知的シングルになるためのゴルフ語源辞典

2011-03-23 00:00:14 | スポーツ
これは、ゴルフの本である。ゴルフの本なんか何冊読んでもゴルフが上手くなるはずはないと思いながらも、腰巻に「知るだけで10打縮まる!」と書かれていて、つい購入してしまう。



後で思うと、「知的シングル」と書かれているわけで、「ゴルフ」のハンディではなく、「知的ゴルフ」のハンディが縮まるということなのだろう。


なぜ、本など読むかと言うと、ゴルフ場に行けないから。ガソリンが買えないわけだ。車のタンクにはおよそ20リッターあるが、燃費は5キロなので、100キロしか走れない。いつも行く千葉のコースは往復120キロだし、御殿場の方のコースは80キロだが、富士山が噴火すると、火山弾の雨あられとなる。電車で行くにしても宅急便はいつ届くかはっきりしない。テレビをみても、国内トーナメントは中止だし、海外ツアーは深夜の放送だ。

それで、本書で面白い部分だが、結構、知った話が多い。

といっては身も蓋もないので、クラブの本数のこと。

今、クラブの本数は、ルール上、14本以下と決められている。なぜ、14本なのか。

ルールは1938年に決まった。ことのおこりは、米国の事情である。クラブメーカーが次々に色々なクラブを発明したため、ウォルター・ヘーゲンは25本、トミー・アーマーは24本。ハリー・クーパーは27本ものクラブを持っていた。一方、英国では、だいたい10本程度。アマチュアは8本というのが多かったようだ。

そして、全英オープンに米国選手が出場する時に、キャディから「割り増し料金」の話が出ていたそうだ。

で、14本に決まった理由だが、実際にクラブ本数を、米英で調べたそうだ。

英国のアマチュアの平均値が8本。米国のプロの本数が20本。これを足して2で割ったら14になる。(8+20)÷2。古来、よくつかわれる解決法だが、北方領土問題には適用されない。

ところで、自分の本数だが、ウッドが1、3、5の3本。ユーティリティが24度か27度のどちらか1本。アイアンが4.5、6、7、8、9、Pの7本。ウェッジが52度、56度のサンドと64度のサンドの3本。そして、パターは32インチか34インチのどちらか1本。つまり15本となって1本多い。何か1本を抜かなければならないのだが、あれこれ困ってしまう。本当は、パターの代わりにロフトの小さい、ドライバー(1W)を使ってもいいのかもしれない、と最近思っているのだが、世間体があるのでやったことはない。