湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

繰り返しの仕事の中で経験は蓄積するのだろうか

2008-12-07 15:07:06 | 引きこもり
父が膝が痛いというので、一般タクシーで、病院の救急外来に行ってきました。階段が騒ぎ。何とか父を下ろしたものの、上げるのができないので、覚悟で背負いやっと呼吸が戻ったところ。こめかみが脈打っています。以下は早朝に書き溜めたもの。母はマスクしたまま、自分の入院の支度をと、薬でぼけたまま、出かけてしまいました。

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母が風邪を引いて起きてこない。こんな事で我が家の動きは大騒動になってしまう。父の転倒と階段落下が隙をみるように起こる。未然に防いでいるものを入れると毎日起きている。土日にそれが起きると、ヘルパーさんの救援対応が取れないから、私が外出を中止しなくてはならない。しかしこれは、医療・介護現場では救急の事態とは考えられない。まだ母が入院する事態ではないからだ。

これで巡回指導と県サポの「もやい」の稲葉氏の講演会参加は吹き飛んだ。父も急に「背中がかゆい」と大声をあげ始めた。みるとジンマシンで背中全面が赤くはれ上がっていた。爪をたててかいたらしく、背中は傷だらけになっていた。こうなると、そのかゆみへの苛立ちで、部屋をむやみに歩き、いきおい部屋を出ようとする。

昨日のように、訪問集金があって業者が縁側に現れると、私の監視がルーズになったと見て、父は階段の上から一階の様子を見ている。食事の準備のときは、昨日は2階から履きそこなったスリッパが片方、階段を転げ落ちてきた。危ないのでスリッパを隠しておいたのに、いつの間にかお気に入りのスリッパを履いて、階段を降りようとする。まったく言う事を聞かない。危険極まりないのだ。何回転倒して怪我をしても全く危険への自覚が無い。

ここふつかほど、紙パンツや尿取りパッドがよごれない。変わりにポータブルトイレが無残なことになってしまった。防水シートは水溜り状になってしまう。尿に濡れた足で歩き回るから、部屋に汚れが拡がり、異臭がこもっていく。

こういう状態の高齢者には、レスタミン製剤のような眠気を誘う抗アレルギー製剤は、意識障害を起こす可能性があるので、利用は慎重にしなくてはならないが、食材補充と、昨日のBig Issue の件で、駅前で話すことが出来る関係者に伝えておく必要も有ったので、父には「かゆみ止め」と説明して薬を飲ませた。母の風邪はいつも喉風邪と鼻風邪なので、解熱剤を含まない常備薬を持っている。その分量を減らして、父に流用した。眠気誘導を逆に利用することにしたのだった。

胃壁保護剤とともに服薬後1時間、父は寝息をたてて眠り、少々の物音では反応しなくなった。清掃で溜まったぼろ布などの汚れた洗濯物を放置して、母に断って駅前にでかけようとした。母から「見張っているから大丈夫」との応答をもらい、来週の週明けの予想を見計らって、寒川図書館の書籍更新だけを済ませてくることにした。

そういう自分も、眠気で危うく相模線を乗り過ごしてしまうところだった。

神奈川新聞の5日(金)社会版に茅ヶ崎の自転車リサイクルの記事が大きく乗っている話を掴んでいたが、同紙ウェブのカナロコからはダウンロードできなかった。そんなこともあって、寒川からの帰りの道をバスにして、途中下車し買い物をジャスコで済ませれば、茅ヶ崎サポセンに寄ることができる。ここに神奈川新聞が保存してあるはずと立ち寄った。サポセンの壁に記事スクラップが紹介されていた。記事はすぐにその中に見つかり、窓口スタッフの方々の協力で、手際よくコピーを入手することができた。

