ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

古い部品

2006年07月31日 | KOWAZA

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例のリメイクFXですが、フォークブラケットカバーのネームプレートがLOW RIDERではまずいので、元某誌編集部現在オレンジカウンティ在住のシゲチャンに探してもらい半年前に紹介したSuper Glideのネームプレートを、再メッキしたカバーに貼りました。

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ネームプレートは当時のパッケージに入っていました。こういうパーツも在るところには在るものですね。

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再メッキは錆びやすく、更に内側のへこんだ形状は物理特性上電解メッキは付きにくく、オマケに取り付けた後は磨く事もできませんから、取り付け前にコウシテ錆び止めを塗っておくと何年か後の結果が違います。

ワタシは私生活はマメではありませんが、仕事上ではマメになります。

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スターターモーター②

2006年07月30日 | 電気系

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エボエンジン以降に採用されているソレノイド一体のスターターモーターです。

これは社外品のクローム仕上げ1.6kwという仕様ですが、ユーザーのご希望により矢印の部分を、取り付け前にリンクルペイントに施工いたしました。

このタイプになってからは、通常の使用であるかぎり故障は随分と減りました。

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クロームメッキ部品をペイントする場合は、そのままではすぐに剥げてしまいますから、ブラストで表面を荒らす必要がありますので分解しました。本来はモーター部分だけで済むのですが、ついでにブログネタにするため全バラです。

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ブラシ部分です。スターターモーターという使用条件ですから、回転している時間が短いせいかブラシの寿命はあまり考えなくても良いでしょうね。

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構成部品の中で一番寿命が短いと思われるのは、このワンウエイクラッチです。日本での純正部品は¥33.000!もいたします。社外品は現地価格で$100前後ですから、心配でしたら事前の準備を!

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スタータークラッチの両端ベアリングは同じものですから、向きが逆でも間違いに気付きにくいです。写真のものは全体が社外品なので、すべてに当てはまるか分かりませんが、矢印のギアのフランジで向きが識別できます。フランジが無くて識別不能でしたら、青矢印ジャックシャフトの斜めスプラインの相手を確認すれば良いでしょう。

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赤矢印の端子にバッテリーから電源が常時供給され、スタータースイッチを押すとリレーを経由してプルコイルに通電されると、手に持っているプランジャーが円盤状のプレートを青矢印の端子に押し付けると、回路が形成されてモーターに電気を供給します。それと同時にジャックシャフトを押し出します。

ここは5角形のフタを外すと、すぐに見ることが出来ますから、たまには電極を磨いてやっても良いでしょうね。

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お宝発見? ②

2006年07月29日 | エンジン

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今日は超レア!?なお宝を紹介します。ウエブ上で見られるのはこのブログだけです。

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このスペシャルパーツの存在を知っている方は少なかろうと思います。BMW R100系のモデルにボルトオンで取り付け可能!でした。これも倉庫を片付けていたら発見したものです。

あのクラウザーが1980年代にリリースした4バルブヘッドキットです。BMWのコンポーネンツを使ったクラウザーMKM1000に装備されていたようなワタシの記憶ですが、先ほど検索して出てきた写真を見るとどうも違うようです。

当時のR100RSは70馬力程度でしたから、20~30馬力(確か?)上乗せできるこのキットは魅力的だったのでしょう。

しかし、この記事を書くのに最近のBMWのウエブカタログを見たら正直驚愕いたしました(知らないって事は恐ろしい)ツインの最速モデルは122馬力もあり、圧縮比はナント12.5! このところBMWにはスッカリご無沙汰していました。油冷と併用ですが、Ⅴツインより風に当りやすいフラットツインの利点ですね。

そう考えてみると、祖先のようなこの4バルブヘッドは感慨深いものです。

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市販キットとはいえ、さすがドイツ製で今見ても完成度は高い。開発はBMW自身?

