王位署名入り免状

2020-04-18 00:00:01 | しょうぎ
通常、段位の免状には、将棋連盟会長、竜王、名人の三人の直筆の署名が記されている。何かの都合で私も何枚かの免状を持っているが、字が上手いのは、中原氏と大山氏だろうか。どちらかというと代筆をお願いしたい方々もいるような気がする。

ところが、昨年、『中年の星』とも言われた木村一基王位が誕生したことから、突然に期間限定で「王位署名入り」という免状が登場。追加料金11,000円(税込)を支払えばいいそうだ。唐突感があったが、なんとなく納得していた。3月末までの申し込みということだったが、5月10日までに延長された。

しかし、よく考えてみると、「王位署名入り」というのは深慮遠謀があるのではないかと思い始めた。部分的には大変に頭の良い人たちの組織なので先の先を読んだ一手だったのだろう。つまり、最も人気のある棋士がまもなくタイトルを獲得したときに、すかさず署名入り免状を売り出す準備なのだろう。今から和服の着付けに加え書道の練習をしておかなければならないだろうが、『藤』とか『聡』とか難易度は高い。





さて、4月4日出題作の解答。

短手数問題。3六馬が邪魔駒であることに気付くと、大盤振る舞いの捨て駒が見えるはず。

動く将棋盤はこちら(Flash版)。

Gif版。



今週の問題。



最後の方で、合駒登場。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とど意見をいただければ、正誤判定します。