平熱上昇?もはやこれまでと思ったが

2010-11-05 00:00:06 | 市民A
インフルエンザの予防接種を打った。今年は、新型インフルエンザと旧型の混合らしい。不覚にも今年初めに新型に罹ったのだが、多分、新型混合じゃなくてもいいのだろうが、選択肢はない。

勤務先の近くにあり、数年前に開業したばかりの、何でも都合に合わせて治療してもらえる新型ドクターのところに行く。

そして、接種前に体温計で検温。

ただ、渡された体温計には、すでに36.いくつかの数値が表示されている。実は私の平熱は35度台の下の方だ。まあ、35でも36でもどうでもいいわけだから、そのまま腋に挟む。すると1分ほどで、チチチッチチチと鳴り出す。ずいぶん早い。

そして、取りだすと37度3分。

まずい。

「熱があります」と受付の女性に自己申告する。

「7度5分以上なければ大丈夫です。歩いて来ると熱が上がるものです。」

絶対に逃がさないぞ、という図である。まあ、面倒だし、発熱は気になるがそれで、直接病気になることもないだろう。

それで、診察室で、あっという間に接種終了である。どうも平熱が高い話を言い出しかねてしまった。というのも、いつも平熱が低いので、37度ともなると、かなりフラフラして半死半生に近くなる。そんな感じはまったくないわけだ。

となると、・・・

何も原因もないのに、人間の平熱が1度以上も上がったりすることは、ないはずである。かならず、どこかに病変があるわけだ。しかも簡単に見つからない場所にあって、かなり進行している。過去に逝ってしまった友人たちの多くがそれだ。「なんとなく熱がある。」「検診では見つからなかった・・。」「無念でしかたがない」。など。

たとえば、京都在住の親愛なる知人のこの方は、「最近平熱が1度上がったが大丈夫だろうか」とか心配しているようで、本来は、具体的に「こういう病気とか、ああいう病気とか、そういう可能性があるんじゃないのかな」とかコメント欄に書いてしまおうかと思ったものの、知らない方がいいこともあるわけで、つい書きそびれていたぐらいだ。

ところが、ひとごとではなかったわけだ。

もう、これまでなのか。美味いものでも食べなければならないのではないだろうか。毎日、会社なんかに言っている場合じゃないのではないだろうか。残った時間は飲む打つ買うに徹しなければならないのだろうか。

あれこれと思いめぐるわけだ。

そして、帰宅してからすぐに自宅の体温計で検温したわけだ。3分、4分、5分。いつまでたっても音がならない。

嫌な予感。やはり・・

待ちくたびれて体温計を取りだすと、そこには、いつもの見慣れた数字が表示されていた。

『35.4』

つまり、医者の体温計が故障しているわけだ。

すぐに電話をかけようかと思ったものの、やめた。

営業妨害になりそうだからだ。