バルブ挟み角は両方とも20度前後と、当時にしてはカナリ狭い設定です。

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バルブクリアランスの調整は矢印のエキセントリックカムを回転して行います。

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狭いところに押し込められたプッシュロッド。

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上記の理由で1本のプッシュロッドでは押せないため2分割してあり、写真のプッシュロッドはヘッドに設けられたガイドの中を動きます。巧妙な設計です。

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燃焼室側から見たプッシュロッド。下側のロッドと角度が付くため球状のエンドを受ける形状になっています。

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矢印はIGプラグで、エアスクープ状になったココから入った風が燃焼室付近を冷却します。

当時の記憶を辿ってみると、2バルブとの比較はゼファー400とゼファーΧ(カイ)との違いと言ったら良いのでしょうか(余計分からない?)。つまり4バルブ独特のシューとスムーズに加速するもので、値段は忘れましたけれど充分満足感はあったと思います。当時はハイパフォーマンスキャブも普及していなく、標準装備のビングキャブは結構大口径でしたから、高性能を望むとドウカティの標準であったデロルトくらい?

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ショベルカムギア

2006年07月28日 | バルブトレイン

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マタマタ例のFXですが、他の仕事の合い間に作業しているため、手をつけてから1年以上経ってしまいました。まあ売約済みというわけでないので、出来上がりは何時でも良いという感じですが・・・。

そんな訳で時には部品取りになってしまうこともあり、カムを他の車両に使ってしまったので、アンドリュースの#6がありましたから合わせてみました。

現在はお客さんがついていなくても、この先どのようになるか分かりませんから、いい加減に組む訳にもまいりませんね。

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カバーを取り付けようとしても入りません!

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ピニオンギアとカムギアは、ペイントマークされたカラーコードにより識別される7種類の大きさがあります。

カラーコードは黒・緑・青・赤・黄・白・オレンジとあり、ピニオンギアはこの順序に小から大になり、カムギアはこの反対の順序になります。

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フライホイールのシャフトからピニオンギアを外しますので、先ずナットを加熱してロックタイトを無効化します。この工業ドライヤーも10年以上使っていますが、こういった作業には無くてはならぬものです。

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ショベルは2面の変形ナットですから、手に持ったSSTが是非とも使いたいところです。ネジは逆ネジになっています。

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ピニオンギアを抜くのにも、SSTがないと思わぬ苦労をしてしまいます。

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簡単に抜けない訳は、このようにテーパー勘合になっています。

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今回のようなケースはソウソウないと思います。普通はカムを交換して、付属のギアではバックラッシュが許容範囲から外れてしまい、うなり音やカタカタ音がでてしまうことがあります。

ギアはプレスを使えば比較的簡単に抜く事が出来、入れ替える事は可能です。

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難しいのはこれから使うカムに今までのギアを組み込む時で、市販のイージーカムギアツールなどもありますが、アンドリュースのギアにマークされている線を倣って、元のカムから抜く前にマーキングしておけば良いのではないでしょうか。

このカムギアのバックラッシュはマニュアルにも数値の記載はなく、運転時の音による判断を求められていますが、例え異音の発生が無くても”固く”組んでしまうと、油温の上昇の原因にもなりかねません。

人気blogランキングへ  ようやく夏が到来するでしょうか。7月も、もう終わってしまいます。


排ガス規制

2006年07月27日 | 保安基準

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ライダースクラブ今月号(9月号)に掲載されているWAKANのアラン・カスカートのレポートを読んでいたら、ヨーロッパのユーロ3規制が来年から始まるとありました。
ユーロ3の実施時期はワタシが以前から検索したり調べていたのですが、中々見つかりませんでした。
日本の平成18年規制が輸入車にも適応されるのは平成20年9月からですので、ヨーロッパの方が先に規制が発表になっただけに、ほぼ同じ内容の規制が1年早いということになりますが、こうして考えてみると、ハーレーダビッドソンの2007年モデルが一斉に変ったことは当然と言わざるを得ません。

排ガス規制値(11年規制→18年規制)

平均値
     CO  13.0→2.0  HC 2.0→0.3  Nox  0.3→0.15
上限値
         20.0→2.7     2.93→0.4      0.51→0.2 

使用過程車アイドリング  CO 4.5%→3%  HC 2000ppm→1000ppm

乗用車 現行規制   CO 1.15  HC 0.05     Nox  0.05  単位はg/km

*ここの平均値は形式指定車で求められる数値、上限値は平行輸入車などの規制値(現在のハーレーダビッドドソンもココに含まれる)

現行の11年規制から18年規制になり数値的にも厳しいのは当然ですが、もっと大きいのは測定方法がコールドスタートになったことです。

乗用車の規制値もついでに記載しておきましたが、2輪車の次の規制値はコレと18年規制との中間くらいに?

