どれも信じられないほど安い。原価割れしてるんじゃないかと思うほど安い。そんな値段でも商売になるのは、おそらく発売権の期限が切れた、もしくは廃盤となった商品のマスターテープを買い取リ、それをCDに再プレスし販売するからではないか。もちろんこれはワシの勝手な推測なのだが。

事情はさておき、安い値段で音楽が聴けるのは嬉しいことだ。今回ご紹介するディスクもそのひとつ。これはロシア正教会の音楽を集めたもので、2枚組で52曲も収められている。それが、ナ、ナント、990円!そのへんのスーパーや駅でワゴンにテンコ盛りにされている海賊盤並みの価格だ。

それにしても、このディスクに収録されている作曲家のマイナーなことといったら…。言葉を失う。ロシアの作曲家についてはそれなりに知っていると自負していたが、にしても知らん奴ばかり。コイツ、誰だよ!うわっ、コイツも知らんぞ!げっ、コイツ、何者?…そんな作曲家ばかり。

でも、考えてみれば知らないのは当然なのだ。言い訳をしているのではない。たとえば、合唱界、教会音楽界、吹奏楽界というのは一般の人からみればクラシック音楽のテリトリーと思うだろう。まあ、大きく見れば間違いではない。

ところがこれら3つの世界はどれも独特な世界なのだ。いくらフツーのクラシック音楽のことを知っているからといって、これらをナメたら痛い目に遭うこと間違いなし。この世界に足を踏み入れた途端、きっと気づくだろう。あちゃー、ラビリンスに来ちまったわい、と。いや、むしろ方向音痴の人がナビゲーション・システムに頼って運転していたら、突然GPSが故障してパニくると言えばわかりやすいか。とにかく知れば知るほど奥が深く、もうワケがわからなくなってくるのであーる。

それはともかくとして、収録されている曲はどれも聴き応えがあり、寛いだ気分になれる。ロシア聖教信者でなくとも純粋に音楽を楽しむことは十分可能だ。もっともロシア語の歌詞カードは付属していないので歌詞がどんな内容なのかはわからない。ロシア語特有の「ムニャー」とか「~ニェーニエ」みたいな音の連続にしか聴こえないかもしれないけど。

まあ、いいではないか。へぇー、ロシア語ってそんな感じなのかと思って聴けば、さ。
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