ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

夕日

2005年12月31日 | 日記
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Sa


先ほど撮った今年最後の夕日です。サヨナラ2005年・・・・。
皆様は今年は如何お過ごしだったでしょうか?
日記を書く習慣すら無かったワタシは、いつもはこんなに感傷的ではないのですが、ブログ効果でしょうか?

という訳で、今年は訪れて頂いてありがとうございました。
来年もヨロシクお願いします。

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自宅の前を流れる川には沢山の水鳥が・・・・
大掃除の合い間にフト目をやると、白鷺が沢山いました。例年より多くの数が見られます。
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WHITE HERONです。この寒いのに水に足を漬けちゃってサムそう!
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白鷺だけでなくカルガモもいます。
コドモが孵化したばかりだと親子の行列もみることができますヨ。
以前には中国人とおぼしき怪しい人物が、網を持ってカモを獲るべくウロウロしていたのですが、近所の子供たちが騒いで追い払った事件もありました。「ごちそうが泳いでる」とでも思ったのカモ。


SUキャブ

2005年12月29日 | 吸気系
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皆様は今年の仕事はもう納められたでしょうか?
ワタシはバトル オブ ツインなどに出場していた頃は(随分前ですが)正月も休みなしで仕事していましたが、今年は遠くに出かける予定も特にないので、このブログの更新は普段と変わりなくできそうです。

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ピストンをスムースに動かすために矢印で示すようにベアリングが使われています。
ベアリングのガイド(外筒)はドームにカシメられていて、別部品の設定はないようですので、痛んだらピストン&ドームでそっくり交換ということになりそうですが、社外メーカーからブラス製か何かのガイドだけリリースされているようです。
ワタシはこうした社外メーカーの対策部品を良く検証していないので、とやかく評価はできませんが、巷ではそう悪くは言われていないようです。
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ドームにポリッシュを掛け、オーバーホールし終わったSUキャブレター。
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通常新品のキャブキットには組み込まれている他に2本付いてきます。
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拡大してみると、BBDとBBXの刻印が見えます。

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リベラでは全部で5種類のニードルを用意していますが、チャ-トを見ても分りづらいので図形化してみましたが5倍くらいに誇張されていますので、イメージするくらいの役になっていませんか?
リベラの注釈をワタシのつたない英語力で・・・・
スタンダード
メインジェット 100、スプリング 赤4-1/2oz、ニードルBBT

ストック900スポーツスター
メインジェット 100、スプリング 赤4-1/2oz、ニードルBBD

モデファイ ショベルヘッド&エボリューション ヘッドワーク、カム、etc
メインジェット 100、スプリング シルバー8oz、ニードルBBTorBBX

ストローカーショベル 93cu,in まで
メインジェット 1015、スプリング シルバー8oz、ニードルBBT

ストローカーエボリューション 93cu,in まで
メインジェット 1015、スプリング シルバー8oz、ニードルBBTorBBX

と、まあかなり大雑把なセッテイングガイドですが、スプリングも12ozまで、ニードルもBBZまで用意されているのは興味がありますね。
スプリングが各種あるのは、ストローカーではベンチュリー内の流速が格段に早くなるための対処ですが、BBZ使ってそんなに濃いガス燃えるの?という疑問が・・・・

ワタシがL,A,からクルマで2時間くらいのポモナ(だったっけ?)のドラッグレース場に行ったのは、もう10年以上前のことですが、そこはレースも行われていないのに沢山のクルマやバイクが走りに来ていました。
高校生のクラブ活動?みたいな連中が古いフォードなど持ち込んでいたり、カワサキの2スト3気筒のレーサーをはしらせているアメリカ人もいたり、レベルは様々です。
そこはもちろんレースになると、トップフューエルやプロストックなども走るため、燃料はC14なども普通に売っているんですね。C14はオクタン価が13とかいう代物で、圧縮比は13とか14で威力を発揮するのです。これが普通のガソリンの3倍?くらいで誰でも買えるのです。
ワタシがC14を日本に輸入したら60Lで10万は払いました。
これをスーパーグースの430ccのエンジンでFCR41にMJを#210つけても#11のレーシングプラグは真っ白になってしまいます。

という日本とまるで違う環境のアメリカで売られているパーツは「売っているのだから使えるのだろう」という感覚で使うと酷い目に合うかもしれません。



    