*コールドスタート 文字通りに暖機運転無しで計測が始まる。現行の測定方法は2回分のモードパターンが暖機運転にあてられる。特にリーンバーン(希薄燃焼)方式では暖気が済むまでチョーク(エンリッチナー)を効かせる必要があり(触媒も機能する温度になるまで)それだけ厳しい条件である。

*測定方法
実験室温度の25℃に一晩放置したあと、2輪車モードといって市街地走行を想定したパターンを繰り返しダイナモ上を走行して、排出した全部の排気ガスを分析し1kmあたりの排出成分量を算出する.

日本の規制値はユーロ3を基にしたものですけれど、最近のニュースでは世界統一基準を採用する方向です。音量を含めた後付マフラーの形式指定制度の組み入れは、こうした背景も見逃せません。

ハーレーダビッドソンの全モデルのキャブレーションがヒューエルインジェクションに移行したのは、排ガス測定方法がコールドスタートになったのが要因なのはいうまでもありません。規制値自体が厳しくなっていますが、エンジンと触媒が運転温度に達する前はCOとHCの排出が多く、出来るだけ早く運転温度に達する設定が必要。

空冷エンジンの危機は?

空冷エンジンの存続危機はとりあえず気にしなくて済みました。「マフラーの容量」シリーズで燃焼室の形状の進歩について解説いたしましたけれど、もう一度排ガス規制をクリアするための事情やらをおさらいしましょう。

  • 現在の排ガス低減技術は希薄燃焼と3元触媒
  • 希薄燃焼をウマク行うには吸気行程でのスワール生成が必須
  • 理想の縦型スワールにはペントルーフ型燃焼室の4バルブ
  • ハーレーの燃焼室は2バルブながら縦スワールの生成も?(不完全としても)
  • 現行基準のような高いレベルでないならスポーツスターなどのように、触媒無し・キャブでもOK
  • しかし排ガス低減の点火マッピングに無理があるようで、ドライバビリティが悪くなる事も
  • コールドスタート導入で、暖気前の排出量をカバーするためにも暖気後の排出量低減の必要。
  • 暖気前の補正空燃比のコントロールにもインジェクションが必要。
  • 温度が上がりやすいリーンバーンでは、冷却性能と暖気を早めたい要求を両立させるコントロールは空冷では無理がある。
  • オーバーヒートは様々な害をもたらし、エンジンの寿命にも影響するばかりではなく、ノッキングしやすい状況になり走行を阻害してしまいます。

TCエンジンではシリンダーベースガスケットを廃止しましたが、これは冷却性能をカバーするためで、ヒートダムとなるガスケットを無くしてクランクケース全体も熱容量の一部とした他、ワタシが考えるにトランスミッションケースもクランクケースと広い面積で接する構造にし、少しでも冷えるようになっております。ミッションケースの下にあるオイルタンクも底部分にフィンでも付ければとも思いますが。

そう考えると、リンクルペイントも表面積を稼ぐ手段かも。

そういえば2007年モデルにはチョット不思議なデータも発表されています。マイル/ガロンは燃費のことですが、’06モデルのFLHTCUiが市街地で39マイル/ガロンなのに対して、’07は32.5と大きく落ち込んでいます。

32.5マイル/ガロンは約13.7km/Lに相当しますので、日本の混雑した道路では10km/Lに満たないかもしれませんね。

日本では幸か不幸か、まだ本格的な夏が到来していないので、06’ダイナが高温多湿の日本の夏の洗礼を受けていませんからオーバーヒートの報告を聞きませんけれど、どうなるか心配です。

皆様ご承知のように88から96にスケールアップして、それぞれの事情を抱えながら興味深々であると思います。この変更が乗り味にどのように影響するかはワタシも興味はありますが、燃費の落ち込みはガソリンを冷却に何処かで使っているのでしょうね。

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エンリッチナーにご用心

2006年07月26日 | 吸気系

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エンリッチナー効き放し!

