ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

偶然遭遇!…市川発電所取水堰

2022-12-08 07:28:49 | 兵庫(ダム/堰堤)
えー、どーも、ワシです。JR播但線は市川に沿って走っているんですが、それとともに県道39号も並走しています。その県道39号を走っていた時、偶然目にした堰堤を今回紹介しようと思います。場所は兵庫県神崎郡神河町渕(かみかわちょう ふち)。おそらく市川水系の堰堤です。

それがこちら。画像を横切る電線がとても邪魔ですが、ご勘弁ください。


対岸(左岸)側には管理棟のような建物が見えます。その近くには水利使用標識のようなものがありますが、残念ながらその内容を判読することはできません。


市川の上流方向の景色。


そして、下流側はこんな感じ。


その場所は文字で説明しにくいので国土地理院の地図を載せておきます。当該箇所は写真中央の「➕印」のところです。


でも、なんていう名称なんだろう。気になりますね。えぇ、気になるんです。そこで調べてみました。

すると、どうやらこれは直線距離にして約5.0km下流にある関西電力の市川発電所(兵庫県神崎郡神河町大河[かみかわちょう おおかわ])のための取水堰らしい。同発電所の運用開始が1911年12月なので、この取水堰もその時期に設置されたものと思われます(参考)。よく見ると土台部分などは石積みの工事がされていて、これは大正から昭和初期にかけての工法なのは明らか。職人の丁寧な仕事を思わせます。なお、写真を撮り忘れましたが取水口は左岸側にあり、分水した水は市川とは別の導水路を通って市川発電所へ流れ込んで発電に使用されます。

いうまでもありませんが、この場所はグーグル先生の地図には載っていません。だから見つけた時、なんだか宝物を掘り当てた気分。

はははは。
コメント