ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

メタルガスケット

2007年08月12日 | ガスケット

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エアコンが動かなかった原因はコレだ!

赤矢印のヒューズは焦げたようになっていて、緑矢印の樹脂部品は溶けていました。こうした器具も15年経つと不具合が生じるようです。火事にならず良かったです。

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ソフィテル系のプライマリードライブカバーのインスペクションカバーガスケットです。

形状はショベルからと同じで、上が最新の60567-90Cで下が60537-90Bです。

車両は100周年記念の2003年モデルで、60537-90Bが使われていました。

日本での価格は共に950円。

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青矢印は精巧に打ち抜かれたベース(アルミニウム)に、バー&シールドマークとともに品番が刻印されています。

緑矢印のシールのゴムは0.3mmほどの高さがあり、当たり面の形状への追随性は優れているのではないでしょうか。

下の最新型は触った感じはフワフワしたものでコーティングしてありますが、シール性は旧型のほうが良かった気がします。

オレンジ色のニクイ奴(古すぎですね)

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プライマリーカバーのガスケットも同様のものが使われていて、ココもインスペクションカバーもオイルの滲みもありませんでしたから、オイル滲みに悩まれる方は入手できればコレが良いような気がします。

バイク盗難情報 バイクを置いて出掛ける際には盗難にご注意を。

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THE-CHOPPER-INDUSTRY-IS-DEAD!?

2007年08月11日 | 話題

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益々暑くなります。おまけに店内のエアコンが動かなくなり・・・・・。

THE-CHOPPER-INDUSTRY-IS-DEAD-JESSE-JAMES

If you pick up the latest issue of Jesse James’ Garage magazine, a pretty neat publication, there’s an insert specifically directed at West Coast Choppers and all of their products. They are coming out with a new frame, the CFL2, constructed by bending steel into a sort of monocoque chassis instead of the usual tube construction, something I’ll take a look at soon. But the interesting lead to that story is the quote by Jesse James, “Let’s face it, the chopper industry is dead.” Now didn’t someone predict that a couple of years ago? Hmm …, now who was that?

Highly skilled and creative motorcycle builders will keep doing fine work and we’ve pointed out quite a few on The Kneeslider, but the wide tire, stretched out, semi-functional chopper, … may it rest in peace.

これはあるサイトからの引用ですが、翻訳ソフトを使っても良く分かりません。何しろ chopper industryは”肉きり包丁産業”と訳されるくらいですから。

ジェシーの真意はもちろん分かりませんが、どうやら鋼板モノコックフレームを作っているようです。アメリカ経済は住宅バブルとよく言われ、住まいを再担保にして借り入れた金を消費に回すのは日本に住む我々にとても理解できません。今やサブプライムローンの一部の破綻がきっかけになり世界金融の危機が懸念されています。

アメリカ国内での高価なハイテク系カスタムブームは好景気が背景になっていたのは間違いないでしょう。何しろジェシーの West Coast Choppersでのスタート価格は聞くたびに高くなり、2年前でも10万ドルが最低!でしたから。

ジェシーが嘆く理由にはAMDでの受賞が外国人(彼らにとって)に占められた事実は関係あるのかないのか?

最後の文面は捨て台詞なのか?

いずれにせよ、行き着くところまで行ってしまった感があり、変わらざるを得ないと思う今日この頃です。

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ガタガタ音!?

2007年08月10日 | ブレーキ系

人気blogランキングへ やはり暑い。

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FLのように巨大な”バナナキャリパー”がフォークにフローティングマウントされていると、アイドリング時にはガタガタ結構おおきな音が出ることがあります。

画像の車両も例にもれず、キャリパーを外してみれば赤矢印のブッシュは磨耗しているし、ピンは赤両矢印のようにグラグラ。前オーナーも気にしていたようで、黄矢印のようにゴム板が貼ってありますが効果なしです。

ピンのガタツキは”バナナキャリパー⑧”で解説してあります。

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オーバーサイズのピンを作って交換すれば解消するはずですが、矢印で示す部分は肉厚が薄く注意しなければなりません。

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ところで矢印のイタバネはご覧になったことはありますか?

これは画像の車両に付いていたわけではなく、ジャンク品から見つけ出したものです。これ自体が純正品か不明ですが、同形状のものは41768-73という品番の純正部品(73~78)で、バイブレーションダンパークリップという名前があります。当時からキャリパーのガタツキが問題になっていたのでしょう。

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実際に付けてみると?