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このHSR42キャブは、比較的安価ということもあって装着されている方も多かろうと思います。

矢印のエンリッチナーバルブは標準化された部品のようで、メーカーの枠を超えて純正のケイヒンと同じものです。

ところが、純正ケイヒンキャブの取り付け場所が反対の前側になっています。

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これは対策後でチョット不細工ですが、取り付けブラケットを追加移動させました。

元々の位置でもワイヤーは届くのですが、クランク形に曲げられてしまい戻りが悪く、操作ボタンを戻したつもりでもバルブは開いていたのですね。

つまり、エンリッチナーが効き放し状態です。

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上記の問題と同時に発生していたのは、2次エアーでした。

フランジの汚れは「生ガソリンが洩れて乾いた」ことが繰り返されたのを物語っています。

エンリッチナーの効き放しは空燃比がリッチに、2次エアーを吸っていると空燃比はリーンになりますので、ある条件下ではバランスが取れるかもしれませんが、やはり具合はよろしくありません。

各掲示板では、キャブレターの不調やセッティングの悩みを持つ方が、相変わらず多くいらっしゃいますが、こういった基本を押さえてから作業なされば、ホトンドの悩みから開放されるのではないかと思います。

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オイルフィルター

2006年07月25日 | オイルその他

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ショベルエンジンのモデルを所有の方はお馴染みの光景だと思いますが、純正オイルタンクにはオイルフィルターがココにあり、マニュアルによればオイル交換毎にエレメントは交換となっています。

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左側の純正フィルターは分解するとコンナに部品があります。青矢印のエレメントは毎回交換のはずですが、掃除して繰り返し使用する方も多いのではないでしょうか。古くなるとフィルター自体が屑になることも・・・・。

緑矢印は今回紹介するペーパーフィルターです。現地価格は$6前後。

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ドロップインというだけあって、純正フィルターの替わりに落とし込むだけです。

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純正フィルターの場合はキャップが手の込んだ造りになっていて、矢印の部分はリリーフバルブは組み込まれ、フィルターが詰まった時はココが開きます。

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ドロップインフィルターはキャップでシールされないために、底にリリーフバルブが付いています。

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まえに紹介したカスタムタンクですが、これらのホトンドはオイルフィルターがないために別に設ける必要があります。そうした思いやりがないカスタマイズはフィルター無しで運転されることになり、エンジン内各部は磨耗してしまった事実を目撃したこともあります。オイルフィルター無しのタンクには金属粉が溜まっています。

オイルの銘柄にいくら気を配っても、オイルフィルターが無くては何もなりません。

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プーリーボルトにご用心

2006年07月24日 | ドライブ系

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写真は2003年のダイナです。走行中に異音がするということで・・・・。

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ボルトが5本全部緩んでいました。

このボルトの指定締結トルクは74.6~88.1Nmという強大なものですから、通常はまず緩みません。タイヤ交換などの際に外す場合でも、緩んでいた事は覚えがないほどです。

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不可解なのはネジロック剤が残っていないということです。

4月5日の記事に”緩み止め””回り止め”の考察を書いていますが、ネジロック剤は所詮周り止めに過ぎませんが、この場合緩んだのは致し方ないとしても、10mmも抜け出てきたのはどうしたものか?

