ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ご多幸を願って…鷹生ダム

2024-07-11 07:00:05 | 岩手(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は岩手県大船渡市日頃市町中甲子(おおふなとし ひころいちちょう なかかっし)を流れる盛川(さかりがわ)水系鷹生川(たこうがわ)の鷹生ダムを目指します。アクセスは国道107号から五葉温泉方面へ入り、県道193号を登っていくと到着するようです。

【鷹生川の由来】(参考
珍しい名称の川ですが、その由来は推測ですがこのダムの周辺に絶滅危惧種であるイヌワシが生息していたことから命名されたのではないかと思われます。周知の通りイヌワシはタカ目タカ科イヌワシ属に分類される鳥なので「タカが生息する川」という意味でそう呼ばれるようになったのかもしれませんね。たぶん。

さて、まずは県道193号からダム下へ行って「御尊顔」を拝むことにします。

水利使用許可標識。灌漑を目的としたダムらしい。

県道193号に戻り、右岸のダム横に来ました。

右岸広場にある周辺案内図。ダム湖名は「五葉湖」

近くにあるこの建物はダム監視所。

鷹生ダムの概要。このダムは洪水調節、河川環境の保全、水道用水確保を目的とした多目的ダムで、高さは77.0m、長さは332.0m。

「五葉の清き流れを次代へつなぐ」と刻まれた石碑の裏には諸元が記されています。平成18年(2006年)10月竣工。


監視所からダムはこんな風に見えます。

右岸から見たダム上。歩いてみましょう。

ダム上、中央から見た上流方向の景色。いや〜、絶景、絶景。

一方、ダム下を覗き込み、

下流方向の遠景を眺めます。

対岸(左岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。

左岸、上流側から見たダムの様子。

右岸の県道沿いの壁面には「五葉山に生息するホンシュウジカ」と題する壁画。五葉山(ごようざん:標高1.351m)は当該ダムの北北東に位置し、大船渡市、釜石市、住田町の境にある山です。


県道沿いにある駐車場の脇にある「鷹生ダム広報スクエア」。

その内部には鷹生ダムの築造の過程が説明されています。なお、上のリンク先によれば、このダムの特徴はダム本体の主要資材(セメント、水、骨材)がすべて地場産品でまかなわれていることだそうです。


鷹生ダム管理事務所はダムから県道を約800mほど上流へ行ったところにあります。


面白いのは管理事務所の地名が「上甲子(かみかっし)」であるのに対し、右岸のダム横の地名は「下甲子(しもかっし)」、そして左岸のダム横の地名は上に記したように「中甲子」というように同じ地名でないこと。つまり三つの地名のクロスオーバーしたところにこのダムは築造されたというわけですな。
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