古きを訪ねて・・・

2005年12月28日 | 書籍
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モーターマガジン社の「オートバイ」誌2006年2月号の付録です。
残念ながら現存メーカーの4社だけなので資料としては物足りないのですが、790円の付録としては充分だと思います。
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こちらは戦後の国産バイクを網羅した当時3000円の1987年に出版された八重洲出版の創立30周年記念本です。
これは手には入らないでしょう。
さ来年あたりに50周年記念を期待できそうですね。

バイクの資料はネットでも完成されたものは見つかりません。
モーターマガジン社や八重洲出版はクルマ、バイク雑誌の草分けですので、古い写真や資料をもっているからこそ、こういった資料本を作れるのでしょうね。
ワタシなどは1968年のCB750が発表されたときからリアルタイムで見てきたので感慨深いものがありますが、歴史を辿ってみるのもおもしろいのではないでしょうか?


ヘッドにクラック!

2005年12月26日 | シリンダー、シリンダーヘッド
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ショベルローライダーのマフラーから白煙が出てきたので、シリンダーヘッドを外してみました。
これでも堆積したカーボンは意外と少なかったですね。それほど昔でない時期にオーバーホールしたことが想像できます。
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バルブを抜いて、カーボンを落としてみるとジャジャーン!!
矢印のところにクラックが入っていました。
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バルブガイドを抜くのには、150℃くらいに加熱する必要があります。
この古い電気コンロもまだまだ役に立ちます。30分くらい載せておくと丁度イイ感じになりました。
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鉄丸棒を必要なサイズにした手造りSSTをあてがいハンマーで叩くとバルブガイドは抜けます。
ガイドは鋳鉄かブロンズなどの割れやすかったり、変形しやすい金属で出来ているので、決して強く叩いてはイケマセン。
また下には木片などを置いてヘッドに掛かる衝撃を和らげます。
抜けにくい時は加熱が足りないのかもしれません。くどいようですが、強く叩くとシリンダーヘッドにも損傷を与え取り返しの付かない事にもなりかねません。
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いずれにしてもバルブガイドをこのまま使うつもりはないので、全部抜いてしまいます。
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抜いたガイドを良く見てみると、左のモノの赤矢印が示すところはヘッドと密着していた痕跡があるのに対して、青矢印のところには液体ガスケットの残骸が見られます。
右のガイドも赤青の矢印のところはヘッドとの「当たり」が違いますね。更にオイルが付着しています。
つまり、バルブステムシールも壊れていなかったのに「オイル下がり」していたのは、バルブガイドがキチンと組み込まれていなかったのですね。
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ガイドを抜いてクラックの様子を見てみると、幸いにそれほど深くはないようです。
実はガイド周辺のクラックはさほど珍しい事ではないのです。
適切な修復作業を行えば、再発の心配もありません。
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クラックを溶接で直すのには、まず周辺をこのように削り込みます。
クラック内部には油分とかカーボンが滲みこんでいるので、これらを除去しないと強度のでる溶接ができないのです。
鉄系の溶接にはこういう心配も少ないのですが、アルミ溶接には不純物は大敵ですね。
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アルミ溶接の場合は熱がドンドン逃げてしまいますので、予熱が必要です。
歪みや強度を考えなければ溶接電流をあげたり、小さいものでしたら溶接しているうちに熱くなりますので、予熱する必要はないかもしれませんが、モノがモノだけに作業条件を整えたほうが良いでしょう。
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無事に溶接終了です。
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ガイド穴に盛り上がった溶接をリューターで削り、盛りかたが充分であるかチェックします。
この先は内燃加工屋の外注にだして、こちらの指定どおりにガイドの打ち込みや、バルブシートの研磨などを依頼します。
全部自分でやっつけても良いのですが、更に設備投資が必要になりますので、25年来のお付き合いの井上ボーリングに任せてしまいます。



