千葉出身の棋士(2/2)

2023-04-08 00:00:03 | しょうぎ
千葉出身の棋士といえば、昭和の時代は佐瀬勇次氏と長谷部久雄氏。佐瀬門下には多くのプロが輩出しているが、東京に出てから育成を本格化していて、千葉のイメージはない。育成と言えば現在では京成津田沼駅直結の将棋センターで弟子を増殖中の所司七段と柏駅至近の将棋センターで増殖中の石田九段が有名。都内を避け、といっても首都圏といった微妙なバランスの中で活躍中だと思う。

それと、そこを千葉といってはいけないということかもしれないが、幕末から明治初期に棋界を守っていた11世名人の伊藤宗印(八代)が選んだ道場があるのが両国。回向院から東に数百メートルの場所だ。実は江戸時代初期の江戸と下総の国境は隅田川で、両国橋から東は下総(千葉)だった。宗印の道場は、昔は千葉だった。人口増大で東に拡張(つまり千葉は縮小)されたわけだ。現代でいえばTDLのある浦安市が東京都になるようなものだ。すでに町田市は神奈川県の中で東京都になっている。


さて、3月25日出題作の解答。








今週の問題は、先週の「チ」に続き「バ」。濁点付問題はつくるのが難しい。離れた位置なので大駒になりやすいし、そうすると余詰めが発生する。余詰防止駒を置くと、文字が崩れる。



解ったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。