湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

寄り道しているときではないのだが古書店「ブックアーチ」と特養ホームをつなぎ

2009-07-21 15:26:41 | 引きこもり
夏期講習が始まった。午前中1人のキャッチアップ後、保護者面談。こういう抑圧的な組み方はどうも性に合わない。早々と終わって、これから午後巡回してから、夕食の買物をして一度家に戻る。19時から夢たいカフェ準備会。

今日はEee PC-901を担ぎ出し接続している。小柄でも重い。電源なんぞ持ち歩く気になれない。相模線のような車内の操作だと、キーの作りからミスタッチも多めになってしまう。

昨日は、父を預かってもらっている特養ホームと、鶴が台のNPOの古本屋さん「ブックアーチ」をつなぐお節介をしていて、企画が動き出すとちょっと面白いことが起こる。その野次馬提案で、ここ数回ホーム理事長さんと、ブックアーチの山本さんを出会わせ、その企画はじわり動き出している。昨日はそのプレゼン資料を作っていた。山本さんはパワフルな青年だ。私の「わーく」が「藪こぎ3年」に入ろうとしていることで、ちょっと道草したくなった。本格稼動すれば、それはそれで私の出番はなくなるのだが。

集まった本や雑誌をパッケージにして、周期的にホームに配達する。ビジュアルな新中古雑誌を通所・入所の高齢者の皆さんに見てもらうが、内容をその世代の話題提供になるものを選んで届けていく。

ホームの自由な時間のとき、その本が手に取られ、内容に触発されたり、思い出を喚起されて話題がおしゃべりにつながったり、特に職員さんとの話題につながったりすればOK。

中には、これを作ったり、やってみたくなるものが出てきたとき、ホーム職員さんの仕事を応援する地域ボランティア探しを古本屋さんなり、直接市民活動サポートセンターに相談してもらい、関連ボランティアとつなぐという活動提案だ。交通費など実費の問題も残るのだが、それは調整可能。本を触媒に多様な変化を望むことが出来る。

こんな例がある。

化粧品のパンフレットを見せて、年配の女性の方の爪にネイルカラーを塗って遊んだら、他者の目に気付いたか、生活が積極的に変わってきた。

猫のグラビアを見ていて、猫をなでたくなった。アニマルセラピーの関係者につないだので、猫がホームにやってきた。

一輪挿しのページを見ていて、空き瓶コレクターに頼んで花瓶を用意し、花屋さんに頼んで後援会に花を届けてもらった。部屋に自分の一輪挿しが登場した。花を育てるガーデニングにつながった話も。

旅行雑誌を見ていたら、行った事のある場所の記事に出会った。その記事を仲介に思い出話が膨らんだ。郷里を思い出して話が広がり、同郷の友達が生まれた。etc.

情報は記憶・アイデアを喚起する。情報はネットワーキングに乗って生きてくる。そのことをつっついてみたのだ。まあ私の本業が始まるまでの余芸なのだが。あとは「ブックアーチ」と「特養ホーム」の脳みその柔らかさと情熱にかかっている。押し付けずほどほどにという選択も、これはお好みで出来るお仕事。

これはホームだけに限らない。膨らむ要素があることに気付けば、それは火種になるはず。ま、ここまで。

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相模線で書き込みをしていると、あっという間に茅ヶ崎についてしまう。塾の面談中に、もうひとつの予備校の事務局から電話が入って、巡回が消えた。本人が、どうしたのか本校に現れたからだった。これはいい知らせではなく、家で何かが起こっている証拠なのだった。同僚が話を聞いているから、事態の悪化はしないだろう。こういうとき、訪問講師は困ってしまう。交通費補償はあるが、給料は出ないからだ。出来高払いみたいなものだ。

家に戻ったら、父が部屋の真ん中で昼食を食べていた。母は自分の部屋で、ふて寝を決め込んでいた。転倒したがベッドに戻れない。口論の末、お盆の上に昼食を載せたまま、転倒した父の傍らに置いて、母は階段を降りてきてしまった。父は父で、食事に気が付かず、そのまま居眠り。数時間後、冷えた昼食に気付いて、少しずつ食べようとしていたところだった。

部屋の椅子や歩行器を近くに置きながら、うつ伏せ姿勢から片膝立ちと両手を股に引き込むようにしながら半回転して立ちあがる方法を見せる。私の膝は骨折後もこの膝立ちが一番困難。痛みに冷や汗をかきながら父の姿勢を合わせさせ、椅子の脇に立ち上がらせた。椅子の補助だけでは立ち上がれないというのは、今までの経験からわかっていた。歩行器の中に誘導したが、どうやら悪い方の腰を打っているようだった。今までは、「伝え歩き」と「ベッド這い上り」が自力で出来ていたが、今回はこれが介助がいる状態に後退していた。

紙パンツの中身はすっかり濡れて、交換したあともポータブルトイレに出向こうとした。やむなく背後から父の姿勢を支えることで排尿可能になる状態だった。

シャワーを浴びてから母に状況を聞いたが、手を引いて持ち上げようとしたらしい。それは絶対に無理。やれば母が壊れる。

最悪のときはSECOMの非常ボタンを押してガードマンを呼べと言ってある。1回5千円かかるが、私が急に対応できないときもある。

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昨夜、「わーく」の編集日程を描きながら考えていた。

「わーく」の事務所作りの準備企画をすることにした。小さな懇談会である。「あすなろ会」のBig Issue 販売再開の際に準備しているお祝いの会5~6人より少ないなと思いつつ、ともあれ9月再刊をすることに。この方が実質的なり。「わーく」の方向性を描いた号になる。

「わーく」の仕事は本人活動を軸にした地域就労支援センター作り。その仕事を買い物代行を中心とした地域起業をプレ就労的に重ね合わせていく。「子ども・若者支援地域協議会」の一翼を担えるように、環境を整備していく。独自性は本人活動、この一点。

今回巡回が流れた方は、今から考えると、前日、その予兆があった。こじれなければいいのだが。電話相談は本当に経験だけが頼り。鈍っているぞと自戒。

昨日は、帰宅後仮眠。ところが母の計らいでそのまま午前3時40分、父の転倒音で目覚めるまでぐっすり。幸い夜間傾聴の申込みは無かった。なかなか事態を拓くことが出来ない。手詰まりのときは、自分で手を詰めているものなのだが。さて。


夜間傾聴:□□君(仮名)


(校正3回目済み)

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