ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

確かに土足のところだけれど

2006-03-03 04:46:16 | 脳みその日常
先日、CD購入のため新宿のタワー・レコードに行った。エレベーターを待っている時、ちょっと信じられないことが。ある若い男がエレベーター・ホールへ自転車を押しながらやってきたのである。一瞬何が起こったのか理解できなかった。テナント・ビルの中へ自転車を持ち込むということがワシの常識にはなかったからだ。

あ、ありえない…

コイツ、どうやら自転車とともにエレベーターに乗るつもりらしい。奴にとってはそれは当たり前であり、きわめて涼しい顔をしている。うーん、これをどう解釈したらよいのか。

ほぼ例外なく、自転車というのは外で使用する乗り物であり、フツーは移動手段として用いられる。目的の場所に到着したら、それをどこかへ置いて用を済ます。これが一般的な考え方であろう。まかり間違っても公共の建物の中まで自転車を持ち込む奴は、フツーはいない。

ならば、一喝すべきなのか。いや、待てよ。自転車を持ち込んではいけないというルールはあっただろうか。たぶん明確な規定はないんじゃないか。自転車は移動手段とか外に置いておくものというのは我々の勝手な通念にほかならない。ほとんどの人が建物内に自転車を持ち込むなんてことはしないから、それが当たり前になっている。

もし明確な禁止事項として定められていないならば、自転車の持ち込みはアリということになる。だって、自転車が外で使用する乗り物とはいえ、当の我々はテナント・ビルに土足で乗り込んでいるじゃないか。ならば、自転車だってOKという理屈が通ってしまっても不思議ではない。

もっとも、我々がそんなことをしないのは狭い通路を自転車で通るなんて危険きわまりないとわかっているからだ。万一相手にケガでもさせてしまったら大変なことになる。それに何より他人に迷惑だろう。だからフツーの脳みそをもつ人は自転車を建物内に持ち込むなんてバカなことはしないのだ。

でも、実際に持ち込んでいるバカを見てしまうと、ホント呆気にとられる。大丈夫か?日本の常識。こんな奴が今後増えてくるのかねえ。空恐ろしいわ。
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