3時間弱で駅前往復。帰宅すると父の部屋のカーテンが閉まっていた。嫌な予感がして玄関を入ると、汚れた紙パンツと尿取りパッドが階段下に散乱していた。母は母の寝室で眠っていた。父はパジャマを裏返しに履いて、シーツを汚した状態で布団を胴体に巻きつけて横になっていた。私が父のオムツ交換時、汚れた廃棄物を二重の袋づめにして階段から落としている作業を、父が真似をしたのだった。父は片手に夕刊を持っており、階段下にはスリッパも落ちていた。バリケードを階段に組むことを忘れていた。父は勝手に階段を下りてスリッパのまま玄関を出て、門の郵便受けから夕刊を取り出して、また階段を上がったのだった。スリッパには庭の枯れ芝と泥がついていた。そして階段の泥壁の一部がこすれ落ち、階段に砂粒が散っていた。父は途中で転倒したのだった。父の膝にアザが出来ていた。

母は気づかずに眠っていた。…状況判断が甘かった。

夕刊は開かずに握り締めたままにベッド下に放置されていた。階段昇降時、スリッパをわざわざはいて、新聞で片手がふさがっている状態で父は昇降した。肝が冷えた。父は夕刊を読むわけではない。主たるもの、傍らに新聞がなければならぬという性も無い習慣で、父は新聞を取りに行ったのだった。

リスを飼ったことがある方はご存知だろう。この時期、慣れている飼いリスでも、頬袋に餌をためてかごの隅に隠そうとしたり、枯葉の山がそこにはないのに、前足で枯葉を叩くように空間を叩く行動が始まる。このとき、リスに触れば、慣れたリスも威嚇して噛みついてくる。これは本能だが、父の習慣行動も、なんとも訂正されないもどかしさがある。

夜間、父の膝が腫れて来た。以前内出血した全く同じ場所を打っていた。介護者を苛立たせるのは、隠すということなく明晰な応答で「階段を降りた覚えは無い」と父が言い切ることだった。証拠を見せて論を追い込んでも、それは無益だった。むしろ膝を「階段でころんで怪我をした。危ないから、ひとりで階段をおりるのは、やめよう」と諭すのがせいぜいだ。患部を消毒し、剥がしてしまわないように塗り薬で湿布した。

母は夕刊の件に驚きながらも、「自業自得、首の骨を折ればよかったのに」と、私の話をはねのけた。巡回指導のひとりはFAXが使えたので、携帯とFAXでなんとか対応を済ませたが、これは契約違反なので、改めてもう一度訪問しなくてはならない。

昼間、父の宗教団体の信者さんが突然現れ、清掃終了直後の父の部屋に上がっていった。そのとき、一時留守番待機を頼めばよかったのだろう。ケアマネさんにメールを書いた。父のテスト入所が9日(火)に迫っていた。風邪を引かさないように、ここ数日、咳き込む母との接触を避けるようにした。母の胃はクリッピングしてある。風邪薬の刺激や咳き込みの振動でクリップがはずれないかと気になる。日曜は主治医も休診である。

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葉物をゆでて保存。調理手間を省く段取り。アレルギーの消炎酵素剤入りの軟膏を追加購入。(古いレスタミン・コーチゾン軟膏が処方箋薬だとは知らなかった。初めて買う薬局で断られてしまった。)バリケード設置について、母と再確認。父の緊急時、セコム非常用ボタンを使うことを確認。私への連絡は、その方が中断し帰宅しやすいからだ。119は勿論のことだ。

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マーガレット・ワイズ・ブラウンとレナード・ワイスガードの古典絵本「たいせつなこと」を友人の娘さんのクリスマス・プレゼントに加えることにした。価値観の宗教的転倒が見られるものの、この絵本は年齢が上がっても、それなりの読みが出来る。

●「たいせつなこと (ほんやく絵本) 」
●「The Important Book(英語版)」

あとはがらりと雰囲気が違うが、五味太郎氏のものかな。

夜間傾聴:町田さん(仮名)
     ******君(仮名)
     橋本君(仮名)

(校正1回目済み)
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