これは以前に紹介したNortonだが、Norton Villiersの最近のプレスリリースによると全く新しいFITS(Forced Injection Two Stroke)エンジンを開発したようだ。
Our engine is designed for the present and the future, so the components we have designed are the very latest in technological design. For instance, ceramic bearings,Teflon and other coated surface treatments not yet on the market. Components will be treated with an advanced formula that never needs lubrication. This advanced formula is currently being tried and tested with a number of leading car manufacturers and within the aircraft design industry.
The engine is super charged by a Norton Villiers system giving controlled, outstanding, advanced power output over any of its rival engines. This advanced system exerts little to no drag when the engine is not driving. The control of the engine is via the latest engine management system including a laser ignition system which is under test. The engine has a Norton Villiers unique variable scavenge system giving reduced emissions. These reduced emissions will meet the current and the impending lower emission levels being introduced by the E.U. The carbon footprint made by our engines will be the descendants of any impurities within the fuel: The cleaner the fuel the lower the carbon footprint.
(ttp://www.nortonvilliers.com/より記事の抜粋を転載)
と、まだ市場に出回っていない表面コート材やニューセラミックベアリングを使い、オイルの混入は最小限にするようだ。
英国は2ストエンジンの発祥の地であるだけに、執念のようなものを感じる。
コメントに出てきたので、ここでチョッと航空機エンジン。あのマーリンエンジンを作り出したRolls-Royceが主力をジェットエンジンに移行するまえに2ストエンジンを開発していたことは余り知られていない。
ttp://modelenginenews.org/gp2/cercy2.jpg
掲載してるのがスケールモデルのサイトというのが面白いが、行程はこれを見れば分かると思う。スリーブバルブを使いシリンダー中央あたりから掃気をする。残念ながら、ピストンがオーバーヒートするために実用にはならなかったようなのだが、ジェットエンジンの開発がもっと遅ければ使われたのかもしれない。まあ、歴史に”もし”はご法度だが。
ttp://www.oldminibikes.com/forum/complete-mini-bikes/21879-honda-qa-50-sale.html
QA50は輸出モデルだが、30年以上前に見たときから何となく”モンキーのルーツ”と頭の片隅で思い込んでいた。
ttp://www.hondamonkey.co.uk/?page_id=210
まあ、ホンダの公式な資料にもこのZ100が多摩テックの開場にあわせて”1961年にデビューした”となっている。
ttp://www.honda.co.jp/motorcycle-graffiti/monkey/index.html
そして初めての市販モンキーのCZ100。この時代のホンダの形式名は排気量とは関係ない。
ttp://www.hobbytech.com/CushID/CushID.htm
対してクッシュマンが、それまでのステップスルーだけのモデル構成に”Eagleシリーズ”を加えたのは1950年。どうしてこの分野に進出したのか分からないが、”もしも”ステップスルーにもっと専念し力を注いでいたら、パッソルの大ブレークはなかったかもしれない。
小径ホイールに適切なハンドル位置を考えれば長いフォークとなってしまい、クッシュマン・イーグルの独特なスタイルに似てしまったZ100/CZ100だが、本格的に国内にも販売をしたZ50Mからは”トランクに積める”コンセプトで折り畳みハンドルにし、フォーク長が短くなり今見てもバランスが取れたスタイルになっている。
1971年のQA50と1982年のQR50の間は空白だったのかよく分からないのだが、キッズ用オフロードバイクのコンセプトは共通している。この間の10年余りはオフロードバイクそのものが大きく変革しているので、QA50だけが浮いたような存在に見えるだけに、タンクのデザインはクッシュマンからいただいたのではないかという疑念がぬぐえない。
ttp://motors.shop.ebay.com/Motorcycles-/6024/i.html?Make=Cushman
コメントにご質問を頂いたので。
まずは1954年の highlanderというモデルは現在のところ1.250ドル。
1959年のSuper Eagle は3.351ドル。いずれも落札されたわけではないので、最終的にいくらになるかは分かりません。
他にもあるけれども、画像転載元のURLでeBayをご覧ください。
tp://www.cushmanclubofamerica.com/buyselltrade/cforsale.html
これはクッシュマン 専門サイトの売り物件でナント9.500ドル!
面白いというか何というか、クッシュマンのエンジン仕様が出てこない。Wikipediaにも大したことは書いていないし、eBayの欄も空白になっている。お分かりの方がいらっしゃたら教えてください。アメリカではこの辺りの免許区分は、日本ほど厳密ではないだろうからなのか。
まあ、この記事を読んでいただいている方の中には”ググレ○○”と思うかもしれませんが、ググってみれば意外や意外で、例えば”クッシュマン”で検索するとウエアしか出てきません。色々条件を変えても大した違いはないし、”cushman sale"で9.500ドルのが引っ掛かったぐらいでしたので、eBayを探したわけです。
ttp://www.motorsportretro.com/2011/06/sammy-miller-museum/
世界一高価なバイクとしてPorcupine を紹介したが、第二次大戦まで時計を巻き戻してみれば水冷V4エンジンがある。
コレクションはあのサミー・ミラーのミュージアムだが、ライディングしているのはご本人だろう。
しかし、まあこのエンジンはX型に見えてしかたないのだが。
この時期のAJSやノートンは非常に高度なメカニズムを備えているのが特徴だが、考えてみれば時代背景は20世紀のなかでエンジンが一番発展した時代であり、その中心は航空機エンジンで、このRolls-Royce ExeはX24気筒でしかもスリーブバルブだ。
ttp://thp.yuku.com/topic/116/Custom-V-Rods#.TgDSpFv92kd
この画像をご存知の上でコメントを下さったのだと思いますが、思い起こせばVロッドがデビューしたときに、水冷エンジンのツアラーモデルが囁かれていた気がする。
ハーレーのツアラーと直接競合するのかは分からないが、この1600GTLの存在は今後のツアラーモデル全般に対して影響が大きいと思われる。
BMWとしては6気筒にこだわったらしいのだが、日本のメーカーから始まったコンパクト設計の極致とも言え、ボクサーツインよりも低重心ではないかと思える。今月の発売だったようだが、初期ロットははやくも売切れだそうだ。
しかも160馬力とパワフルだから、VRSC系では対抗するのにちょっと荷が重いのではないだろうか。
そうなると、既存のビッグツインのヘッド水冷化が現実味を帯びてくる。イヤ、妄想デス。ちなみに冒頭の画像はメイド バイ フォトショップだそうで。
ttp://www.motoblog.it/post/30234/harley-davidson-brevetta-il-raffreddamento-a-liquido-per-i-big-twin
タイトルでネタばれしているが・・・・。
エボからTwin-camにモデルチェンジしたときに、シリンダーベースガスケットが廃止されたり、クランクケースとトランスミッションケースの結合方法が変わったのは、他の理由があったにしても放熱対策ではないかと思ったが、それでもやはり冷却が足りないのかヘッドだけ水冷になるのではないかと噂されている。
ヘッドだけ水冷というのは前例があるので、それだけでは特許になるとも思えないが、噂の元は特許出願図面だ。察するところ、売りはツーリング系モデルに標準装備されているガードバンパーに組み込んだラジエターのようだ。
10年位前に同様な構想で、水のラジエターではなくオイルクーラーを考えていたのを思い出した。