ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ま、これがフツーか…山村ダム(山村貯水池)

2022-03-01 06:59:39 | 三重(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は三重県四日市市山村町にある朝明川水系の山村ダム(山村貯水池)を訪れます。アクセスは四日市ジャンクションの東にあり、昨日記事にした伊坂ダムは同ジャンクションを軸にして反対側になります。

山村ダムは伊勢湾岸道の名古屋神戸線に接しているので、名古屋神戸線の下からはこんな感じに見えます。つまり高速道路上から見えるというわけですね。ただし、一瞬でしょうが。



左岸のダム横に来ました。ゲートがあって行けない感じですが立入禁止ではないのでクルマを近くに停めて歩いて行ってみることにします。



ダム上、中央から見た貯水池の様子。



わかります? 水の透明具合!惚れ惚れしますよ。



下流側の景色です。高速道路上をたくさんのトラックが行き交っていますね。



右岸のほうへ来ました。写真中央に見えるのが洪水吐。その向こうに建物があるので行ってみます。



これが右岸側から見たダム上。写真下側の白い手すりのようなところの下が洪水吐の水路です。



先ほどの洪水吐から溢れ出た水は、この水路を通って下流に向かいます。



洪水吐を違う角度から見ると、こんな感じ。



近くには山村ダムの案内板。なぜかピンボケ。



念のため、その概要を貼っておきます。これによると工事の着工が1971年8月で、1973年8月に完成したとあるので伊坂ダムよりも後に築造されたことがわかります。(伊坂ダムの完成は1966年7月)



同じダムでも、山村ダムが伊坂ダムと異なるのは明確な水源があること。つまり山村ダムのほうは以前訪れた岐阜県下呂市金山町にある岩屋ダムを水源とし、木曽川下流の馬飼頭首工(木曽川大堰)で取水された水がさらに下流にある弥富ポンプ場から導水路により山村ダムに付属する山村浄水場に流れ込みます。そして、やはり山村ダムに溜まった水を同浄水場に送水したものが下流のコンビナート工場群に供給されるという流れになっています。このダムが朝明川(あさけがわ)水系となっているのは水源こそ木曽川水系ですが、最終的に朝明川に流れ込み伊勢湾に達するので朝明川水系のダムとなるわけです。

それにしても伊坂ダムの賑わいに比べ、山村ダムの閑散たることといったらありません。近隣のダムなのにこんなにも違うものなのかと驚きます。静か過ぎて、ちょっと山村ダムが可哀想になりました。
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