ヤング・デ・詰将棋改名論を読む

2014-12-06 00:00:34 | しょうぎ
最近(2014年12月)号の「詰将棋パラダイス誌」の中の読者サロンの中に、「ヤング・デ・詰将棋」のコーナーの改名を求める意見が掲載されていた。もともと、難易度や手数別に、「保育園」「幼稚園」「小学校(~7手詰)」「中学校(9~11手詰)」「高校(13~17手詰)」「短大(19~29手詰)」となっていて、さらに「大学」と「大学院」がある。その他に「ヤング・デ」のコーナーが二つあり、「デパート」のコーナーがある。

難易度を手数と割り切り、そこに学校の段階をはめ込んだのは、妙案だったのだろうが、その後、学校制度が変化して、中高一貫や保育園と幼稚園の統一とか。短大はきわめて数が減り、といっても修士と博士とは別物だ。まして「デパートは死語になりつつある」といえる。

改組するなら、保育園と幼稚園は統合したうえ、「天才児コーナー」と「凡才児コーナー」に再編。「デパート」は「ショッピングモール」に改名。

そして、「ヤング」とは、まったく唐突なネーミングだ。学校にいかない若い人の総称なのだろうか。それとも「不登校?」。「オタク?」いや詰将棋そのものがオタクだし。「院」とか「鑑」?

もっとも、読者サロンへ投稿された方からは、「若くもない人が投稿先にヤングではおかしいのではないか」という趣旨のご意見でもあるので、といっても「サロン」では他誌のマネだし、「ホーム」とか「グループホーム」では、まんまだし・・

多種多様の人が集まる米国社会を総称することばとして、「サラダボウル」というのがあるのだから、「サラダ」というのはどうだろう。二つの「ヤング」を統合して、10作の人気投票で入選回数は上位何名とか・・

と、思いながら12月号のヤングの問題を見ていると、気が付いたことがあるが気のせいだろう。


さて、11月12日出題作の解答。

b12


▲5二銀 △同玉 ▲8二龍 △同歩 ▲6四桂 △6三玉 ▲7三金 △同玉 ▲7二桂成 △6三玉 ▲6二馬まで11手詰。

理想的には、▲9二飛成(打) △8二桂合 ▲同龍としたいのだが、許してくれない。

動く詰将棋は、こちら


今週の出題。





わかったと思われた方は、コメント欄に総手数と最終手と酷評を記していただければ、正誤判断。