ある海鮮丼チェーンでのできごと

2023-04-28 00:00:18 | あじ
先日、東京と横浜の二か所を掛け持ちで移動しないといけなくなり、ランチの時間には短く、といってかなりの空腹であり、都内のある駅の近くにある海鮮丼系のチェーン店で、手早くすませようと、店外の自販機で食券を購入して、店内のカウンターに座る。

思えば、この店にはコロナ前にきたことはあるが、少なくとも3年は来ていなかった。その間に、主に物価が上がり、どこのレストランも慎重に値上げを浸透させている段階なのだろう。3年前の単価は覚えていないが、少しだけ高くなったようにも思える。

ここから先は、まったく私の感覚の話なので正しいか間違っているかは、個人的な感じということなのだが、面倒になるのは嫌なので店名を書くことはしない。

それで、しばらくして、カウンターに置かれた丼だが、食べ始めてから気が付いたのだが、以前よりもネタが1ミリか2ミリか薄くなったように思えた。いわゆるステルス値上げなのだろうか。そんなことしないで潔く値上げすればいいのに、と思ったが、もちろん口にはしない。

ところで、別のカウンターで、遠慮を知らないお客が大きな声で文句を付け始めた。

「前よりまずくなっている!」

まさに究極の一言だ。

私もムダに年齢をとっているが、飲食店で食事中に「まずい!」と言ったことはないし、誰かが口に出したのを聞いたこともなかった。

これに対して店長が返した話もどこかずれているのかもしれない。

「うちはチェーンなので、他の店と同じ味なのですよ」と言っていたのだが、なにか正しい解答じゃないように感じた。

長居は無用なので、外に出ると、食券機の前で、10名近い中国からの観光客が自販機の前でメニュー選びをしていた。あちらの国のガイドブックにでも掲載されているのだろうか。とても入りきらないだろう。