そう言えば、昔ベレットGTに乗っていた頃、デフが壊れたような音がしていた原因はホイールナットの緩みだったのを思い出しました。35年前の話です。

皆様も遠くへ出かける前や、そうでないときも点検をしてくださいな。

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オイルタンク加工

2006年07月23日 | オイルタンク

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例のリメイク中のFXですが、なんちゃってローライダーのときから付いていたオイルタンクを、以前メッキし直しておいたので仮付けしてみたら、どうにも具合が悪いし、カッコ悪い。

この手のカスタムオイルタンクは80年当時から価格もそれほど変っていません。まあ当時は¥250/$ということもありましたが。

¥250/$のレートで、アイテム数は現在の数百分の一、情報も数十分の一と思われ、それでも当時のハーレーオーナーは熱く、ヒトと違うハーレーのために血道をあげていました。

オイルタンクの内側にバッテリーを収めるアイデアは歴史が古く、ガソリンタンク右側のオイルタンクがシート下に移設して以来長らくコノ方式でしたが、1965年にエレクトラグライドが発売され、スターターモーターのための大きなバッテリーが納まらなくなってから、ショベルで見かける四角いオイルタンクがバッテリーと横に並ぶようになりました。

バッテリーの大きなFLでは無理でしたが、デビュー以来大人気のローラーダー(FXはホトンド見掛けもしなかった)では小振りのバッテリーがそのまま使えるため、外観がスッキリするバッテリーinオイルタンクは高価でしたが効果も高く、絶好のアイテムだったわけです。

しかし、ソフィテルが発売になりバッテリーinオイルタンクが純正採用されるとプレミアム性がなくなり、ワタシもリジッドフレーム以外にはアマリ取り付けることもなくなりました。

このリメイクFXではストックスタイルがコンセプトに合うののかなと思い、どうせ手間を掛けるなら純正タンクにしましょう。

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ホコリにまみれた姿が物語るように、ジャンクから純正タンクを引っ張り出しましたが、例のテックサイクルのスターターモーターは大きく、ヒドク干渉してしまいます。

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バッテリートレイを切り刻んで・・・・。

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こんなに小さくなってしまい、バッテリーはどうするの?

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スターターモーターと干渉するタンクのブラケット部分は切り取って、ネジきりしたスペーサーを取り付けます。

直接溶接するとタンクにクラックが入るのは目に見えていますから、適当な厚さのプレートを介して取り付けます。

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バッテリーは純正より小振りなオデッセイが使い勝手がよろしいです。

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タンクとトレイのつなぎ目は結構負荷が大きいので、シッカリ固定しておきます。

カスタマイズはコチラを弄ればアチラが立たずという例がとても沢山あります。発注する側(つまりユーザー)には勿論予算という枠がありますが、ガチガチの枠では返って仕上がりが悪いという事もご承知ください。

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タペットガイド

2006年07月22日 | バルブトレイン

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北海道在住のしょべろーさんからご質問いただきました。関東は梅雨が明ける気配が全く感じられませんけど、梅雨がなく秋が早い北海道では今を逃すと悔いが残るでしょうね。オーバーホールなどさっさと済ませて乗りたい気持ちが伝わってきます。

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タペットガイドはリフターブロックとも呼ばれますが、これは末尾が73の純正品です。

オイルのリターンホースが付いているのは、資料を見ると81年初期から82年後期までとなっていますが、手元に現物がないので較べる事ができません。しゅべろーさんの悩みは「リターンホースの付いているタペットガイドのオイル戻り穴はそれ以外のものに較べて小さいのではないか」という事ではないかと思います。

写真の矢印は上側の戻り穴の開口部です。

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そして下側の開口部です。2つの穴が1つに繋がっていますので、その割りに小さいですね。

ワタシもエンジンを止めてからスグにプッシュロッドカバーを外したことは何回もありますが、確かにオイルは意外と多く出てきますけれど、余り気に留めたことはありません。

シングル#50のオイルなどは暖機運転を充分行い適温になるまでは外気温では粘度が高く、この小さい穴ではオイルが戻りきらず残るのは、ある意味当然であるとも考えられます。

リターンホースがついているタイプは、前述のように現物が手元にありませんからココで検証することはできませんが、カム室側に穴が小さくとも開口していれば問題はないのではないでしょうか。

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