湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/23 被災時の高校生の活動集団を意識すること

2013-09-24 05:56:30 | 引きこもり

2013/09/23 記
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咳き込みがひどくなり、熱(37.6℃)があるので墓参は中止となった。台風が天気図に登場すると、喘息や風邪を引く癖が子どもの頃にあったが、この歳になって復活するとは、思わなかった。さすがに家事を手抜きしても文句をいわれずに済んだ。

27日がボランティア塾の締め切りである。相棒が得られそうも無いが、助手がいる。変則的だが、鶴嶺高生を2名、準備段階からお手伝い願うことにした。またもめるのだろう。

被災時、中学生はクラス単位で、お手伝い願うパターンが増えるだろう。地域と学習集団が私学を除いて重なっているからだ。ところが、避難所や仮設住宅での避難生活の中では、肝心の大学生・高校生は彼の居住地と学習集団が重ならない。このため、ボランティア参加するには、個々人が大人ボランティア集団に飛び込まなくてはならない。ここに高いハードルが存在する。中間支援者が地元活動につなぐ作業が必要となる。

今回は、この辺のシュミレーションを行う。

私と議論し、仮想場面へと誘う相手がいる。それが高校生2名。

また、彼らは従来の友人と、避難生活という地域割りの知人とは違ってしまう。だから避難生活時の活動グループは、避難所を行き来して拠点避難所を決めて活動を行うが、そこには知人を事前につかんでおけば、自分の集団のイメージが沸く。これをもっていてほしいのだ。

そこで、なしうることを考えた。いろいろ活動があるから飛び込みなさいという紹介ではなく、誰か友達と組んで活動につながりなさいという、一歩具体的な提案を行いたい。

被災地で見聞きした高校生の活動は、休校中という制限下、自主学習という縛りがかけれることが多かった。交通遮断をものともせず、高校またはその近くにあつまり、部活のある子は部活を、仲良し集団でおしゃべりをして日をすごす子がいる一方、避難所運営に飛び込んだり、外での大人の手伝いをしている子もいた。学校生活がモラトリアム的な性格を持つがゆえに、大人の営みと分離したまま、受身の高校生が多かったのも事実だった。高校生を家庭に帰し、再建活動の営みの中に自らの立場を体験的につかんでいく大きな実験場が被災地なのだというセンスを大人は持つ必要がある。災害ユートピアに語られる「必要とされる体験」を得る貴重な場面なのだということを踏まえて、彼らの自立活動デザインへと彼らを誘う試みがいる。

彼らの自己表現も、場の制限下で育てるべきだし、参加を個々人の決意による営みとするのではなく、数名規模の行動集団を形成していく誘いを行っていくのだ。

さて提案、高校生に通じるだろうか。

夜間傾聴>ひとり


(校正2回目済み)



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