第5グループの会

2011-03-15 00:00:52 | 市民A
計画停電なのか不正確停電なのかよくわからないのだが、都内を除いた首都圏を5つのグループにわけて、時間ごとに停電を行うということになり、JRや私鉄は大混乱となった。いつもよりも30分早く出発し、1時間遅く着いたりだ。

それで、第1グループから順に10時から停電のはずが、第4グループまでは停電回避となり、第5グループから停電がはじまることになった。

そして、実は、第5グループに所属しているのだ。夕方から夜にかけての停電。さらに、帰宅方向の鉄道も停電の影響で止まっている。

それで、会社で話をしているうちに、第5グループの会ができてしまう。横浜北部以外、千葉の柏、埼玉の越谷、それに23区は停電しないといいながら荒川区も含まれる。

「じゃあ、すぐに帰ることもできないし、帰っても停電なのだから、ちょっと飲んで行きましょうか」という方向に話がすぐにまとまる。

ということで、ちょっと一杯ということになる。第5グループの会だ。第5グループが夕方停電になるのは5日に一回のはずだ。結局、帰宅する時にはもみくちゃになってしまうのだから、一杯やらない方がいいのかもしれない。

普通、仲の良いグループというのは「この会が長く続けばいい」と思うものだが、この自然発生的な会について、そう思うものは、いないだろう。まあ、八百屋お七のようなラブストーリーが生まれたりもしないだろう。

ところで、計画停電だが、貯められないはずの電気を、なぜ不需要時間帯にも停電にしなければいけないのかということについて、実は合理的理由があるのだろうが、その合理的理由が改善されてもいないのに安易に停電を取りやめるのは、まったくの無責任なのではないだろうか。原発建屋の水素爆発映像を放送しなかったため、逆にシリアスな邪推を世界中にばらまいたNHKも同類だ。揃いも揃って親方日の丸方式。日本航空方式ともいう。こうなれば、親方自体が親方日の丸にならないことを祈るしかない。