ダンパークリップは黄矢印のようなモーメントを発生させて、キャリパーを赤矢印の方向に押し付けます。

この車両のようにブッシュの磨耗が大きいと、ブレーキレバーを握れば緑矢印の方向にキャリパーの先端では5mmも動きます。

特に今回のように新しいパッドを取り付けた場合では、キャリパーがブレーキローターに対して斜めになるために、パッドの角が常にローターに接触してしまうので”引きずり”状態になり具合がよろしくありません。

この部品がジャンクになっていたのは当然で、ブッシュを新しいものにするのが先のようです。

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ワールドチャンピオンは!?

2007年08月09日 | 話題

人気blogランキングへ 今日は2連チャン。

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スタージスで行われた2007ワールドチャンピオンシップ オブ カスタムバイクビルダーはスウエーデンのStellan Egeland氏が獲得したようです。

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昨年のチャンピオンであるchicaraは2位?

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ワタシも敬愛する河北氏は残念ながら3位?これを作っていて忙しかったのですね。

HOT-DOCKのSITEはコチラ

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パドロック

2007年08月09日 | 話題

人気blogランキングへ 今日の暑さはこの夏最高?! 

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弊社の整備工場(作業場程度ですが)は百葉箱よりチョット暑いようで、画像のように37.8度!これでは仕事ができません。

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ところで夕べのザ・ベストハウス123はご覧になったでしょうか?

番組はいつも記事中にリンクしているSAKURAさんのブログにも予告されていましたが、ワタシは水曜日が定休日ですから欠かさず毎週観ています。

しかし1000℃に加熱しても、44口径のピストルで撃っても壊れないのは凄いですね。ただ焼き入れ処理された鋼はボロン鋼でなくともコンター(帯び鋸)では歯が立ちません。

画像は番組で紹介されたPL362Dで、調べたら価格は意外と安い?31.920円。

最近の窃盗団は強力な破壊兵器を持っているようで、かなり頑丈なロックを付けていても壊されるようですが、これなら大丈夫でしょうか?

お求めになるのはコチラ。(アフリエイトではありませんからご安心を)

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オイルプレッシャーゲージ②

2007年08月08日 | オイルその他

人気blogランキングへ 日本の夏は暑い! 

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昨日の午後に発注したら今日の午前に届きました。

恐るべし日本の流通!1300円の商品に500円の運賃と300円の代引き手数料は複雑な気持ちですが。

エコが叫ばれる中、簡素なパッケージがナンとも言えません。

ありがたい情報を提供していただいた1%ERさんには感謝いたします。

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これはCCIのオイルプレッシャーゲージキット。ロッカーシャフトのエンドに取り付けるアダプターが付属して、現地価格約50ドルちょい。

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今や日本の圧力の表示はパスカルに統一されていますから、MPaになっています。

ちなみに1MPaは145.04psiですから0.4MPaは58psiです。

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両方とも継ぎ手ネジはテーパーネジですが、日本の規格はPTでアメリカはNPTという規格で双方はよく似ていますが、ねじ山角度、ピッチ、基本径とも違うそうです。

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幸いにこの1/8サイズは矢印のように、シールテープを巻いて使えば洩れが生じることはありませんが、規格違いを認識しておいたほうが良いのは言うまでもありません。

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タップは工具屋で入手できますが、残念ながらワタシもPT規格のものしか持っていません。

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また同じ取り出し口に2個を取り付けて計測値を較べてみました。

長野計器製は針がびびります。

0.26MPaは37.7psiですから・・・・・。AutoMeterは46psi・・・・・・?

心情的には国産を信じたくなりますが、所詮小型計は目安に過ぎなく絶対値としては見られないのかもしれません。

使用温度範囲が-5~40℃なのは温度補正の問題かなと思っています。

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オイルプレッシャーゲージ

2007年08月07日 | オイルその他

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分かりづらいのですが、赤矢印がAutoMeter,緑矢印はVDO。画像の上と下は同じ場所から油圧を取り出していますが、あまりの値の違いに取り付け場所を取り替えてみました。

昨日の記事ではほほ同じ値だと申しましたが、オイルが冷えているときにもう一度較べてみたら、20psi程度では同じようですがVDOは40psiちょっと以上には上がらないようです。不良品なのか?

