棋士感染で、禁断のテレワーク?

2020-04-04 00:00:00 | しょうぎ
新型コロナウイルスの感染者数が特に都市部で拡大している。棋士は対局の都合で多くが東京、阪神地区に在住しているのだろう(最も大切な棋士は別のエリアだが)。仮に(というか、今すぐでも)棋士に感染者が出るとどうするのだろう。将棋は長い時間、対面で対局するし、盤上で取った駒は、消毒もせずに駒台に乗せる。

しかも全棋士には一部の例外を除き、全棋戦への参加が認められ、さらに義務化されている。強ければ対局数が増えていき、感染リスクはそれだけ上昇する。全棋士が感染することになることもありうる。また、陽性になり、対局場に行けないとなると不戦敗になるが、多くはトーナメントなので同一棋戦でのチャンスは1年後となる。

将棋会館に行くこと自体、そもそも不要不急ということにもなりかねない。

普通の会社なら、テレワークということになる。が、将棋界には黒歴史があり、自宅からのインターネット対局なんてとんでもない!という人たちが出るだろう。(といっても、前回の事件では、誰一人不正工作は行っていなかったということになった。)

将棋会館での対局をネット対局に切り替えるためにはどうすればいいのか。隣に別のパソコンを置いて検討したり、親友の強豪棋士に電話で相談するとかしないようにする方法。

基本的には、ネット会議のように対局中の相手が見えるようにしたり、ネット上で棋譜も同時配信してしまえばいいと思う。衆人環視状態なら怪しいことはできないし、今、不正で勝ち星を積み重ねても、いずれ発覚するはず。

もっともテレワーク対局でいいとなると、大きなスペースの将棋連盟は不要になるわけだ。



今週の出題。

0404m


先週作が長かったので、今週は一桁。


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