ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

浅川ダム(再訪2022)

2022-03-08 06:56:04 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県長野市真光寺にある信濃川水系の浅川ダムを再訪します。前回の訪問は深夜だったので今回は昼間の姿を見ようと思い訪ねました。アクセスは県道37号から「戸隠(とがくし)、飯綱高原(いいづなこうげん)」方面へ向かう県道506号(浅川ループライン)に入り、真光寺ループ橋を過ぎ、トンネルを抜けたところを左折するとダム横に到着します。

ま、その前にループ橋の途中から脇道へ入り、ダム下へ向かいます。そこから「ご尊顔」を拝むことができるからです。では、ご覧ください! おおっ、ビューリホー。



ループ橋に戻り、そのまま左岸のダム横に向かいます。まず目に飛び込んでくるのはこの建物、「浅川ダム管理棟」です。それにしても雪が溶けないまま残っとる!





管理棟付近からダムを見ると、こんな感じ。



巨岩の中に嵌め込まれた「浅川ダム」のプレート。



駐車スペースの奥に「竣工記念碑」があります。



その裏側に書かれた「碑文」には当該ダム建設の経緯が記されています。それによると、下流域での水害防止のため、1977年からダム建設のための調査が開始されたものの、水没予定の地区からの反対や上流集落での過疎化が懸念されるなどの問題が噴出。そして討議・調整が行なわれた末、1993年5月に確認書の締結がなされ、付替道路としてループ橋および二本のトンネルの掘削工事の着工・完成となります。そして2000年にはダム本体工事の契約締結となりますが、翌年には当時の田中康夫長野県知事の「脱ダム宣言」により工事は中断。しばらくは宙ぶらりんの状態に。その後、2006年に村井仁が知事に当選するとダム工事は再開されます。ただ、当初は多目的ダムの予定だったのが流水型の治水専用ダムに変更されました。こうして2017年3月に当該ダムは完成したというわけです。



浅川ダムの案内板。この説明では、当該ダムが環境に配慮して基本的に川の流れを堰き止めない「流水型ダム」の型式を採用した洪水調節専用のダムのことが記されていますが、上に記した「碑文」のようなダム建設の経緯については触れられていません。案内板なんですからそうした経緯もちゃんと記すべきじゃないかと思うんですけどねえ…。



その隣には建設工法についての説明。



ダム上へ行くには少しなだらかなスロープを下ります。下ったところにはピカピカ光る浅川ダムのプレートが半分雪に埋もれていました。2010年3月12日に工事が開始され、2017年3月10日に完成とあります。



そういえば前回訪れた時にもこのポップな文字の看板がありました。標高566mを示すものです。



左岸からダムを見ると、こんな感じ。



これがダム上。歩いてみましょう。



ダム上、中央から見た上流側の景色。



一方、こちらはダム下。ここから53m下の景色。



下流側の遠景。この記事の一番上の「ご尊顔」の写真は、写真下方に見える橋から撮りました。



雪かきはダム上の中央付近までしかされておらず、右岸まで行くことはできませんでした。



そこから振り返ると、こんな感じ。



前回訪れた時にはダムの全貌がわかりませんでしたが、今回は雪化粧というオプション付きながらその全貌を見ることができてよかったです。
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