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コレは壊れているゲージです。パネルには錆の粉があるし、動かないので外そうと思ったら赤矢印の部分がもげてしまいました。

これはよくあるCCIのグリセリンが封入してあるものですが、青矢印の樹脂の蓋があるだけですから、蓋が外れて抜けてしまうことも多いです。

グリセリンが抜けたのは理解できますが、錆は水が入ったのでしょうか。

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ブルドン管式の圧力計ですね。

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緑矢印はブルドン管で、中の圧力が高くなると変形して赤矢印の方向に伸び、リンクを白矢印のように引っ張りギアを介して針を動かします。

ブルドン管圧力計の解説 ttp://www.m-system.co.jp/rensai/pdf/r0209.pdf(先頭のhは抜いてあります)

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試運転②

2007年08月06日 | エンジン

人気blogランキングへ 気温を見るのがイヤ! 

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発注しておいたオイルプレッシャーゲージが入荷しました。

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絶対値はともかく差だけはチェックしておきました。針の動きはAutoMeterのほうがレスポンスが良く、しかも細かいブレもありません。

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今日は前回より5℃くらい暑いので走行距離は10kmほど。画像はタンク内の油温です。

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これは前シリンダーのIGプラグ根本の温度。

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やはり後ろのほうが温度が高いですね。結構上がっていますね。

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後ろシリンダーのロッカーシャフトの油圧は前回と同じ10psi。ちなみに1psiは0.07kg/c㎡。

最近の自動車のオイルプレッシャーの警告灯のスイッチは0.5kg/c㎡前後が設定値らしいですから、10psi=0.7kg/c㎡ならアイドリングでは充分かとも思えますが、ソウでもないのは後ほど。

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AutoMeterはVDOより少々高めに表示しますが、この一番遠いロッカーシャフトにもほぼ同じ油圧が供給されていました。

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騒音関係改正案その後②

2007年08月05日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ 今日は更に暑く36.8℃! 

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ワタシが胆石による胆のう炎で入院治療したのは8年くらい前でした。幸い腹腔鏡による摘出手術は成功して10日ほどで退院することができ、それ以来は大した病気もせずに今日に至っています。しかし発症したときの痛さといったら、七転八倒ということぐらい言うべき言葉が見つからないほどです。

手術する前は6人部屋にいたのですが、そのとき同室した88歳のおじいさんの話です。

孫もたくさんいるようですが、奥さんには先立たれて一人住まいをしていたそうです。4度の開腹手術をして胃はほとんど残っていないらしいのですが、鼻にチューブを通している割には矍鑠(かくしゃく)としていました。

このおじいさんの趣味はナンと”バイクでのツーリング”、もちろん大型バイクではなくスーパーカブですが気ままにアチコチ行くのが何よりの楽しみだと話していました。

娘からは「危ないからやめてくれ」とよく言われるのだけど、「退院したらまだ乗るつもりだよ」と言っていたのを思い出します。

自力で自由に移動できるのに、自分の娘といえどもその都度頼まなくてはならない不自由さは如何ともし難いのでしょう。

パーソナル・モビリティという価値は景気変動や構造変化に対してサステイナブルである。しかも、社会の高齢化と行政の財政悪化により、移動の自由を伴う尊厳ある人生への期待値は高まって行くのに交通インフラの利便性の低下は免れないから、パーソナル・モビリティ需要は一層増大すると予想される。

これは住商アビームによる『2015年の国内自動車市場は果たして縮小しているか』という記事の抜粋ですが、件のおじいさんにとってスーパーカブはかけがえのないパーソナル・モビリティであって、ご本人の心理は想像するしかありませんが、きっとバイクに乗れる間の人生しか価値がないと思っているかもしれません。

ちなみにワタシの父は2年前に87歳で亡くなりましたが、自動車免許に縁がなく自転車で20kmくらいは遠出していました。恐るべし戦争体験者です。

 9年前に 6 百万台を割り込んだ後、590 万台前後で安定的に推移してきた国内自動車市場が昨年もう一段階落ちて 570 万台の水準となった。いよいよ少子高齢化の影響が現れ始めた、ついに中長期的な衰退の前兆が出たと見る向きが多い。

自動車は日本の基幹産業ですから、自販連は税金体系を正さない限り衰退に歯止めはきかないとまでの談話も出していますが、バイクは1980年前後の330万台国内出荷から暫く前年20%ダウンを続け、最近は70万台前後で安定しています。

バイクの06年の世界生産は4415万台と、前年比で12.3%増。日本メーカー4社合計の生産台数も05年の1995万台から2041万台へ同2.3%増えたが、中国やインドなど日本以外のアジア地域の生産台数が同12.6%増えた。この結果、日本メーカー車の生産シェアは05年の51%から06年は46%へ低下した。