ショベルヘッド

2005年12月25日 | カスタマイズ ハーレー
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このハーレーは去年仕入れたのですが、外観はローライダーだったのですけれどシリアルは2CでFXのナンチャッテLowRiderだったのですね。
今年の初めからフレームをパウダーコート掛けたり、エンジンばらしたりしていましたが、未だこの状態です。
仕上げようと思っていても、お客さんがついていないとこんなモンですね。
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タンクはただ今人気上昇中です。
半年くらい前にターミーにプレゼントすると言っていたのですが、遠慮していたので送ってあげなかったのが功を奏して、現在はこのフレームに乗っています。(もう忘れてくれ!!)
丸ごと1台バラしてペイントやらメッキなどやり直して仕上げると、気が遠くなるほど手間が掛かり時間も掛かりますが、お客さんが付く前だと自分の好きなようにできるので、結構楽しめます。
シリンダーヘッドはパンにしようかとも思っています。
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トリプルツリーのカバーにつくオーナメント。
アメリカのデイラーにあるのを見つけた未使用品。もちろん当時のパッケージ。
タンクロゴは全滅でした。




プライマリードライブ ドレン

2005年12月25日 | プライマリードライブ

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プライマリードライブのドレンボルトには磁石が付いていて、特にスターターリングギアは破片が出やすいので、オイルのなかの細かい鉄粉を吸着するようになっています。
ところが、コレが壊れる事もあるのですね。矢印のピンで固定してあったのが抜けてしまい、磁石は粉々になってしまいました。
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磁石の粉末は特に悪い事をしているわけでなく、クラッチを分解しても痕跡は残っていないですね。
まあ、こういうこともあるという事で・・・・。


5速ミッションオイル洩れ

2005年12月25日 | トランスミッション
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写真は94年FXDLのプライマリードライブを外したところの写真ですが、ご覧の通りドライブプーリーがオイル洩れで濡れています。ビッグツインのミッションも5速になってからは格段にオイル洩れも少なくなっていますが、94年まではこれから説明するところがタマに具合が悪くなります。

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左のオイルシールは今まで入っていたのと同じもので、右が更新された新しい品番のオイルシールです。
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ところが新しいオイルシールを挿入しても厚みがあるため、このようにとび出ています。
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5速ギアの中のニードルベアリングをインストールするSSTを出してみると、5速ギアの端面から約7mm奥まで入るようになっています。しかし、写真のニードルベアリングの位置は淵から5mm程度しかないですね。

*記憶を辿ってみると、94~95年頃にこのオイルシールが脱落するトラブルが何件かあり、シールの挿入深さを深くする指示がメーカーから出ていたのを思い出しました。その頃はシールの厚さは薄かったので、ニードルベアリングの位置はさほど問題ではなかったのでしょう。
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オイルシールの厚さが変わったのはそれなりの理由(抜けにくい?)があるのでしょうから、ニードルベアリングの位置をメーカーの設定まで押し込むことにして、SSTをちょっと加工しました。
このSSTはプレスで押すのが元々の使い方ですが、そうするために5速ギアを抜いてしまうと外側のベアリングも交換の必要が出てしまい、余計なコストが掛かってしまいます。
SSTに矢印が示すように穴を開けて、他のSSTを利用してネジの力を使います。
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このように工夫すれば、余計な部品交換もすることなく、メーカーの指示通りの作業を行え安心できますね。

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安全にベアリングを壊すことなく、ニードルベアリングを規定の位置まで押し込むことができました。
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途中省略ですが、オイルシールもキチンと収まりました。
こういった後からの小変更はサービスブリテンによってメーカーから通告されますが、なかなか目に付くことではないので、新しく出荷された部品が元々ついていたモノと異なっている場合には要注意です。


メンテナンス工事

2005年12月24日 | ブログ情報
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昨日はこのブログ人のメンテナンス工事があり、お昼ごろまでに終わるはずだったのが結局1日掛かってしまったようでした。工事中はワタシも何回もアクセスして「まだ終わらないのかよ!」と言う感じでイライラさせられましたけれど、思わぬクリスマスプレゼントが・・・・・。
このブログは200Mの契約でしたが、写真が多いので既に半分以上使ってしまって、さてどうしたものかと思っていたのが、なんと今回の工事で10Gに容量アップでした。
クリスマスといえば、クリスマスツリーは誰が発明したかご存知ですか?
答はマルチン・ルターです。16世紀の話ですからそんなに昔ではありませんね。冬の夜空に輝く星の美しさを子供たちにも見せてあげたくて、常緑樹のモミの木にキャンドルをつけたのが始まりみたいです。モミの木は永遠の命のシンボルですね。