佐原の祭り、山車会館

2023-04-11 00:00:00 | たび
佐原は水運の町であると同時に祭りの町でもある。それも大祭が二つ。

まず、町が本宿と新宿と二つの地区に分かれている。それも江戸時代の最初の頃からのようだ。本宿には八坂神社があり、夏(7月中旬)に祇園祭りを行う。新宿の方は諏訪神社があり秋(10月中旬)に秋祭りがある。

江戸時代初期には神輿を担いでいたが中期になり山車(だし)を引くようになる。年々豪華になっていった。

江戸の方では享保の改革とか倹約気風が漂っていたが、佐原は幕府の意向を受けた地頭(旗本)が祭りを禁止しても、町民が無視していたと言われる。(想像だが、利根川の南側には銚子から関宿まで、ずらっと親分一家たちが並んで抗争を続けていて、とても旗本分際では手に負えなかったはずだ)



現在は、祭りで使われる山車が二基、山車会館に収納されている。二基の山車がちょうど収まる建物だが、歴史があるのは山車の方なので、山車の大きさに合わせて建物が建てられたに違いない。

見るべき日本の祭りなのだろう。