名水百選『御手洗池』(能登)

2020-04-15 00:00:00 | たび
能登半島の東側、和倉温泉より北になるが、湧き水で有名な池がある。細い道路の入口に小学生が作った看板が立てられている。『みたらし池』と書かれている。漢字で書くと『御手洗池』となる。しかし『御手洗』という字は「おてあらい」「みたらい」「みたらし」と三通りに読める。本件は「みたらし」だ。

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看板の絵は池に赤い馬の鞍が浮かんでいるが、戦国時代に追い詰められた武士が馬とともに入水自殺したといわれ、鞍だけが赤く染まって浮き上がってきたことからこの一帯を赤倉と呼ぶようになったという怖い言い伝えを小学生に無理やり描かせたのだろう。馬も武士も見つからず鞍だけが池に残されたということなら、入水したと推測するより、単に鞍を捨てて馬も武士も逃げたと思うのが普通かもしれない。



この池は晴れている時は一帯が緑の光に包まれるそうだが、あいにく強風ビュービューの日で、ウイルスもどこかに飛んで行ってしまうはずだ(池のカエルがあらたな潜伏先になることもないだろう)。



池にも、杉の木にも、地面にも大量の苔が群生していて、マイナスイオンであふれているそうだ。ミネラルが豊富な水が一日600トンも湧き出すそうで、古くからお茶用に重宝されていたそうだ。



ただし、環境が苔に包まれているので、そのままでは飲まない方がいいそうだ。ウイルスだけではなく菌類のことだって、あまり研究されていないはずだ。これ以上、地球に厄災が増えないようにしなければならない。パワースポット3。