日本のバイクメーカーは1980年代以来、初めて50%のシェアをきったそうですが、自国での販売台数の30倍を世界中で売っているのですね。

1980年がどちらもターニングポイントだったのでしょうか。

自動車の2006年世界生産台数は6.921万3千台だそうですから、バイクと合わせると実に1億台以上とは・・・・。

また、人間の尊厳についても考えてみなければならない。数年前に徳大寺有恒自動車文化研究所の所長から聞いた話が忘れられない。「欧州人は市民革命によって封建社会からの自由を得たのではない。産業革命によって移動の自由を手にしたときに初めて自由になったのだ。」という話だ。「欧州ではなぜ ATの普及が遅れたのか」という話の中から出てきたコメントだ。「人間の自由や尊厳は政府や制度によって保障されるのではなく、自らの意思で自らの行動をリニアにコントロールできる能力によって実現するものであり、欧州人の DNAには AT がそれに反すると刻み込まれている」というのが彼の主張であった。 若干大げさな気はするが、欧州人はケチだからというだけでは説明しきれない部分を補完する話だと思う。

またメルマガからの抜粋ですが、バイクを販売するときのトークは難しいものではありませんけれど、もっと本質的なことを他人に理解してもらおうと理論構築しようとすると中々できるものではありません。たぶん無理だろうし必要もないのかもしれませんが。

しかし徳大寺氏の言葉の中にヒントがありました。

バイクに乗って楽しむためには心身ともに健康なのが必須です。もちろん気力でカバーできる方もいらっしゃいます。

ワタシの知人、友人の中には大病を患って生還した方が何人かいますが、皆さんバイクにまた乗れることを妙に喜んでいます。そして口にするのは金より健康。

バイクに乗れることだけでも幸せを感じるべきでしょうか。少なくとも日本では。

現代社会はストレス社会とも言われますが、そこから脱却するには自分の意思で行動することが第一で、ストレスは意思と行動のズレから生じることだと・・・・。

ついでに申すと、日本での自動車文化やバイク文化が目に見えて発展しないのは、人々が自分で獲得したのは幻想で、消費の拡大の目的に組み入れられた結果ではないかと疑っています。

続きます。

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『2015年の国内自動車市場は果たして縮小しているか』全文

本文の青字部分は以下より抜粋してあります。

【この問題を取り上げる理由は何故か】

 9年前に 6 百万台を割り込んだ後、590 万台前後で安定的に推移してきた国内自動車市場が昨年もう一段階落ちて 570 万台の水準となった。いよいよ少子高齢化の影響が現れ始めた、ついに中長期的な衰退の前兆が出たと見る向きが多い。

 自販連は新車販売台数どころか保有台数まで 2018年以降(中でも東京は 2011
年以前に、その他 6 道府県も 2016年以前に)減少に転じると予測している。
今年 10月に開催される東京モーターショーは 8年ぶりに乗用車と商用車が同時に出展される賑やかなものになると期待されるが、一方で欧米メーカーの中にはアジアで複数のモーターショーに出展するのは非効率だとして東京を避けて中長期的により重要な北京・上海のモーターショーにシフトする動きも出てきていると言われる。オートバックスやガリバーなど主要なアフターマーケット関連事業者も急ピッチで海外進出を進めている。

 日本では世帯構成が極限まで最小化されている上に、既に 1 世帯に 1台以上が普及済みで、今後その世帯数が減少していくわけだから中長期的には避けられない傾向にはあろうが、本当にそんなに早く国内を見切ってしまっていいのかという問題提起が今回の主題である。見切る前提に立てば国内専用の製品開発は凍結されてしまうだろうし、販売網の整理も急がざるを得ない。大きな方向転換であるから、一度縮小に向かえば後戻りはきかない。少なくとも多大な時間を要する。極めて重要で慎重な判断が要求されるからである。

【自動車需要停滞の主犯は誰か】

 かつて自動車の購入や維持に回っていた家計の支出が携帯電話やインターネ
ット代などの通信費や教養娯楽費に回されてしまったとか、住宅ローンや教育
費の負担が重くなって自動車どころではなくなったという俗説があるが、これ
らは事実ではない。

 総務省統計局の家計調査によれば、2001年から 2006年までの 5年間に家計(全世帯)の消費支出はおよそ月 15 千円減少した(その主な動機は収入の減少)。中も減少幅の大きいのは、こづかいや交際費など「その他の消費支出」で月額 7 千円弱減少している。ついで「食費」で月 4 千円弱の減少。それから「住居」、「被服及び履物」、「教養娯楽」(いずれも月 1,800 円前後の減少)、「家具・家事用品」月 ,300 円弱)、「教育」(月 400 円弱)の順番となっている。

