伊能忠敬記念館で国宝展を観る

2023-04-16 00:00:48 | 美術館・博物館・工芸品
佐原に行き、川舟に乗り、旧宿場町で食事をし、伊能忠敬の旧家を拝見し、夏、秋の祭りに使われる巨大な山車を観覧し、最後に伊能忠敬記念館で展示中の国宝展を観覧する。



なにしろ国宝だ。それも2010年。2345点もの資料が重要文化財から国宝に指定された。

地図・絵図類、文書・記録類、書状類、典籍類、器具類にわかれる。

まず、地図の作り方など、日本人の知らない技術を習得したわけだ。さらに、全国の地図を作ったということは、日本の海岸を全部回ったということ。足を踏み入れるのも困難という場所もある。

脚力も重要だ。

海岸は曲がりくねっている。



会場のほとんどの場所は撮影禁止であったが、旅先で使わる地図作りの一行が持ち運んだ机が出品されている。畳とのサイズ感から、かなり小さな机だ。



記念館の裏地にはブロンズ像が建てられている。頭の形がアインシュタイン博士に似ている。天才脳なのだろうか。銅像のサイズが実物大なのかよくわからないが、身長は150センチ程度。当時の日本人は背が低かったので、等身大かもしれない。