ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

つ、つい出来心で…(?)

2007-06-05 05:55:02 | CD/DVD
たまにはディスクの紹介を。

いや、特に珍しいモノではないのだが、これはジャン・フランチェスコ・マリピエーロ(1882-1973)の弦楽四重奏曲全集。二枚組でありながら、価格は何と980円! さすがは天下の(?)ブリリアント・クラシックスである(笑)

演奏はオルフェウス弦楽四重奏団で、録音は1991年。ま、そんなデータはどうでもいい。むしろ面白いなと思ったのは《第8番》(1963/4)のこと。この曲は言うまでもなく単一楽章で書かれているが、面白いのはその最終部分。なんと、そこで登場するのはベルクの《ピアノ・ソナタ》の冒頭動機なのだ。あ、そんなこと知ってたって? そーですか、そりゃ失礼、失礼。

似たモノついでに、思い出したので、もうひとつ。ドビュッシーの《練習曲》第3番の途中で出てくる音型がさ、スクリャービンの《ピアノ・ソナタ第8番》のなかにもあるんだわさ。急速に下行する連続アルペッジョの音型。両者が全く同一というわけじゃないけど、極めて似ているんだよね。作曲年代的にはスクリャービンのほうが早いから、ドビュッシーがついついパクッてしまったのかも。いやいや、そりゃ失礼だな。ここではインスパイアされたと言っておこうか。ま、パクリなんて他にもたくさん例があるから別に珍しいことじゃないけどね。あ、インスパイア、インスパイア…。

マリピエーロ、ドビュッシー、それぞれの「犯行の動機」については現在調査中である。しばし待たれよ。

(業務連絡)
こちら大佐。スネーク、事実関係が判明次第、至急報告せよ!
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