 逆にこの 5年間で最も家計支出が伸びているのが、「自動車関係費」を含む「交通・通信」で、月 900 円強増加している。支出の増加幅ではトップの「保健医療」と同水準である。

 「交通・通信」にはバス・鉄道など公共輸送の運賃や、携帯電話代など通信費の支出も含まれるが、公共輸送関連は月 700 円弱減少している。通信費は確かに増えているが月額 900 円少々の増加に過ぎず、必ずしも「自動車関係費」を圧迫していない。「自動車関係費」も月額 600 円強(2001年 16,500 円、2006年 17,100 円)増加しているからである。

 実は、自動車購入費用を圧迫しているのは、自動車自身であると考えられる。
「自動車関係費」の主要なアイテムは「自動車購入費」と「自動車維持費」の二つであるが、前者が 2001年(月額約 5,100 円)から 2006年(同 3,900 円)にかけて月額 1,200 円(23%)減少しているのに対して後者は同じ期間に約 11,200 円から約 13,000 円に月額 1,800 円増加している。その主因はガソリン代と任意自動車保険料にある。つまり、自動車の維持にお金が掛かるために代替のためのお金が捻出できなかったのが 2006年の市場急落の要因の一つになったという仮説が立てられる。携帯電話代はおこづかいや交際費の削減で捻出されており、自動車の買い控えの主要因とはいいがたい。

 もちろん、ガソリン代の増加は世界的な原油相場の高騰を石油元売業界が小売に転嫁した結果だし、自動車保険料の増加は交通事故の増加分を損保業界が回収に回ったことが一義的な要因である。だが、自動車業界側ではこのように考えるべきだろう。もし、あと 20% (ガソリン代の増加分)燃費に優れた製品を開発していたら販売台数の落ち込みはなかったかもしれない。また、予防安全に優れた製品を開発して事故件数をあと 5% (保険料の増加分)減らしていたら売上は下がらなかったかもしれないと。

 そこで冒頭に上げた米上院の妥協案を読み返してみると、北米自動車産業は自らを傷つけているように思えてならない。当初の法案は、2020年ガロンあたり 35 マイル(リッター 14.7km)を達成した後、毎年 4% ずつ改善し、2030年にガロン 51.8 マイル(リッター 21.8km)を自動車メーカーに義務付ける内容だったものが、産業界の反対で 2020年の水準で打ち止めの内容で決着したのだ。

 それからもう一つ重要なことがある。消費支出が月額 15 千円も減額される中で、自動車関係費は(それが維持費であれ購入費であれ)僅かでも逆に増額しているという事実は、パーソナル・モビリティという価値の、景気変動や構造変化に対する剛性がいかに高いかを示している。このことは誰に対して、どのような価値を持つ自動車を提供する者がこの市場でしぶとく生き延びることができるかを示唆していると言えるのではないだろうか。

【国内自動車市場のオポチュニティとリスクは何か】

 家計調査を別の角度から眺めていると面白いことに気付く。収入と消費支出と自動車関係費支出の 3 つの間にいくつかの捩れが見られることだ。

 日本の全都市平均(勤労者世帯)では、家計収入(中でも勤労者世帯の収入の中核である勤め先収入)は月 449 千円、消費支出は同 282 千円、自動車関係費支出は同 20 千円である(2006年)。この平均と県庁所在地の家計を比較してみると、次のような現象が見える。

1.日本で最も家計収入の高い地域は、北陸、東北、中京、四国に分布している(トップは金沢の 568 千円、ついで福井の 536 千円)
2.逆に家計収入の低い地域は、関西、北海道、九州である(最低は那覇の 299千円、ついで大津の 339 千円)
3.家計収入の割に消費支出が少ないのは、名古屋、千葉、和歌山の各都市と山
  陰(全都市平均では勤め先収入の 63% が消費支出に充てられているが、名古
  屋では 55% にとどまる)
4.逆に家計収入の割に消費支出が多いのは、前橋、仙台、新潟、甲府の各都市
  のほか、関西や九州の都市である(前橋では家計収入の 83.8%が消費支出に回っている)
5.家計収入の割に自動車関係支出が少ない地域には、東京、横浜、大阪など大都市が入り、これは予想通りだが、和歌山、秋田、岡山、松江、奈良、熊本、 高松など地方都市でも同様で、総じて東北、中国、四国、九州では自動車関 係支出が相対的に少ない(全国平均は 4.6%、東京は 2.2%)
6.逆に家計収入の割に自動車関係支出が多いのは、金沢、新潟、前橋、神戸、甲府、宇都宮など関東周辺と日本海側の各都市に多く、北陸、中京、南九州 にも多い(金沢は家計収入の 9.0% を自動車関係に支出している。全都市平均は 4.6%)7.消費支出の割に自動車関係支出が少ないのは、上記 5 の各都市のほかに、北九州、長崎、大津、仙台などがあげられる(全国平均は 7.2%、東京は 3.5%)
8.逆に消費支出の割に自動車関係支出が多いのは、主に 6 と同様の傾向(最高の新潟は消費支出の 13.7%、ついで金沢の 13.6% が自動車関係)だが、神戸(9.9%)、名古屋(9.8%)、千葉(8.1%)などの大都市もここに入る

