同窓会はバラバラに開く時代?

2018-09-26 00:00:11 | マーケティング
テレビCMにゴールデンボンバーを使い、ボウリング場の再生ビジネスに突き進んでいるかのような「ラウンドワン」社だが、実際の売上では、ボウリングは1/4。アミューズメントが1/2で、残る1/4がカラオケとスポッチャとのこと。

そして、ボウリングとカラオケの分野で12月頃から来夏にかけて現在投資を行っている新しいシステムが稼働する。正確なシステムの名称は教えてもらっていないが、「(仮称)ラウンドワンLIVE」ということにしているそうだ。

離れた会場を大型モニターで繋いで、同時空間を共有するという感じだ。例えば北海道の高校の同級生が、二十年後に札幌と東京と大阪のボウリングレーンやカラオケルームに集まって、バーチャル的共有空間を作るわけだ、遠隔地間のボウリング大会もできるし、別にカラオケを歌わなくとも三か所のルームが共有空間になって歓談できるわけだ。

大当たりなのだろうか。大外れなのだろうか。ちょっと想像しにくい。個人的には、テレビ会議みたいで嫌だなと感じるし、パーティで他人と話すのが苦手な人などは、積極的にしゃべりまくらないと、その場所にもどこにも実在してないみたいになってしまうのではないだろうか。

さらに、これは素晴らしいシステムだ、と社会の多くの人が思うようになると、カラオケルームすら不要で、全員自宅にいてパーティをすることすらできるような気がする。結婚披露宴の時に、新郎新婦と仲人が別会場にいたり、そもそも新郎と新婦が別の場所にいるかもしれないわけだ。もっとも葬儀なら大丈夫だろう。夫婦一緒のケースはかなり少ないだろう。俳句の会もいいかもしれない。カンニングできる。