学生数、極小化の大学

2018-09-19 00:00:26 | 市民A
昨日、大学別女子学生比率を調べたのだが、調査中に気が付いていたのだが、学生数(男女合計)が、きわめて少ない大学がある。具体的には100人以下の大学がいくつかある。

2017年5月時点で、スモーレスト3は、

気象大学校 59人
福岡国際大学 57人
東京神学大学 56人

一体、どうなっているのだろう。

まず、気象大学校だが、一週間ほど前に、とある理由で千葉県の柏の周辺地図をみていると駅から徒歩圏内にこの大学があることを知っていた。何をやる学校だろうかと思っていたのだが、結局、調べることになった。

実際、定員は少ないが人気があるわけだ。つまり大学といっても、この大学校に入ると卒業後に気象庁に入れるわけだ。簡単にいうと入学試験が国家公務員採用試験ということのようだ。狭き門だ。

次に、福岡国際大学。2017年では57人だが、2018年3月の卒業生をもって既に廃校している。2014年に入学した学生の卒業をもって廃校ということだったわけだ。気になるのは、授業内容についていけずに成績不良の場合、留年となるのだろうか。そうなると、留年生のためにもう一年大学を残さなければいけないのだろうか。まあ、そんな野暮なことにはならないだろう。

現在、大学のホームページは1ページのみで、卒業証明書の入手方法だけが記載されている。

ところが、この大学の系列短大がある。福岡女子短大。こちらは健在で、全日本学生ハンドボール大会で全国大会に出場するそうだ。

そして、スモーレスト1の東京神学大学。認可定員の半分以下である。場所は三鷹で、ICU(国際基督教大学)に隣接している。もはや一般の大学と同じような尺度で考えるのは難しいような気がする。教えるのは宗教ではなく宗教学ということなので大学になっているわけだ。