 この中で特に注目したいのは当然のことながら 5~ 8 である。そこに国内自動車市場のオポチュニティとリスクが潜んでいると考えられるからである。

 5 や 7 に見られるとおり、東京、横浜、大阪などの大都市では収入や総支出の割に自動車関係支出が少ないが、だからといってそこにオポチュニティがあるとは言い切れない。交通インフラが発達したそれらの都市では、維持費のかかる自動車を購入する積極的な理由がないことが主な原因と考えられるからだ。
だが、神戸、名古屋、千葉のような少し規模の小さい大都市では収入や総支出の割に自動車関係支出が多いのはどうしてなのか検証してみる価値があるだろう。

 また、地方都市でも収入や総支出の割に自動車関係支出が高いところもあれば、低い地域もある。もちろん高支出地域の中には収入の減少によって支出が高く見える地域もあろう。だが、低支出地域には未開拓の自動車市場が残されている可能性があり、見込みなしと安易に切り捨ててしまうのではなく高支出地域の事情・戦略が何なのかを検討してみるべきである。

 特にここでは自動車の購入台数ではなく、支出金額を見ているから、もしかすると相対的に支出の低い地域と言っても台数は出ていて、単価が低い(例えば軽自動車)だけなのかもしれない。その場合は、どうしたら単価の引き上げ(つまり小型車移行)を受け入れてもらえるかが検討課題になる。

 逆に高支出地域と言っても高額車だけが動いていて台数的にはまだオポチュニティを残している可能性もある(いずれにせよコンビニ業界で売れ筋・死に筋分析に頼りすぎると、扱ったことのない隠れた売れ筋商品の存在に気付くこともなく機会損失を生みかねないのと通じる点があると思われる)。

 リスクと言う点では、相対的に自動車支出の高い地域は総じて比較的所得も貯蓄高も高い地方だということを考慮しなければならない。これらの地域では社会の高齢化が一段速いスピードで進行しており、退職金を得て年金生活に入ったクラスターが多いからこそ現時点での所得や貯蓄が多いとも考えられる。

 しかしながら、社会を賑わせているように年金の財政・管理は危機的な状況にあり、既に給付水準は低下し始めている。長寿化によって退職金で得た貯蓄の持続性にも懸念が生じる。日本の家計貯蓄率は 3.1% と 90年代半ば頃の米国の水準まで落ち込み、数年内にマイナスに転じると見込まれており、現金での買い物やローンの頭金捻出に支障が出てくるものと予想される。

 一方で保健医療の必要性は増加するが、国家保険財政・地方行政財政もまた厳しい状況にあって自己負担の増大を余儀なくされる。運転に必要な認知・判断・操作能力の物理的低下も否めない。

 国内自動車市場を底支えしてきた地方都市が高齢化のリスクに晒されているのである。2015年の自動車市場が縮小しているとする説の根拠の一つはそこにある。

【需要創出と社会秩序維持は誰の務めか】

 ここで財政破綻した夕張市のことを考えてみる。それがきっかけは別として日本が抱える構造的な問題と根が通じていることを考えると、おそらく数年以内に第二、第三の夕張が日本全国に現れるはずである。そこまで行かなくとも地方の医療を支える病院や交通を担っている公営・第三セクターの公共輸送はどこも財政的に回らなくなって、廃止や減便を余儀なくされているはずである。
今後高齢者の増加に伴って最も必要となるインフラが危機に瀕しているのである。

 そうなると地方から中核都市や大都市に住民の移動が始まると思われるが、中核都市や大都市側にも受入れの余力はそれほどないだけでなく、もし受入れが可能だったとしてもその結果、この国は後進国と同様の社会に陥る可能性がある。つまり、首都や一部の大都市だけに人口の殆どが集中し、その結果、都市はスラム化し、荒廃した地方は反社会的勢力の温床となっている状況である。

