航空科学博物館は面白いが、

2023-04-09 00:00:46 | 美術館・博物館・工芸品
成田空港の南端のさらに南側に航空科学博物館がある。空港とは別の組織なので、空港の中から行けない。



建物の内と外に展示がある。博物館の名称に科学という言葉が入っているが、科学的なことはほとんどない。おもにジャンボ機に関する展示とかフライトシミュレーターでの模擬操縦とか。機長やCAの制服レンタルでの撮影とかもありそうで、ない。


しかし、ジャンボ(B747)のエンジンとかコックピットとか断面図とか見ると、偉大な旅客機だったことがしのばれる。



屋外展示では、国産機を中心に展示されている。史上唯一の国産旅客機であるYS―11がそのものが展示されている。



東京~仙台という出張で乗ったことがある。当時でもすでに期待が老朽化していて、たまたま座った窓側の席は、普通の窓ではなく緊急脱出口のドアになっていたのだが、フライト中にガタガタと動くわけだ。飛行中にドアが開いたら大変なので、必死に抑えていた。



それと三菱重工の旅客ジェット機の開発破綻について、報道では、YS-11をいつまでも超えられない、というような意見が多かったが、実は三菱重工はYS機を作ったわけではなく、もっと小さな機種(7人乗りのMU-2)を作っていた。