太っ腹

2011-03-29 00:00:08 | スポーツ
女子ゴルファーの有村智恵さんが、最近2試合の賞金を全額(1200万円)を被災地支援として寄付するそうだ。



Sankeiより。

女子ゴルフの有村智恵(23)が24日、メジャー第1戦クラフト・ナビスコ選手権(31日開幕)出場のため、成田空港から米国へ出発した。

宮城・東北高出身で、街頭募金など東日本大震災の被災者支援を行っている。「明るいニュースを日本に届けるのは海外で頑張る選手の役目。今まで以上に特別な大会になる」と昨年9位に入った大会への意気込みを語った。

また、2位と健闘した米ツアーのHSBCチャンピオンズと国内開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースの獲得賞金全額の約1200万円を寄付することを明らかにした。


実は、ビジネスホテルチェーン東横インの室内誌「たのやく」3月号に、阪神淡路大震災の時に青木功選手のとった行動が記載されていた。なんとなく、大震災の事前に書かれた記事だとすると、気持ちが悪い。何しろ、小文の題名が「天災は忘れたころにやってくる」だし、「あれから16年にもなるんですね。2度と起こってほしくない震災です。」と〆られている。

さて、16年前の1995年1月17日、マニラで行われたヨーロピアンツアー第一戦に出場するため、青木功氏は成田発の飛行機に乗ったのだが、既に早朝の大地震のニュースを聞いていたわけだ。たまたま、飛行機は神戸上空を飛ぶことになり、乗客たちは窓から数千メートル下で炎と煙が神戸の街を覆っていることを見ることになる。

そして、マニラに着き、さっそくゴルフ場に到着した青木選手は、小さな段ボールの箱をもってロッカールームに消えたそうだ。

出場する、グレッグ・ノーマンやフレッド・カプルスなどから、ドル紙幣を寄付してもらい、段ボール箱に詰め込んでいたそうである。

青木選手らしい話である。

一方、有村選手。太っ腹である。若いからの太っ腹ということだろう。貧乏性のオトコの虫がついていたら、そうはしなかっただろう。