 また、人間の尊厳についても考えてみなければならない。数年前に徳大寺有恒自動車文化研究所の所長から聞いた話が忘れられない。「欧州人は市民革命によって封建社会からの自由を得たのではない。産業革命によって移動の自由を手にしたときに初めて自由になったのだ。」という話だ。「欧州ではなぜ ATの普及が遅れたのか」という話の中から出てきたコメントだ。「人間の自由や尊厳は政府や制度によって保障されるのではなく、自らの意思で自らの行動をリニアにコントロールできる能力によって実現するものであり、欧州人の DNAには AT がそれに反すると刻み込まれている」というのが彼の主張であった。
 若干大げさな気はするが、欧州人はケチだからというだけでは説明しきれない部分を補完する話だと思う。
 
 そこで再び夕張の話に戻るが、日本が後進国的な社会と化すことは絶対に避けたいと思う。また、どんなに年を取って多少は身体が不自由になっても自分の身の回りのことは自分自身でケアし、必要なら自らハンドルを取って病院に行くことのできる尊厳ある人生を最後まで送りたいと思う。パーソナル・モビリティこそが文明の進歩と人間の尊厳の証だと思う。おそらく殆どの日本人に共通する思いではないだろうか。

 そのようなことは国が考えればよいことだと思われるかもしれない。だが、もし、日本の自動車産業がこうした問題に向き合わず、自ら出来ることがあっても何ら回答を出さずに、若者向けのかっこいいクルマや生産性の高いクルマを作ることばかりにのぼせているのだとしたら、これまで優秀な人的リソースの継続的供給を受けて「Made in (または by) Japan」のブランド構築の恩恵を受けてきた日本社会への裏切りであって、日本車メーカーを名乗る資格はない。これは、日本車メーカーとしての根源的アイデンティティの問題であり、企業のミッション(存在目的・存在意義)に関わる本質的問題なのである。

 しかも、既に見てきたとおり、自動車に対する需要を作るのも潰すのも結局は自動車産業自身なのである。

【自動車メーカーの打ち手とその意味は何か】

 冒頭の記事によれば、日本以上の少子化に直面している韓国では政府が音頭
を取ってシニア向け自動車の開発を進めるという。

 日本では自動車メーカーがやれることが沢山ある。

 第一に、製品開発面では圧倒的に優れた燃費、人の認知・判断・操作の漏れや誤りを補完・補正し、年齢や能力に拘らず交通事故を予防する究極の ASV (先進安全自動車) を開発し、ガソリン代や保険料等の維持費負担をミニマムにすることである。

 第二に、販売流通面では個人個人の事情や嗜好を完全に把握する CRM システムとコンサルタント(コーチング、インテリアコーディネータやヘルスケアなどの能力を持つ人材)を開発・育成し、世界に一台しかない受注生産型・独自仕様のパーソナル・モビリティ(その代わり値引きはない)の発注を手伝う購買代理人オフィス(販売代理人であるディーラーとは異なる)を全国に配置することである。

 第三に、生産・物流面では世界に一台しかない自動車作りを最短のリードタイムと最小のコストで実現できる究極の BTO (Build to Order)型生産ラインと SCM システムを作ることである。

 第四に、金融面では残価保証型ローンを普及させ、どうしても生産・販売効率面から高価なものになりがちなパーソナル・モビリティを、貴重な貯蓄を使わずに獲得する手段を提供することである。

 このような手立てを打って行った場合、2015年の国内自動車市場は果たして縮小しているだろうか。

 既に見てきたように、パーソナル・モビリティという価値は景気変動や構造変化に対してサステイナブルである。しかも、社会の高齢化と行政の財政悪化により、移動の自由を伴う尊厳ある人生への期待値は高まって行くのに交通インフラの利便性の低下は免れないから、パーソナル・モビリティ需要は一層増大すると予想される。事実、経産省は人口動態変化を踏まえて家計の「交通・通信」支出は 2000年を 100 とした場合に、2015年には 111.7 まで増大すると予測している。これは保健医療の伸び(100 → 114.9)と大差ない水準である。

 また、ここまで主にシニア市場を中心に述べてきたが、生産年齢人口の減少により一層の社会進出が期待される女性層にとっても世界に一台しかない自分仕様の時間・空間づくりの魅力度は高いというのが、「女性脳」論者のわが秘書の見方である。

 従来以上にパーソナル・モビリティを必要としながらクルマを諦めつつあるシニア層、現在は軽自動車で我慢している女性層、その両者が集まる地方都市には未開拓のオポチュニティがあると考えられ、自動車産業の創意工夫で潜在需要を顕在化できれば、2015年の国内自動車市場はそれほど悲観的なものではないかもしれない。(ここに来て金利が上昇基調にあることも金利収入への依存度が高い高齢者世帯には朗報である。)

 そしていま日本で先行することは世界に先駆ける意味も持つ。欧州の多くの国々は日本に少し遅れて少子高齢化社会に突入するし、中国も 2030年には 2 人に 1 人が 60 歳以上の超高齢化社会を迎える。その先行実験を体験済みの自動車メーカーは 2015年以降も世界をリードする立場に立っているのではないだろうか。

住商アビーム自動車総合研究所 メルマガより転載

 


騒音関係改正案その後

2007年08月04日 | パブリックコメント関係

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道路運送車両法施行規則等関係規則(自動車騒音関係)の一部改正に係るパブリックコメントの募集が締め切られて半年が経ちましたが、未だ集計は発表されていません。

その後は、皆様も気になさっているかと思いますが、ワタシも水面下でジッとしていたわけではなく、3回ほど国交省のヒアリングにも立ち会いました。

話はまるきり変わりますが、あるマフラーメーカーO氏の証言。

2輪誌社長「これからマフラーメーカーさんは大変ですね」

O氏「いや、2輪誌さんも大変ですよ」

2輪誌社長「え?」

O氏「改正案のことでしょうけど、このまま公布されたらマフラーメーカーもなくなってしまうけど、輸入車のほとんども入らなくなってしまう可能性もあるし、国内仕様も半分くらいになってしまい、撤退するメーカーもあるかもしれませんよ」「そうなったらバイクをとりまく業界はおろか、ユーザーさんだっていなくなってしまいます」

2輪誌社長「??!!」

と、これほどの認識が実態です。

ワタシは”パブリックコメント関係”のなかでずっと訴えてきたつもりですが、改めて申しますと、騒音問題がありその関係法令が強化されるわけですから、それに反対することはやもすると社会にバイク乗りのエゴとも受け取られかねない危惧があります。

そうではなく、温暖化ガスの削減が叫ばれている中、バイクは元々エコ的な乗り物で、うまく活用すれば自体が製造段階から省資源で、交通渋滞の緩和にも貢献すれば、更にエネルギーを有効に消費できるはずです。

ところが過度の規制により、肝心の騒音問題を解消できる保証はなく、バイクそのものをぶっ壊す”角を矯めて牛を殺す”他ならない規制に違いありません。

今までは新型型式指定の規制値のみだった加速走行騒音73db、通常走行騒音72dbをいままで免除されていた使用過程車と平行輸入車のすべてに適応することが無茶な話で、日本の次に厳しいヨーロッパの基準は80db(加速走行騒音)で、輸入車(逆輸入を含む)はその規制値を守っていたはずです。

73dbの規制値では、マフラーから出る音はほとんど聞こえないレベルですから、エンジンの騒音、ドライブチェーン、タイヤ騒音、カウルのビビリ音がその基になります。

使用過程車にも規制値を守る義務が生じることは、規制値をクリアした国内仕様を製造したメーカーにも多大な負担が生じることになります。つまり未来永劫に規制値をオーバーしない製品を販売することになり、何かの不具合で規制値をオーバーすることが発覚したらリコールで修理しなくてはなりませんから、マフラーなどを腐食させる可能性のあるエタノール燃料に適応したバイクやクルマは怖くて売れません。

腐食しないマフラーを作れたとしても、貴重なクロームやニッケルは世界的に高騰していてコストアップは免れず、そのしわ寄せは結局ユーザーが負担することになるのではないでしょうか。

つまり使用過程車に規制値をかぶせるのは、かなり大袈裟なことになり、ユーザーの出来心で隔壁貫通なんてことをやれば、その努力も無になりかねません。結局机上の空論になってしまいます。

それどころか、趣味的要素の大きい大型バイクは、現状のマフラー交換(あくまでも近接騒音に適合したもの)が許されているものから乗り換えが促進されるとはとても思えませんので、効果が出ても10年近く掛かるのではないでしょうか?それでは”早急に対処しなければならないから”という理由に合いませんね。

ともあれ、正規な手続きを経てオートバイ議員連盟に陳情をして、松浪衆議院議員から国土交通省に委員会質問を行っていただきました。ビデオでご覧になれます(コチラ)。

松浪ケンタ議員のHP

この後、大臣の仰るように”よく話し合って”いますが・・・・・。予断は許せません。まず皆様に現状を知っていただくのが第一です。

バイク盗難情報 コチラも現状を知ってください。

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